JR北海道の「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」を買うつもりで現地に飛んでみたら前の週末で売り切れてた人の6日間ぐらいの北海道旅行の記録です。
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北海道から青森へ、青函トンネル経由かフェリー経由で移動してみたいと思っていたのだが、実行に移す日がきた(なぜなら函館で特に予定がなく暇だから)。そのついでに弘前の素敵な建築めぐりを旅程に組み込む。
我ながらよくわからない行程だと思ったが、「ひろはこ観光キャンペーン」というのを今やっているらしい。弘前と函館、どっちも行った人にはカニがもらえるとかかなと期待して調べてみたが、べつにそういうわけではなかった。
ホテルを6:00に出発……しようと思ったらまだ市電もバスも動いていない。タクシーアプリを初めて使って函館駅へ。タクシーアプリ、こんなに便利だと今後気軽に使ってしまいそうで困る。便利だったことはなるべく忘れて今後もバスに乗りまくって生きていきたい。
朝イチの電車は乗り換えがたくさんあるものの接続がよく、函館ライナーで新函館北斗へ、新函館北斗から東北新幹線、新青森から特急に乗って弘前へ、約2時間半の行程。新幹線だけはeチケットレスで買えるが、函館〜新函館北斗間や、青森エリア内はSUICA対応していないという状況だったので、久々の切符とSUICAでの乗り継ぎをやった。切符が先、SUICAが後。
※音が出ます
新青森駅で少し時間があって、観光案内所に寄ったら、すごく良い弘前の薄い本がもらえた。
このガイドマップに沿って、素敵な建築めぐりをする。
弘前も電車はSUICA対応はしていないのだが、弘南バスはSUICAが使える。オリジナルICカード「MEGOICA」のポスターが至る所に貼ってあり、なんと今日から発売だという。SUICAとの相互利用可能なカードなので買う必要は全くないのだがとりあえずバスターミナルに行って買ってみた。
駅前モニュメント。
弘前駅に着いた時点でこの状態だったので、こんな日に外歩くなんて無茶かな……と絶望したのだが、絶望的にふぶいてるかと思いきや、さーっと青空が広がったりする、雪国にはよくある天気だった。
道にはしっかり雪が積もっているし、防寒対策もしっかりめに必要ではあるが、たくさんある素敵な建築がかなりコンパクトにまとまっていることもあって、100円の周遊バスに何度か乗りながら効率よく建築巡りができた。できたが、やはり雪でわからん、となる部分もある。でも、雪があるからこその風景でもあったので、まぁ弘前にはまた来るとして、結構楽しかったです。
前川國男建築の弘前市役所。すごく前川國男な階段があるのだが、なんだか情報過多である。
旧第八師団長官舎(弘前市長公舎)
旧藤田家別邸 洋館
いい感じの喫茶室があったので、いきなり休憩してアップルパイを食べる。弘前はアップルパイ推しで、ここの喫茶室ではアップルパイ食べ比べができて楽しい。
旧東奥義塾外人教師館
旧弘前市立図書館。かわいい。
すぐ近くに弘前市立山車展示館もあったので入ったのだが、スタンプ集めているものの、こんなにたくさんあると困る。弘前はどの施設に入ってもスタンプが充実していて、嬉しいのだが、大変だった。
館内に弘前の歴史を振り返る展示があり、ところで弘前って、なんでこんなに素敵近代建築が多いんだっけ?ていうようなことが簡単にまとめてくれてあって助かる。
旧弘前無尽社屋(三上ビル)
弘前市立百石町展示館
開運堂
一戸時計店
#落ち文字
建築マップには特に載っていなかった地元デパート、中三 弘前店がなんかすごい建物だった。
なんかすごくないですか。何この階段。
弘前昇天教会
弘前は明治に陸軍第八師団の拠点となったことで発展した街。第八師団の厚生施設であった偕行社も観に行った。街なかから少し離れているのだが、がんばれば歩けなくはない距離(がんばれば、だが。けっこう疲れた)。
受付の方が見どころとして教えてくれたのだが、第八師団だからシンボルが蜂なのだという。こういうの大好き。
弘前銘醸のレンガ倉庫
旧制弘前高等学校外国人教師館
北方警備に赴いた弘前藩士に浮腫病の予防薬として配られたというコーヒー。宗谷岬にあるコーヒー豆の記念碑、見に行きたいのよね。
道中、弘前大学の近くを通りかかり、土曜日なのにやけに高校生がたくさんいるなと思っていたらこの日受験日であった。大人がこんなに遊び倒している中がんばっているな……。
コロナの影響で中には入れなかったが、とても素敵な建物だった。
中央弘前駅、とても情報過多。情報過多は弘前スタンダードなのか?
中土手町のバス停まで戻ってきて、アップルパイを食べただけだったから中途半端にお腹が減っていたところに、ちょうどよくめっちゃ美味しそうな大学芋のお店があった。めっちゃ美味しかった。
バスで弘前文化センター前まで行き、少し歩いて弘前市仲町の重要伝統的建造物群保存地区へ。
川﨑染工場
弘前市仲町の重伝建は、城下町の屋敷割と塀や門がそのままに残っているのに、中には普通に現代の住宅が建っていて普通に暮らしてらっしゃる、というちょっとおもしろい重伝建だった。
めちゃくちゃ現役の個人宅なので写真に撮らなかったが、あるお宅ではこういうふうに普通に残っている立派な門が車庫として使われていて、軽自動車がぴったり収まったりしていた。
建物も残っているお屋敷のいくつかは見学することができる。
弘前城までみてまわる気はじつはなかったのだが(疲れたし)、バスのルート的に、城の中を通って帰ってもあまり変わらなかったので、じゃあ見るか、と入ってみた。
弘前城は冬季は有料ゾーンにも無料で入ることができる。
100年に1度の大修理中の石垣。
工事展望台もある。
市役所前からバスに乗って駅前に戻り、ゲストハウスへ。ゲストハウス近くのイトーヨーカドーでまたクーポンが使えるお店を探し、夜ご飯とした。
ゲストハウスのラウンジも、情報過多(弘前スタンダード)
6日間周遊パス買えなかった人の北海道旅行全行程
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