いよいよ軍艦島上陸の話をしよう。
私が乗ったクルーズは、『軍艦島コンシェルジュ』さんによるもの。大波止ターミナルからではなく、常磐桟橋からの出発である。
港にあった模型に「世界遺産候補に決定」とある。このあと2015年7月に世界遺産登録される。
軍艦島とは……とあらためて書く必要もない気がするが、私が「行きたいなぁ」と思っていたのは、このあたりのT斉藤さんの記事がきっかけであった気がする。
今は船着場が設けられていて、一般的なクルーズでは、その周辺をちょろっと歩けるぐらいなのだが、上陸前にも島の周囲をぐるぐる船で回ってくれるため、結構いろんな角度から色々な構造物が見えて、満足のいくクルーズだったと記憶している。
島の全景
ちなみに、2013年に祖母の家を整理していた母に「こんなの出てきたけど、好きでしょ」と言ってもらった資料に
こういうドンピシャな特集が組まれていて
当時の様子がよくわかる感じになっていた
これらは、日本初のRC造高層マンション群である。
当時、東京以上の人口密度を誇っていたということもあり、今見ても大変立派な建物である。
屋上は緑化が行われていたらしい
とまぁこんな感じで、船からも島の全体像が掴めるぐらいには、じっくり鑑賞させてもらえる。
そしていよいよ上陸
柵ありの鑑賞路を数百メートルほど歩いて、写真を撮る時間が設けられている。ここからも、色々な構造物を見ることができた。今はどんな風になってるのだろうな。
都市レベルの人々の生活が一気に生まれて、そして一気になくなる、という、ちょっと普通には想像が追いつかないことを肌で感じる場所として、軍艦島はやっぱりすごい、とおもう。
2014年2月のSpottizmo!ログ