2020年8月、大阪出張のついでの滋賀の旅。
大阪出張ではやっとタイミングが合って、念願の巨大アヒルちゃんを見ることができ、ハッピーだった。
いや、草津の前日にはGoToTravelでかなり安くなってたびわ湖大津プリンスホテルに泊まり、琵琶湖のクルーズ船にも乗ったのだが、特筆すべきことがないので省略する。(そういうこともある)
船に乗って特に書くことがないというのも久々であった。かなりちょろっとしか周遊しない船だったので、今度は湖内の小島に渡る船とかに乗りたい。
「琵琶湖の見えるホテルに泊まりたい」という目論見は叶えられたのだが、それ以外特筆すべきことなし。
気を取り直して、草津である。
滋賀県自体、いつも通り過ぎるだけでじっくり訪れるのも初めてに近く、草津も初めて赴く街。この公園を見に行った。
www.kusatsugawaatochi-park.com
元天井川だった草津川の跡地を整備して、そのまま土手の内側を公園にしたという興味深い場所。例によって、はちま先生に教えてもらった情報である。
公園になる前には萩原さんがDPZで記事にしていた(私の情報ソース、この辺ばっかり)
この公園を目指してビシッとGoogleMapに入れた以外、「草津って、温泉があるんだっけ?」とベタな勘違いをしてたぐらいに草津について何も知らず来たので、駅から公園に歩いていってみたら、いきなりめちゃくちゃ宿場町でちょっと楽しかった。
この道幅の狭さが実に旧街道沿いっぽくて良い。(中山道の一本隣の道だが)奥に見えている土手が、旧草津川である。わぁすごいな。
本当に、民家の屋根ぐらいの高さのところに川がある。天井川の名に恥じぬこの佇まい。
土手を登っていくと
「de愛ひろば」というすごい名前の付けられた広場がある。
夏休みだったこともあり、割と人で賑わっていて良い感じ。
未開発側とのギャップがすごい。
この写真、よく見ると川の「下を」琵琶湖線の線路が潜っている。
川沿いをそのまま歩いていくと琵琶湖にたどり着くんだそうだ。2002年に別の場所に放水路が整備されて、ここは廃川に。
整備されている方へ進んでいく。
とても良い感じの遊歩道で気持ちが良い。
廃川であることを意識してか、公園の中にも水の流れがある。江東区の廃川の公園とかでもよくありますね。
他になんとなく似てるな、と思いだしたところを貼っておこう。
大航海時代の息吹を感じるLost Riverめぐり - 東京エスカレーター|田村美葉
ニューヨークの愛され鉄道高架 - 東京エスカレーター|田村美葉
さて話を草津に戻して、ここが例の「de愛ひろば」。突然水の出てくるじゃぶじゃぶ池とかもあって、お子様に大人気。
上流にあるオランダ堰堤をモチーフにした石垣、とかもあって、全体的にも「元天井川である!」ということをそのまま生かすようなデザイン配慮がされていることがわかる。
土手の上から見下ろすと、街並みはこんなに低い。こりゃ氾濫したら大変だ。
そしてこの下は、トンネルになっているのである。まさしく天井川。
明治にできたという草津川隧道
ここが東海道と中山道の分かれ目だったそうで、市指定文化財の「追分道標」が建っている。
帰りに草津宿本陣を見学
大人数が泊まれるように小分けされた部屋がある
一番偉い人の部屋