この日は千葉で取材があったので、思い立って千葉のADDress拠点を予約。
千葉には、以前行って最高だった南房総と、反対側の九十九里、一宮の2つの拠点があるんだけど、一宮は初めて。
上総一ノ宮駅までは東京から直通で約1時間半。
駅前はこんな感じ。左手に観光案内所と物産館があって、バスの時間まで暇だったので物色、夜ご飯のための野菜を購入。(#落ち文字)
今日はカブでは来てないので、拠点までは駅からバス…とおもったら、このバス、15時ちょうどに1本と16時ちょうどに1本の、1日2本しかないのである。あとでお聞きしたところによると、子どもたちの通学のためのバスらしい。観光案内所のレンタル自転車を明日まで借りられないかと聞いてみたが、1日ごとに返却が必要ということで、バスがない時間帯は駅から徒歩(25分)かタクシーしかなさそう。
バスは16時ちょうどにちゃんと来て、この日は夏休みで乗客私だけ。料金は160円。
バス停を降りたところでおじちゃんに話しかけられ、「あの、シェアハウスの人でしょ? 私、家守をしてるの。乗せていってあげるよ」ということで、バス停から徒歩4分の道のりはありがたく乗せていただいた。
一宮の拠点はこちらも平屋の戸建て。おそらく別荘として建てられたものなのでしょう。ウッドデッキは先日、KUMIKIさんのワークショップで作られたもの。
お部屋はこんな感じ。洋室と和室の2部屋の個室があるけど、この日宿泊は私だけでどちらも専有させていただいた。もうひとりいらっしゃる女性の家守さんは近所にお住まいで常駐はしてないとのことだったけど、チェックインの時間にはちゃんと待っていてくださって、室内をひととおり説明いただいた。ありがたい。
洋室からの眺めはこんな感じで、とてもいいムードなのだ。部屋からの眺め至上主義の私としては、ここも大層気に入った。またしばらく、個室でPCを出して仕事する。
キッチンの設備も充実。
ちょっと覗かせてもらった女性用ドミトリーのお部屋。
奥に離れがあって、コワーキングスペースとしてリノベされてた。無垢床だし、贅沢な感じである。
玄関にはシェア自転車も置かれていた。これはありがたい。
細かい話だけど、普通のゲストハウスにはほぼないようなハンガーや洗濯ピンチみたいなものもADDressの拠点には揃っている。洗濯も、洗剤含めて無料で使わせてもらえるので、ほんとに手ぶらで来ても長期滞在できちゃうのが素敵。
お風呂場こんな感じ。
トイレはこんな感じ。
リノベは本当に最小限という感じで、それもいわゆるゲストハウスとは違うところだと思う。交通アクセスも、ゲストハウスとしてはほぼ成り立たないようなところに立地してることも多いし、その代わりに長期滞在にやさしい料金体系、設備の充実さがある。他に、全国のゲストハウスが泊まり放題になるサブスクリプションモデルのサービスはいくつかあるのだが、それは単にゲストハウスが空いてる時期にアドレスホッパー向けのお安めプランを用意しましたよ、というモデルに過ぎないのだけど、ADDressだけは考え方が全然違っていて、ADDress、という独特のサービスになっている。だから別荘がわりに使う人もいれば、いろんなところに住めるシェアハウスとして使う人もいるし、地方と東京の二拠点生活のために使う人もいる。いろんな使い方ができて、多様な人がいる。
夕方、少し涼しくなってから夜ご飯用に少し買い足そう、と自転車でお出かけ。
駅近くの名物店らしい、タカラ鮮魚店さんに来た。私の大好物であるなめろうがあって、即購入。お刺身3品1000円均一とかもあって素敵。そのあと近くのスーパーに寄って。
駅方面までの道は、川沿いののんびりのどかなルートを通っていくことができる。海も近いし川も近い。すごくチル。
夜になると、またウッドデッキがすごくいい雰囲気なのでして。
いそいそと用意して、ひとりだけどウッドデッキに机出してご飯にした。いい夜。あと、都心よりも虫が出ないのはなんでなの。
翌日。早起きして海岸通りをサイクリングだー!とか思ってたのに、ADDress自慢のコアラマットレスの寝心地が良過ぎてまんまとだいぶお日様が高くなってから目覚める。これ、清川もそうだったんだけど寝心地良過ぎて起きたくないのである。
あと、シェア自転車はありがたいんだけど私のちょっと苦手なミニベロだったので、1,2分漕いだところで海岸通りをいくのはあっさり断念して、すぐ近くの海水浴場へ。
この日は台風が近づいていて遊泳は難しそうだったが、サーファーの人たちがここぞとばかりに集まっているのをぼんやり眺めて。
すぐ近所にあるパン屋さん、ムグルへ。塩サバサンドとか、ローストビーフサンドとか魅惑的サンドイッチをその場で作ってくれる。ローストポークとナスのサンド、コーヒーを購入して海辺に戻って。
日除けが立ててあるコーナーがあったのでそこで朝ごはんにしたのだけど、ふと見上げるとトンビがめちゃくちゃ獲物を狙っていたので、トンビよけになって良かった。いい朝。
さて、チェックアウトは11時なのだけどどうやって帰ろうかな、と検索したら、帰りのバスも朝7時台に1本しかない。しかも、工事中で迂回のため、行きに降りたバス停には今の時期止まらない。オロロ、と思っていたら10時ごろに家守のおじちゃんがまた顔を出しに来てくれて、「何時ぐらいに出るの?送っていくよ」とのこと。めちゃくちゃありがたーーーい。11:20の電車に乗ります、とお伝えすると、ぴったり11時にお迎えに来てくださった。本当にありがたい。
ぞくぞくとやってくる海水浴客の皆さんと入れ違いの電車に乗って、続いては二子玉川拠点へと向かうのです。