スパイラル巡礼の旅は沖縄以外の日本各地を攻略しつくしたが、意外に身近な関東は(特に東京はスポーツクラブ内、マンションの住民専用エリアなど難易度高いところが残っている)まだ残っていて、そのひとつを訪問。
なんの気ナシに11月の連休中日に訪れてしまったのだが、世間ではどうやら紅葉シーズンというものがあるらしく、行きも帰りもバスを使ったが高速道路がえらい混雑であった。が、用事はひとつしかないのでのんびりと甲府に到着。
最近撮りためている駅前モニュメント
これがその甲府駅前山交百貨店、スパイラルエスカレーターでおわせられる。
吹き抜けのロビーに、本当はシンメトリーで設置してほしいところだがくだりはなく(本当になくて階段で降りた)、やや片手落ち感は否めないのだが、これはスパイラルにありがち柱回避タイプ。柱を回避した1階の化粧品売り場がやはりスパイラル型になっているところに注目してほしい。けっこうキュート。
皆さんエスカレーターマニアにはエスカレーターに乗って大興奮している姿を求められるものだが、言っちゃなんだがもはやルーチンなので、わりと「うむ、スパイラルであるな」と確認し、主要箇所からの撮影を終えたら速やかに去る。所要時間約10分。
そのあと、建築マップさんで検索して近場のおもしろそうなスポットに行ってみることにした。
というわけで清春芸術村。
清春白樺美術館(設計 1983年 谷口吉生):梅原龍三郎アトリエ(設計 1951年 吉田五十八 ):ルオー記念館(設計 1986年 谷口吉生) ・白樺図書館(設計 2002年佐々木 喬) :ラ・リューシュ(ギュスターブ・エッフェル設計のラ・リューシュを模して1981年再現)
...となかなかすごそうなんだがけっこうおもしろかった。
上記に加えて安藤忠雄さん建築の美術館なんてものも敷地内に増設されており、受付のおじさんが建築に対して深読みしすぎの自説を披露(クイズ形式で)してくれて30分ぐらい時間をつぶし、行きの3倍ぐらいの時間をかけて東京に戻った。