倉敷市のかっこいい水門を見て気を良くしたあと、さらに干拓にまつわる施設をめぐるべく、土木遺産に選奨されている「児島湾干拓施設群」を見に行ったのだが、これが想像通りの地味かっこよさで大変満足であった。明治中期における全国でも最大級の干拓事業、とのことである。
最近GoogleMapだと大抵の場所は観光スポットとして既に登録されているのだが、ひとつも登録がなかったくらいの地味さである。
ただ、調べていたら自転車で水辺の土木遺産めぐりをされていらっしゃる方の丁寧なブログ記事があり、ありがたくこれに従って見てまわった。狭い道が多いので自転車か原付ツーリング向きの場所。
今では珍しく、花崗岩がふんだんに使われた贅沢なつくりなのだが、これは岡山の特産物であるそうで、そういうのを知るとやっぱり楽しい。
日本の明治期の水辺土木を観に行くと、よくオランダ人技師の方が活躍されているが、ここも然りだそうだ。
児島の干拓については私に聞いてくれ、ぐらい詳しくなれたので満足である。