移動の記録

『すごいエスカレーター(エクスナレッジ)』発売中!ライター田村美葉の個人ブログです。建築・アート・ジオ・インフラツーリズムなど、ほんのりマニアックな旅の情報をお届けします。2019年8月から多拠点生活中。

倉敷市の土木遺産・東西用水酒津樋門と一の口水門

岡山市東区「水門町」牛窓旧塩田エリアに続いて、倉敷でもやはりかんがい施設が気になる。

 

1箇所目は、国の重要文化財にも指定されている「高梁川東西用水酒津樋門」。高梁川から取水し、15連ゲートの南配水樋門と7連ゲートの北配水樋門によってこのあたりの農地に水を供給する、現在使用されているものの中では国内最大級の水門らしい。

 

マニアックスポットと思って行ってみたら、水門の周囲は、水辺の憩いの公園として綺麗に整備されていて、とっても和やかなムードだった。

 

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めっちゃ水、分配するじゃん

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こちらがその15連ゲートの南配水樋門。ジャーン。

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かっこいい。

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用水路沿いには遊歩道が整備されていて、桜の名所としても有名らしい。和やか。

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船の形の東屋があった。

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樋門のゲートの上を歩ける。

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地図に「高梁川東西用水組合」と出ていたので、プレハブっぽい小屋を想像してたらぜんぜん違った。これも重要文化財の一構成施設らしい。かっこいい。

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高梁川から配水池へとつなぐ取水口

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めちゃくちゃ土木で渋い施設なのだが、普通にかっこいい建築&憩いの水辺スポットとして愛でられている。とても居心地の良い場所だった。

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この南へと続く用水路にはなんかすごいカッコイイ細い橋がかかっていて、地元の方は普通にこれを自転車で渡ったり飼い犬と一緒に渡ったりされていてかっこいい感じであった。

高梁川を南へ少し下って、倉敷大橋を渡った対岸には、倉敷市指定文化財である「一の口水門」がある。

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これは文句なし(?)の激渋スポットだった。

先ほどの東西用水酒津樋門の完成は大正13年だが、こちらはググッと遡って1664年ごろ。同じく高梁川から取水する用水だが、ここは物資を輸送する高瀬舟が往来していたため、高低差を解消する閘門だったとのこと。かつてはここから玉島まで舟が通っていたのだそうだ。現在は使われていない。

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小屋では樋の上げ下ろしが行われていたそう。中は見れなかった。

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小屋と用水との間にかなり高低差があるなぁと思っていたら

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高!そして狭!!激渋だが、なかなか珍しい形のかっこいい水門だった。

 

 

presented by 東京エスカレーター / CC BY-NC 4.0