2019年に初めて沖縄を訪れたときは、沖縄独特のコンクリート建築のかっこよさに痺れつつも上手く言語化できずにいたのですが、2021年は『沖縄島建築』という素晴らしい参考書をゲットしたこともあって、より解像度高く建物の鑑賞をすることができました。
基地建設とともに戦後、台風やシロアリ被害防止のため沖縄に普及したコンクリート建築「スラブヤー」。沖縄独特の花ブロックなど、他にも特徴はいろいろあるのですが、北谷エリアを歩いていてかわいいな、と思ったのは、「水タンク置き場」です。当時は、断水に備えて屋根の上に水タンクを設置するのが一般的だったとのこと。
超シンプルなものから花ブロックをあしらったものなど、形も様々でとても良いのです。
素朴派
ちなみに、タンクの横ににょきっとツノのように残っているのは、将来上階を増築するのに備えた柱の継ぎ足し部分で、「角出し住宅」というそうです。へぇー。
意匠派
花ブロックコラボ
看板として活用
無用タンク置き場