沖縄をめぐる旅のガイドブックは『沖縄島建築 建物と暮らしの記録と記憶 (味なたてもの探訪)』のほかにもう1冊あって、それがこれです。
石灰石の自然景観と、セメント工場のテクノスケープを「砿都の景観」として同列に扱う、我々にとってすごいドンピシャな本なのですが、この本で「日本三大砿都」のまず1つ目に紹介されてるのが沖縄です。「珊瑚礁の島」って言われたら普通イメージするのは青い海ですが、この本で出てくるのは、鍾乳洞や、琉球石灰岩の城や橋、そしてスラブヤー(沖縄独自のコンクリート建築)。素敵ですね。
琉球王家最大の別邸で世界遺産にも登録されている「識名園」にも、この琉球石灰岩の独特の景観があります。
そしてこの心字池にかかっている3つの橋がめちゃくちゃかっこいいですね。
めっちゃ元珊瑚礁!て感じの小石橋
六角堂にかかる橋は1つ石でできています
とても良い〜
外国使臣をもてなす場所だった「御殿(うどぅん)」からの眺め
船着場っぽい場所もあった
あえて海が見えない場所に展望台を作って、国土の広さを示したという「観耕台」です