冬で寒いのですっかり身体が鈍ってしまった。
なのだけれども、関東の冬は裏日本出身としては毎日うらめしく思うほどに天気が良いので、日中はとても暖かい。
今日も朝起きて、部屋の外の眩しいばかりの青空をうらめしくじっと眺めて、やっぱどこかに出かけないと損な気がする、と出かける支度をし。
と言っても冬で寒いので、カブで遠出してキャンプ、というわけにはいかないし、さてどうしようと考えて。
神代植物公園がすごく良かったのを思い出して、都立公園めぐりを冬限定の趣味にしてみるのはどうか。と唐突に思いつき(本当は神代植物公園に行った時に思いついていたが実行してなかった)。
GoogleMapで都立公園と検索して出てきた、町田市の「都立小山田緑地」に行ってみることに。
NAVITAIMEの「バイクナビ」で小山田緑地を検索すると、全く看板の出ていない小さな道で曲がって、THE田舎な感じののどかな農道っぽいところに突っ込んでいくので大丈夫かしら??と思ったがちゃんと駐車場があった。
空いてたので駐車場にとめちゃったけど、あとでもらったオフィシャル地図に「駐輪場」の表記もあったので確認すると、ちょっと先にある優先駐車場の脇にバイク・自転車置場もありました。どちらも無料。
なにやら広大な公園に見えるが、よくみると分園の方は民間のゴルフ場に囲まれているだけなので、本園がメインステージです。
入口の横にあった立派なサービスセンターに、土曜日にも関わらず係りの方が詰めていらして、「公園への小さな旅」という薄い本を購入。260円。行政の薄い本、見かけたら迷わず買うようになってしまったのはコミケの悪影響である。
もらった資料に、「丘に登ると急に原っぱが開け、中世の牧場の遺構と言われています」と書いてあってなにそれ楽しみ、と行ってみたら、結構広大な牧場(の遺構)だった。中世すげー。
さらに尾根っぽいところまで登ると、「みはらし広場」という名前の、本当に見晴らしの良いところに出る。町田市で唯一の「富士見100景」に選ばれた場所、ということで、見えるといえば見える、というレベルで富士山見えていたけれども、写真に撮ったらわかんなくなってしまった。
みはらし広場はこんな感じで日当たりも良くて気持ち良いのでしばらくぼけっとして。
園内の散策に向かう。
あずまや。
サッカー場と野球場として使われている、牧場あと以外は、多摩丘陵の雑木林に囲まれた「谷戸」の中を歩いていくコース。谷戸、という言葉は確かブラタモリで覚えた。
数日前の雨でぬかるんだ道や、落ち葉の降り積もる道をえっさほいさと歩いていくと、唐突に、「石畳の道」という、立派な通路が出てくる。
こんな感じにきちんと整備された道もある。
冬のせいもあるが、都立公園って、なんか大人っぽいんだよな〜と思いながら、アップダウンに富んだ1時間弱のウォーキングコース一周して、適度に汗をかき満喫した。
余談だが、小山田緑地までの道中はずっと、「南多摩尾根幹線道路」の脇を通るルートだった。片側4車線の大規模道路になるはずが、住民の反対運動で巨大な草原のような中央分離帯だけ残されているという楽しい道路なのだけど、現状片側1車線の対面通行なので、前に遅いカブとか走ってるとすぐ渋滞する(すみません)。
ニュータウンっておもしろいなぁと思っているところに、北総の「限界ニュータウン」の実態に迫るすごくおもしろいブログを知って、夕方からずっと読んでいました。すごくおもしろい。