このまえ、モノレール関係のおもちゃが欲しくなっていろいろ調べまくっていた時、「光センサー上野動物園モノレール」の存在を知ったが最後、とてもほしくなり、買いに行くことにしました。上野動物園に。
ところでみなさんには常識かと思うのですが、上野動物園モノレールは日本で最初にできたモノレール。動物園内で運転してますが、都営です。車両は2両。歩いても10分かからない東園と西園を約1分半でつなぎます。レールはほんとに1本きり、ひたすら行ったりきたりを繰り返しますので運転間隔は10分間隔。歩いたほうが早いね。
で、そんなのに乗るのってマニアくらいのもんじゃね。と思ってたんですが、
オタクとかマニアとかに色眼鏡のない素直な子どもたちには、相変わらず電車ってだけですごい人気なのでした。わかりづらいですが、1回では乗り切れない行列ができています。車両もぴかぴかのラッピングで、すばらしいのは座席が全部子どもサイズで窓側向いてつくられてるところ。完全に予測を見誤りました。だって、みかん山モノレールみたいなの想像してたもん。いや、それはちょっと言い過ぎたけど。
偏見全開で言わせてもらうと、未だ土地の大きさ、人の多さに関する把握感覚が地元金沢レベルである私にとって、上野はもう東京の端っこで、ひと世代前に栄えた街というイメージ。いまはお台場とかポケモンとかミッキーとか、ほらなんでもあるじゃないですか。
しかしなめてました、東京。この日は自転車で行ったんだけども上野に近づいたとたん、人が多すぎて横切れない通りにぶつかる。噂のアメ横というやつです。上野動物園自体も、すごい大盛況で。普通にゾウさん見えないくらいの人垣で。こういうのに遭遇していつも思うことは、少子化ってほんとかよと、ゾウさんそんなに見たいのか、と。いや私は見たいんだけど。
そんなわけで人に呑まれて写真少なめになってしまいましたけど、懸垂式モノレールはやっぱりかっこいいよ、て話で。
ひゃっほう!!
これが上野動物園モノレールの標準橋脚。シンプルなナンバリングが激しくクール。
そういえばまだ買ってないんですけど、この本超気になってます。
同じくモノレール橋脚の柱ナンバリングに惹かれて、すべての柱をコレクションしているみたい。
著者の方のホームページこちら。こちらが元になって出版された本のようです。
トップ http://www5b.biglobe.ne.jp/~pariko/pagefolder/hyosi.html
向ヶ丘遊園モノレール http://www.geocities.jp/nnpariko/index.html
…すばらしい。見ていて今すぐに行きたくなったけど、残念ながらもはや撤去されてしまったそう。
この前までシムシティ(3000)をやってて、古くなったポンプ場や発電所を私も容赦なく撤去していたけど、やっぱりそういうのよくない、一言言ってくれなきゃ困る。と思いました。
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実走動画、西園発、東園行き。「ういてる~」などの子どもたちの歓声と、運転手さんの帽子の浮かれ具合がみどころです。いちばん前を少年に譲ったところは大人だと褒めてください。
誰にも言われなくても、格好の被写体前では自らポーズをとり限られた撮影時間を難なくこなす、21世紀生まれの子どもたち。
私はというと、なんかおろおろしていてモノレール本体のかっこいい写真が今回ほとんどありません、ただし、モノレール本体マニアではなくモノレール橋脚マニアであるところの本分を発揮する1枚で締めたいと思います。
ナンバリング「1番」の橋脚。ああ素敵。
肝心の光センサーモノレールの話は、次回「お土産編」につづきます。