移動の記録

『すごいエスカレーター(エクスナレッジ)』発売中!ライター田村美葉の個人ブログです。建築・アート・ジオ・インフラツーリズムなど、ほんのりマニアックな旅の情報をお届けします。2019年8月から多拠点生活中。

岡山市・玉野市の児島湾干拓施設群

倉敷市のかっこいい水門を見て気を良くしたあと、さらに干拓にまつわる施設をめぐるべく、土木遺産に選奨されている「児島湾干拓施設群」を見に行ったのだが、これが想像通りの地味かっこよさで大変満足であった。明治中期における全国でも最大級の干拓事業、とのことである。

 

児島湾干拓施設群 | 土木学会 選奨土木遺産

 

最近GoogleMapだと大抵の場所は観光スポットとして既に登録されているのだが、ひとつも登録がなかったくらいの地味さである。

ただ、調べていたら自転車で水辺の土木遺産めぐりをされていらっしゃる方の丁寧なブログ記事があり、ありがたくこれに従って見てまわった。狭い道が多いので自転車か原付ツーリング向きの場所。

 

ameblo.jp

 

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大曲第一樋門。おそらくかつて閘門だったと思われる

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大曲第二樋門

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大曲第三樋門

今では珍しく、花崗岩がふんだんに使われた贅沢なつくりなのだが、これは岡山の特産物であるそうで、そういうのを知るとやっぱり楽しい。

 

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第二樋門と第三樋門の間にあったふつうの水門。これはこれで良いが、比較すると、明治の水門の威厳っぷりが際立つ。

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続いて、丙川三連樋門、花崗岩のアーチが美しい

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最後の片崎樋門は、私有地、なのか?みたいな場所にあって迷ったのだが、見るからに怪しい水路があるのでそれに沿って進む

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しかし進んでみたら、土木遺産だけでなく岡山県重要文化財にも指定されているそうで、立派な看板と「干拓記念碑」まで立っていた。

日本の明治期の水辺土木を観に行くと、よくオランダ人技師の方が活躍されているが、ここも然りだそうだ。

 

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手前のはただの橋で、奥の鬱蒼とした場所にあるやつが樋門のメインだと思うのだが

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とっても鬱蒼としていたので全貌よくわからず


児島の干拓については私に聞いてくれ、ぐらい詳しくなれたので満足である。

 

presented by 東京エスカレーター / CC BY-NC 4.0