エスカレーターマニアの移動の記録

エスカレーターマニア。船に乗る人。原付で旅をします。

沖縄の城壁

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沖縄旅行2日目、午前中はゆいレールに乗って首里城へ。

 

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今日も最前列

 

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今日もとりあえずシーサー収集中

 

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首里城に向かう途中で気になったのは、やはりコンクリート建築。沖縄県立芸術大学

 

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それから、あずま屋のある池があって、奥に首里城が見える。

 

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守礼門(しゅれいもん)

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歓会門(かんかいもん

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石垣がかっこいいー

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瑞泉門(ずいせんもん)

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正殿

 

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正殿の内部は書院造の間とかがあってとても日本的なんだけど、地形に沿ってゆるく曲線を描く城壁は、ソウルに残る石垣によく似ているなぁと思っていた。坂も多いし。

 

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続いて、琉球国王の尚氏が代々眠るお墓、玉陵へ。

ボランティアガイドさんが解説をしてくださったのだけど、首里城も玉陵も、沖縄戦によってめちゃくちゃに壊されている場所で、それは、明治政府が沖縄を日本領とした後、首里城に軍の本部を置き、そのすぐそばにある玉陵も食料庫として使っていたためという経緯があるそうで、本来、文化財として保護されるべきものが第一の標的になってしまったのであった。今は復元し、世界遺産となっているけれど、沖縄の歴史遺産のほとんどの場所では、日本軍による最初の支配と沖縄戦の被害は地続きのものとして語られている。現在の基地の問題まで含めて、明治以降、沖縄は二重の被害者としての歴史を歩んでいる。言葉としては理解していたつもりだったが、現地を訪れてみると、それは再確認するとかあらためて主張するとかそういうことでもなく、ただ自明のこと、ただ事実として静かにそこにある。


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首里城から港まで続いていたという石畳の坂道もほとんど消失し、たった300mだけが残っている。戦禍の激しさを至る所で感じる。

 

坂道がとんでもない坂道なので、その途中にある茶屋にふらふらと入ってかき氷を頼んでしまった。沖縄ぜんざいと言われる、黒糖のシロップに小豆がたくさん入っているもので美味しかったが、食べている最中でさすがにブルブル震えた。とはいえ、全くコートが必要ないほどの気候の良さ、過ごしやすさは想像以上の沖縄のお正月。

 

会計時にお土産でおやつをもらった。この後、雨に降られて昼ごはんにありつけずにしょんぼりしていた時に食べたのでありがたかった。旅行でおやつは大事。

 

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やっぱりなんかブルータルなんだなぁ沖縄のコンクリート建築。

 

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沖縄の住宅街を歩くと、「とりあえずシーサー」がいろんなところにいる。

 

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これは、ライオンズパレスみたいだな、と思ったらライオンズパレスだった。

 

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ベランダ、というか窓の前に透かしブロック的なフェンスのようなものを置くのは伝統的な要素なのかな。

 

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沖縄県立芸術大学もこの通りだしな。

 

さて、午後からはレンタルバイクを借りて、ゆいレールの通ってない地域を順に回れるだけ回ることにした。カブに乗るようになってから、旅行先でバイクを借りるという楽しさを覚えてしまい、函館、札幌に続いて3回目。本当はスーパーカブを借りたかったのだがあいにく空きがなく、ではホンダの50cc以下で(原付免許しか持ってない)とお願いしたら、タクトになった。

 

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めちゃくちゃ渋い。

 

雨が降ってきたので、コンビニで上下紺色の雨具を買って着ていたので、何かしら業務中の人にしか見えなかったよね。函館も札幌もゆるキャン△的な可愛いスクーターだったので、ちょっとテンション上がらないわ〜とか思ってたんだけど、スーパーカブだったら荷物を入れる場所が一切ないのでびしょ濡れになっていたことを思うと、間違ってはない選択だったな。

 

ガイドブックに載っていたお店が年始営業しておらず、しょんぼりとした気持ちのまま国道を走っていたら、国道沿いに「ドカメン」というガテン系なラーメン&定食屋さんを発見。またもふらふらと入っていったら地元の人がたくさんいる感じの、沖縄の定食屋さんだった。ソーキそばを注文すると、直径がお盆ぐらいある大きなどんぶりに入ってやってきた。美味しかった。国際通りを歩いていた時も思ったけれども、沖縄ってヤンキー文化圏がすごく幅広い。

 

さて、目指すのは南東の先っちょのほうにある、ニライカナイ橋です。

国道の331号線をひたすらまっすぐ走って、何度か、あれ、通り過ぎた!? と心配になったあたりで発見。

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あれだー

 

最初、「絶景」とは反対に上っていってしまったのであまりピンとこなかったのだが、Uターンしてやっぱり下ってみよう、と行ってみたらすごかったね。

 

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わーなんだこれー

 

雨が降ってたので、海はそんなに見えないかもな、とか思ってたのに、みたこともないような綺麗なブルーで感動する。というか、なんで空が曇ってるのに海が青いのか、日本海側育ちにはにわかに信じられない……。

タクトでニライカナイ橋を走るのは絶景だったけど、絶景すぎてちょっと怖いくらいだった。

 

そのあと、今度は329号線をどんどん北上して、中城城跡を目指す。

「中城公園入口」という交差点で曲がろうとしたら、交差点からずっと渋滞が続いていて先が見えない。あれ、さすが世界遺産、めちゃくちゃ混んでるじゃん!? と思ってしばらく行列に並んでいたのだが、バイクなんだし並ぶ必要ないんじゃね!? と途中で気づいてぐんぐん抜いていくと、途中にあるお寺の初詣の行列だった。並んでなくてよかったね!

 

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あ、あれか〜中城城跡。とか思ってしまうような場所にかっこいいコンクリートの廃墟があるんだけれども、これはホテルの廃墟ですね。

 

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沖縄は全土が戦場となっているため、ここにも日本軍の爪痕がある。ただし、すぐに移動したため中城はほとんど攻撃を受けることがなかった、とのこと。

 

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立派な石垣は、危険がなく登れるところは自由に登ってよいようになっていて、それがとてもよい。

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地形に沿って城壁が作られているのがわかってとても良いですね。

 

積み直しをまつ石たちに番号が振られて順番を待っていて可愛かった。

 

そのあと、普天間基地のど真ん中を通ってゆく道を抜けて、西海岸の方へと向かい、タコスの名店メキシコへ。

 

そのあと、片側3車線の国道58号線に「すごくアメリカ…」と思いながら、西海岸の夕日スポットまで向かおうとしたものの、とんでもない渋滞だったので諦めて、大人しくホテルに戻ってお風呂に入り、BLUE SEAL のアイスとオリオンビールで沖縄を満喫した。

 

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