と盛り上がりながら、ラムサール条約湿地に指定されている東よか干潟に隣接する、「干潟よか公園」へと向かう。
干潟の海苔の養殖やらムツゴロウやらを観察できる場所としても知られるが、この公園に、ちょっとおもしろい建物があるそうなのだ。
それがこちらの「紅楽庵」。江戸時代後期の民家を再現したもの。
この建物、ただの茅葺き屋根の民家ではない。
佐賀平野独特の建築様式である「じょうご谷造り」で作られている。
「じょうご谷造り」とは、その名の通り、屋根がじょうごのように真ん中が窪んでいて、雨が降ると家の中に作られた雨樋を伝って外に出るという変わった構造である。なにそれおもしろい。
中に入ってみるとこの通り。なるほど、じょうごそのものだ。
このように、家の内側に巨大な「雨樋」が設られていて
そのまま外へと突き出ている。なにそれおもしろい。
この複雑な構造に関してだが、「なんでそうなったの?」というのには謎が多く、答えは出てない、というのが現状らしい。マジか。
訪れたとき、あいにくの雨模様だったのだが
実際に雨水が雨樋を伝って外に出ているのが確認できた。おお、すごい。
「紅楽庵」は、東よか干潟についていろいろ学べる無料の展示施設となっているので、構造も展示物もおもしろい。干拓好き必見の施設である。
こちらは海岸堤防の構造を説明した展示物。
堤防、だいじ。
プリンの上の堤防づくり。ものすごく大変そうだがプリンうまそう。
実際に堤防に行ってみた。
うむ、干潟であるなぁ。