デイリーポータルZ編集部経由でご依頼をいただいたのだが、フタをあけてみればなんてことはない、尾張さん、大山さんにつづいて私、という、テレホンショッキングもかくやの展開であった。
はやく行くと緊張しちゃうなーとおもったけどはやくきちゃったなー...緊張するなぁー... twitter.com/tamura38/statu...
— 田村美葉さん (@tamura38) 12月 5, 2012
今回呼んでいただいた、『Mr.スランプうもれちゃん』というコーナーなのだが、番組の間に唐突にはさまれる10分少々のコーナーであり、この日の放送回は「映画館」特集として、あの、『モテキ』の大根監督がいらっしゃって非常にまじめにミニシアターの将来などについてお話されていたところへもってきての、エスカレーターに取り憑かれた女の登場である。
ラジオ番組がどのように作られるのか、知らない方も多かろうと思うので説明をすると、まずメールでお話をいただいて、1週間前くらいにディレクターさん、アシスタントディレクターさんと打ち合わせをし、前日に簡単な台本をいただいて、私はそれを読んで、よしここではこのエスカレーターの話をしよう、など仕込み、エスカレーターの写真も印刷をお願いして、当日、TBSの通用口から番組名を告げて「第8スタジオへどうぞ」といわれたどりつく。ディレクターさんは既に放送の始まってる番組のブースの中にいらっしゃるので、右往左往しながら携帯をならしたら、アシスタントディレクターさんがとんできてくれたのだが、非常用の火災探知機すら鳴らずに光でお伝えするフロアにおいて携帯をならしてよかったのかどうかよくわからん。
そのまま、待ち合いスペースっぽいところで流しっぱなしのテレビ(テレビ局って、営業フロアだろうとどこのフロアだろうと必ずテレビが流しっぱなしなんですよね)のかんざぶろうさん特集に涙腺を刺激されながら泣いてる場合でない、と30分ばかりぼーっとし、そのあたりにあった進行表を盗み見て、このコーナー終わったら出番だなーと思っていたら「つぎのCMで入ってください〜」とアシスタントディレクターさんに呼ばれてスタジオの中へ。よろしくおねがいしますー。ありがとうございましたー。と、10分しゃべって、スタジオを出て、アシスタントディレクターさんに挨拶をし、誰だか知らない女の人に見送られて、局を出た。
のだが。
この番組、えのきどいちろうさんと、アシスタントの川瀬良子さんの番組で、事前にお会いしたディレクターさんは女の方だったのだが、よろしくおねがいしますー、と入って行ったら、スタジオのブース内にいらっしゃるのが、3人。
えのきどさんと、川瀬さんと、あと知らないおじさんがひとりいて、私の真向かいに座ってらして、誰!?と思ったままCMが明けたので、わたしは誰だかわかんないおじさんを正面に、ずっと10分間喋っていたのだった。おじさん、しかも大きく相づちをうつし、笑うんだけど、絶対しゃべらないんだよね、そして紙でえのきどさんに素早く何事か伝えたりするの。こえーよ。とってもこえーよ!だって、尾張さんの回も大山さんの回も聞いたけど、絶対3人で喋ってると思ってたのに。ラジオってそういうものなんでしょうか。そしてどなただったのでしょうか...。
内容自体は、そのうちポッドキャストもあがるでしょうからお聞きいただければとおもうのだが、音声だけでエスカレーターの魅力について語るのには、私の技量が足りていなかった。あと、思っていたよりとっても真面目な番組で、えのきどさんも川瀬さんも、「ああ、エスカレーターね、なるほどわかる気がします」とみなさんやさしく話をきいてくれるノリだったのがむしろ苦労した。エスカレーターにいっさい興味のない(であろう)熱中時間における平山あや氏の存在の大切さを思い知った次第である。精進します。
最後に川瀬さんが「エスカレーターに関してなら、どんな情報でもお寄せください」とフォローいただいたところに「いや、どんな情報でもよかないです」とつい突っ込んでしまったのがとりあえずウケていたようで、なによりだったのだが、早速ラジオを聴いた方から複数の情報が寄せられているのだけど、おもったとおり既知の情報がほとんどである。皆さん、僭越ながら、よろしければまずサイトをちゃんと見てからお知らせくださると私はとてもうれしいです。