静岡で友人に会った翌日は、名古屋でテレビの取材を受けた。
名古屋のエスカレーターがすごいぞ、というか、名古屋がすごいぞ、という記事を書いてから、名古屋のテレビ局、ラジオ局にはちょくちょく声をかけていただいている。
名古屋は「それ、名古屋にしかないです」と言われるのが好きな人が多い気がする。
これは最近出版されたそうで気になっている公園の富士山の本。
まずは定番である、名鉄百貨店本店を紹介。
珍しさがわかりやすい「垂直落下手すり」に加えて、オーチス・エスカレイアもしっかりと紹介していただけてよかった。
『すごいエスカレーター』の中でも、名古屋のエスカレーターの話は何度も出てくるのでよければどうぞ。
その後、三越栄店へ。レトロな全照明丸ボディ3基が元気に稼働している、大変レアなスポットだが、ステップが全基とも新しいものに入れ替えられていて、大事に使われていますね。
昼休憩で訪れたビルになかなかいいエスカレーターがあるなと思って撮っていたら
OTISのデコプレートな上に、「そこにビル名書くタイプってあるんだ!?」というちょっとしたレアプレートだった。
#落ち文字 でもある
「名古屋周辺で他に、珍しいエスカレーターってありますか?」と言われて、普通に四日市スターアイランドを紹介すればよかったんだけど、「三菱電機の稲沢製作所にある、スパイラルエスカレーターはどうですか」と提案してみた。三菱さんから、DPZの取材では無理だがテレビ取材とかなら受けられる、と言われていたことを思い出したのである。ディレクターさんがはりきって取材許可をとってくださった。
どどん
ドドドーン
わーSOLAEだーー!
三菱電機のエレベーター・エスカレーターのマザー工場である稲沢製作所のことは、エスカレーターマニア歴かなり初期の頃に調べて、憧れの場所だったので、感無量であった。
詳細はDPZの記事をご参照ください。
記事にも書いた通りだが、三菱電機のマザー工場ということは、世界で唯一、曲がるエスカレーターである「スパイラルエスカレーター」を製造している工場でもある。紛れもなく、私にとっての聖地なのである。
かっこいい工場内部の写真などは記事を見てもらうとして、ロビーに鎮座するスパイラルエスカレーターだけ、ちょっとご紹介。
乗り口の横に、スパイラルエスカレーター全箇所リストが掲示されている。それだけでも、マニアにとっては大変やばい場所。
受付の女性がボタンを押すと、上りと下りが切り替えられるようになっている。ふだん、ビルにスパイラルエスカレーターを導入するかどうかを検討する、相当偉い人が訪れる場所だからね。「帰りは階段で」とかならんのだよな。
DPZライターになって以来、エスカレーターの記事ばっかり書いててよかったナァと思った瞬間であった。
稲沢製作所を堪能した後、名古屋には戻らず、そのまま稲沢に泊まろうと思っていたのだが、稲沢にホテルはなかったので、一宮に泊まる。
駅ビルがとても立派だった。
当然、エスカレーターは三菱である。
2014年2月のSpottizmo!ログ