荒川修作 + マドリン・ギンズ のことを知ったのは、何がきっかけだっただろうか。zaikabou先生のブログかな。
いずれにせよ、三鷹天命反転住宅(これはzaikabou先生たちと一緒に見学会に行った)、岡山の奈義町現代美術館(どっちもまだ記事を書いてない)に続いて、岐阜の「養老天命反転地」を訪れた。
奈義町現代美術館も、三鷹天命反転住宅も「建築」の範疇にあるものだったが、養老天命反転地は約1.8haの大地をすり鉢状にえぐって、平衡感覚や遠近感を狂わせにかかってくるという大規模なもの。
「養老鉄道でお出かけ」のポスター?が独特で若干怖い
この頃、単線の線路に夢中だったんだな
養老公園駅の駅前モニュメントは、瓢箪。
雨の日だったので、チケット売り場の方に「大変滑りやすい箇所がたくさんありますので、気をつけて」と何度も念を押される。恐ろしい。
色鮮やかな「養老天命反転地記念館」
そして岐阜県の形をした屋根が特徴の「極限で似るものの家」
ソファとか冷蔵庫とかに壁がめり込んだり宙に浮いてたりする。天井に1階の世界が反転して再現されているのだ。
ここまでの道も緩やかに蛇行したり登ったり降ったりだったのだが
いよいよ、すり鉢の世界の中へ入っていく。このすり鉢のところがめちゃくちゃ滑るので、できれば晴れた日にきた方が、身の危険を感じなくて良い。確かスニーカーも貸してもらえたが、そういう問題じゃない気がする。身の危険をより感じたい場合は雨の日も良いと思う。
どこに水平を合わせればいいのかさっぱりわからなくなる写真
すり鉢の中にも、名前のつけられたパビリオン的なものがいくつかあるのだが、いったいどこをどう歩いているかさっぱりわからなくなるので、もう手探りで進むしかない。
こんなしっちゃかめっちゃかな環境なのだが、特に文句も言わず、ぐいぐい成長している植物(それでいてはちゃめちゃな感じにもなってない)がすごいな、という感想を持った。
トイレもこんな感じだが、床が水平なのでもはや安心できる。
そのあと大垣の街中をちらっと歩いて気になるものを撮っていたようだ。
再び電車に乗って次なる目的地へ。
電車の中から、フジテックの工場とエレベーター試験塔が見えた。東海道新幹線に乗ると、「世界のフジテック」と高らかにうたっている看板(中央、横向きになってるやつ)が見えるのだが、この日は在来線なので新鮮な角度。
2014年2月のSpottizmo!ログ