『すごいぞ!ボクの土木展』でも大フィーチャーされていた佐賀が世界に誇る土木遺産、筑後川昇開橋を見に行く。
国鉄佐賀線の可動橋としてつくられたものだが、1987年に廃線となったあとは遊歩道になり、観光スポットとして愛でられている。
国指定の重要文化財であり、 syoukaikyou.com なんてサイトまであるぞ。
まずは筑後川左岸の「筑後川昇開橋展望公園」へ。駐車場も整備された立派な公園。佐賀じゃなくて福岡だが。
こちら側には「筑後若津駅」跡地がある。
まずは橋を渡りに行く。
観光のための施設だが、特に入場料とかはなく、普通に歩いて渡れる。
ばばん
ジャーン
うお、持ち上がっている!
昇開橋の動いてる時間は16時台まで。この日は17時を過ぎていたので、もう動いてなかったのだった。なので、反対側に渡るのはまた明日。
動いてない時間は、上で止まってるんだな。
夜にはライトアップがあるということで、もう一度見に来た。
LEDがいろんな色に光るのがちょっと余計……という気がしないでもないが、それもまたよし。
夜の昇開橋は文句なしにかっこいい。佐賀が誇るのもわかる。(こっち側は福岡だが)
さて翌日。動いているところを見に行く。
確か動いているとき、「おおー」と思いながら動画を撮ったはずなのだが、どこにいったかわかんなくなってしまった……なので、確かに動いてるところを見たはずだが、写真としては特に変わり映えしないということに。
追記:Twitterを振り返っていたら、動画アップしてた。
昇開橋さん、あがるよー pic.twitter.com/WZuBgywHHk
— 田村美葉 (@tokyoesca) September 2, 2018
看板に、しっかり動く時間が書いてあったのでそれに合わせてきたのだが、「渡る?じゃ、動かしますね〜」という感じのざっくり運用であった。橋の真ん中まで歩いていくと動かしてもらえるので、じっくり間近で観察できるぞ。
佐賀側には「諸富駅」の跡がある。
橋を模しているようだが、これはなんじゃ…?
帰りもまた動かしてもらって、渡って戻った。
可動橋の記録まとめ
可動橋っていいよね。ということで、今までに見にいったことのある可動橋をちょっとまとめてみる。
サン・マルタン運河の可動橋(めっちゃいっぱいある)
パリのサンマルタン運河のクルーズは、海外の方にはど定番な観光クルーズなのだけど、閘門で水位を変えまくり、いろんなタイプの可動橋を動かしまくり、最後はバスティーユ地下の暗渠に潜ってセーヌ川に出るっていう、とんでもない土木クルーズなのですよ。
ロンドンの可動橋(これもすごくいろいろある)
超有名なタワーブリッジも可動橋なのだけど
テムズ川のほとりには「マリーナ付きの超超超高級住宅街」なんてものがあり、そこにカジュアルに跳ね橋がたくさん架かっている。
片持ち式の跳ね橋がかっこよかったなぁ
アムステルダムにも当然いっぱいある
有名なマヘレの跳ね橋以外にも、跳ね橋はそこらじゅうにあって、普通の観光船は潜れる高さになってるのだけど、自家用船などがカジュアルに跳ね上げまくりながら通っていた。
アムステルダム運河クルーズとエスカレーター巡り、ロイドホテル宿泊(2019/4/28)
アントワープにもいっぱいあった
世界第4位の貨物取扱量を誇るアントワープ港。規模の大きな跳ね橋がいっぱい。
アントワープ聖アンナトンネルの木製エスカレーターと港湾クルーズ(2019/5/1)
ロッテルダムの似た形の昇開橋
ロッテルダムにも筑後川のものと似た形の昇開橋があるのだけど、日本語で調べると「筑後川昇開橋に似てる」ということばかり出てくるので何者なのか調べておらず。
ロッテルダム港湾クルーズとキンデルダイクの風車群(2019/4/30)
羽田可動橋(もう動いてない)
ここは、SUPで見にいったことがあるんだよな。
可動橋とはちょっと違うけどビルバオの運搬橋「ビスカヤ橋」
これは最高にかっこよかったなー
世界遺産であり、世界最古の運搬橋「ビスカヤ橋」に運搬される - だいたい毎日ひとり旅|田村美葉
可動橋はいいなぁ。国内にあるものも、ちゃんと見に行かなくては。