北陸の年末にしては珍しく、やたら天気がいいので、金沢城へ。
金沢城に入るのは、たぶん石川門の写生かなんかを小学生のときにしたことがあるはずだが、それ以来である。30年ぶり。
「金沢城の石垣めぐり」コースというものがあり、地図やら現地の案内やらがばっちり整備されていて大変よかった。結構時間はかかるのだけど、暇なので1.5周して、内側と外側の見学ポイントをだいたいみた。現地の案内所でサイトにあるのと同じパンフレットがもらえます。
石川門石垣
石川門の石垣は改修工事によって左右で積み方が異なっている。
土橋門石垣
門などの重要な部分には「切石積み」がつかわれる。水に親しむカメを表し、防火の願いが込められた亀甲石が有名。
二の丸北面
「粗加工石積み」の中でも形や大きさが揃っていて、最も完成された石垣。
数寄屋敷石垣
作業分担のための刻印がみられる
鉄(くろがね)門石垣
本丸から降りてくる、曲がりくねった道。
お城の外まで降りてきた。
ここには、石積の模型や、発掘した石などが、丁寧な案内板とともにいっぱい並んでいる。
左が加工前、右が加工後の切石。
複雑に加工した石もあっておもしろい。
これは明治に陸軍が築造した「谷積み」の石垣
東の丸東面の石垣
城内最古(1592年)の高石垣。自然石積み。
石川門まで戻ってきた。内側の見忘れたところを見に行く。
鶴丸倉庫
重要文化財の鶴丸倉庫の下の休憩所前に、石垣の模型があってとてもわかりやすかった。
切石積み
粗加工石積み
自然石積み
明治の陸軍がどーんと穴をあけた場所もあった。レンガの異質感がすごい。
色紙短冊積み石垣
玉泉院丸庭園に面した石垣で、気合が入っている。もともとは石樋になっていて滝が流れていたそうだ。
いもり坂と薪の丸
縁取りだけをきれいにそろえた「金場取り残し積み」
ここはお堀のあとかな。
お、辰巳用水だ。辰巳用水の石菅は県立歴史博物館の前に展示されてるやつを見に行ったことがあるぞ。
金沢の記録(金沢パークビル、升形遺構、石川県立図書館、国立工芸館、辰巳用水石管、金沢建築館) - エスカレーターマニアの移動の記録
兼六園
兼六園は、近くの小学校(いまの21世紀美術館があるところ)に通っていたときはお花見の無料シーズンのときに遠足で行っていたが、5年生のときに学校が引っ越したのでそれ以来ぶりである。
徽軫灯籠のこのポジションは、橋の上に立って撮影する人で行列になっていて、人のいない隙に撮る、というシステムだった。
徽軫灯籠コレクション(2枚目は東横インの前)
こも掛け
玉川図書館
玉川図書館はたばこ工場の跡。
長町川岸のあたりは、幼稚園の頃まで住んでいたので、私の庭(幼稚園時代の)である。