筑後川昇開橋ともうひとつ、筑後川には見逃せない現役の土木遺産、デ・レーケ導流堤がある。
これ。川の真ん中にある、区切りのような構造物。
橋の上から見えないこともない。(やる気なしの写真ですみません)
これは、明治に日本のあちこちの水辺で土木関連の偉業をいろいろ残しているお雇い外国人、デ・レーケさんによるもので、川幅を狭めることで水の流れを早めて、土砂が堆積して船が通れなくなるのを防いだもの、とのことだ。
その導流堤の切れ端が、「筑後川昇開橋展望公園」にあった。
これです。めちゃくちゃ気になる。
なんじゃこりゃ。
2015年に導流堤の解体調査が行われ、そのとき解体されたものを公園内に移設し、展示しているものとのことなのだ。つまり、紛れもなく導流堤の切れ端。本物。すごい。
日刊建設工業新聞 » 九州整備局/デ・レイケ導流堤の解体調査進む/有沿道・筑後川橋建設で移設
断面には写真が貼ってあって、構造がよくわかるようになっているよ。
今だったら、コンクリートでちゃっちゃと作っちゃいそうなものが、石でじっくりきっちり積み上げられているのがなかなかかっこよくていい感じである。