両親のリクエストで世界一美しい図書館のあるコインブラ大学と、ポルトの世界一美しい書店「レロ書店」へ。両親のリクエストではあるが、おそらく娘がその年「東京の美しい本屋さん」を上梓したことを記念しての行程と思われる。

コインブラまでは電車で2時間とそこそこ距離があるので、少し早起きしてポルトのカンパーニャ駅へ。サン・ベント駅からはどの電車に乗ってもカンパーニャ駅に着く。

そこからあらかじめ予約しておいた急行でコインブラへ。コインブラでも乗り換えてコインブラBへ。新市街と旧市街がある街だとこのような乗り換えがよく発生する。
ポルトガルでよく乗ったのはCP。駅に改札はなく、車内で車掌さんによる検札がある。モバイルの画面を見せるだけで大丈夫。心配性なので行く前に電車の乗り方を死ぬほど調べるのだが、行くとよくわからないなりにいつもちゃんと目的地にたどり着き、帰ってきたと同時に忘れるので、どうやって乗ったかとか覚えていない。
www.cp.pt

コインブラBからはタクシーで世界遺産のコインブラ大学へ。上り坂が多いのでタクシー正解である。
大学の入り口にチケットオフィスがあり、「世界一美しい」と言われる(※諸説あり)ジョアニナ図書館に入るにはここでチケットを購入する。購入時に入場時間を指定され、回り方なども教えてもらえる。

図書館の入り口はここの階段を降りた先に。

写真を撮っていい場所はここまでで、最高にかっこいい図書館の中身は撮影禁止。
入場人数の制限があることと、撮影が禁止なため、静かにじっくり鑑賞ができて良い空間であった。中の写真はWikipediaにあったのでどうぞ。
ja.wikipedia.org

サン・ミゲル礼拝堂

図書館もすごかったが他も十分すごい


帽子の間

試験の間



他にもカテドラルなどがあるのだが、小さな街なのでゆっくり歩いても午前中だけでおよそ見終わった。少し行くのに時間がかかるが、ポルトからでもリスボンからでも日帰り可能でかなり見応えがあるのでおすすめ。

ポルトに戻って、「世界一美しい書店」(※諸説あり)として有名なレロ書店へ。隣のチケットショップで入場券を買ってから入る。すごい行列だが、意外とサクサク列は進んだ。



この階段が特に有名なのであるが、常に人でごった返しているので、大変だった。ここは、たぶん実物よりネットで見る写真の方が感動する気がする。




がんばって人がいない感じにギリギリ撮ったりもできるので、やっぱり写真の方が実際よりよく見える。

実際は常にこんな感じ
といっても、今から振り返ると、見事な三密状態に隔世の感がある。
コインブラ、日帰りできるかしらとか、本屋さんの閉店までに間に合うかしら、とか言っていたのだけど、余裕で間に合った上にこのあと橋を渡ってロープウェイまで乗りに行っているのでさすが田村家、という感じの行程。