原爆の爆心地に近い浦上天守堂や平和公園の近くには、原爆の被害を伝えるためにいろいろなものが残されていました。
浦上天守堂旧鐘楼と被爆したレンガ
浦上天守堂の現在の姿は、被爆後再建されたものですが、周囲に当時の様子を伝えるものが残されています。
原爆によって落下した左側の鐘楼です。約50トンあり、動かすことができず落ちたそのままの場所に残されているそう。国が指定する「長崎原爆遺跡」に登録されています。
ちなみに右側の鐘は落下したものの無傷だったので、今も使われているんだそうです。
こちらは、被爆したレンガ。
特集記事|浦上教会|スポット|長崎市公式観光サイト「 あっ!とながさき」
爆心地公園
原爆落下中心地に碑が建てられている爆心地公園。
浦上天守堂の遺壁の一部が移設され残っています。
原爆によって破壊された家の瓦やレンガ、焼けた土や溶けたガラスなどが大量に埋没している被爆当時の地層を見られるようにもなっています。
長崎刑務所浦上刑務支所跡
「平和祈念像」がある広場には、かつて「長崎刑務所浦上刑務支所」がありました。
木造の建物は、爆発によって全壊全焼し、看守や収容者など全員が即死。ほとんど真っ新な状態ですが、一部が保存されています。
松山町防空壕跡
当時警報は発令されておらず、松山町内の住民ほとんどが即死する中、たまたま防空壕で遊んでいた少女一人が生き延びたとのこと。