ゴールデンウィーク第2シリーズ。浮かれ真っ最中のお台場に行ってきた。いま建設中という噂のすごい橋の一部分を見るために。
発端は、産経ニュースのこの記事から。
Yahoo!のトップページにも今日のニュース写真として一時掲載されていて、いち橋脚ファンとしてニッチな趣味であることを自覚していた私は眼を疑った。
早速調べたところ、これは「東京港臨海道路」という、「大田区城南島から中央防波堤外側埋立地を経由して江東区若洲までを結ぶ臨港道路」のうちの、「東京港第三航路の横断部」に架かるトラス橋「東京港臨海大橋(仮称)」の一部分。らしい(ほぼこちらのサイトからの抜粋です)。
そんな道路を造っていたのも知らなかったし、こんなかっこいい橋ができることも知らなかったぞ。そして橋についての何も知らなさをあらためて実感。トラス橋ってなんだ。でもちょっとWikiで調べてみたら橋がものすごく好きになりそうで恐ろしかったので敢えてちょっとでやめておこうと思う。世界最長のトラス橋が関西国際空港にあるんだそうだ。すごく見に行きたいじゃないか。
で、ちょっとしか調べていないのでよくわからないのだけど、いまお台場に出現しているこの構造物は、そのトラス橋のまさにトラス構造部分。らしい。絵で描くと
初めてはてなのお絵かき機能をつかってみてじぶんの絵心のなさにびっくりだ。
ともかく、よしそれでは見に行こう、というわけでお台場に行ってきた。
お台場のどこだかも、というよりフジテレビと観覧車が写っていたのでお台場だろう、ということしかわからず、とりあえずゆりかもめに乗って目を凝らす。
レインボーブリッジを渡りながらキリンが密集する方面などをよくよく見てみたものの、全く見当たらない。あきらめかけてビッグサイトのエスカレーターでも撮ろうとカメラを構えたところで
あった!
どうやら、ビッグサイトの裏側の位置にあるようだ。遊覧船などが発着する港沿いの遊歩道を一番奥まで進めば見えるかもしれない。
と、一番奥までやってきてはみたものの、いろんなものが邪魔してあんまり見えない。遠くからは見えるのに、近づいたら見えなくなるもの、なーんだ。とでも言いたいのだろうか(誰が)。
猫はいたけどね。
ちょうど裏にまわりこむ道路があったので左に折れる。
DPZの記事で『お台場にある本気の港』という記事があったが、まさにここを折れると本気地域に突入する。猫のところも雑草はなかなかすごかったけどこちらの雑草は
このようにマンホールを侵食中。
完全に働く人に向けらられた看板。「東京港」が「職場」ってかっこいい。
途中で、フェンスが途切れる箇所があった。でも立ち入り禁止。
開かれた門の奥に、あ!見えた!!でも遠い。入れない。無念。
気を取り直して、もう少し進む。あそこの角を曲がれば見える気がする。期待がふくらむ。
曲がったところ。やっぱり!!見えた!!
突き当たりはやはり立ち入り禁止区域だった、だけどよく見える!!しかもちゃんと橋梁工事中って書いてある!!!
興奮してフェンスの隙間などから写真を撮りまくっていたところ、敷地内に入ろうとする関係車両がやってきた。羨望の眼差しを向けていたところ、なんと!先ほどまで閉まっていたフェンスを開けたままにしてくれたのだ!きっと、あそこになんとか写真を撮ろうとして苦労している橋脚ファンがいるからフェンスを開けてあげるようにという指令が出たに違いない、無線かなにかで。いや、すごく不審がられてましたけど。
ありがとうございます。おかげで大変見やすくなりました。
うーん、かっこいい。
この、ナナメのところが特にぐっとくるんだけど、ひょっとして私はエスカレーターが好きなのではなくてナナメの構造物であればおしなべて好きな体質なのであろうか。それともエスカレーターを見すぎたせいだろうか。
かっこいいなぁ。
しかし、帰ってきてみてから気がついたのだけど、見えた部分がそこだったからしょうがないというのもあるが、私がメインで一生懸命撮っていたかっこいい銀色の構造物は、ナナメのトラスを支えるための単なる足場だった。あ、そうか・・・。
でも、足場かっこいいよねぇ、はずしちゃうのもったいないよねぇ・・・。
名残惜しいので振り返り、振り返りしながら帰ると
振り返っても
振り返っても
振り返ってもなお、橋梁。
結局、はじめからこっちの道から来ていれば最初から見えていたというわけなのですね。なんだ。
そんなわけで、この格好いい構造物を見に行くためのマップを、ビッグサイトにあった案内図を元に作成しましたので、大いに参考になさってください。
あわてて行かなくても工事は来年の3月まで。と看板に出ていたよ。