なにかひとつのことに異常に関心を傾け、写真に撮ったりして集めがちな人のために、それを発表する場としてのWEBサイトの作成の仕方をまとめます。
といっても、書いているのは「始めたときはブログすらなくて、HTML手打ちでインフォシークにFTPで手動アップロードしてた」ような昭和のひとなので、最新トレンドを捉えられているか微妙ですが、参考まで。
こういうタイプのひとが対象です:
このまとめを更新していたら、既に見られなくなっているサイトの多いことに悲しみを覚えたりしたので……若人達よレッツトライ
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書いているひとのインターネット思い出話はここ:
無料で始めるなら
「既に見られなくなってしまった」サイトについて分析してみたところ、
1. 有料サービスを利用していたが料金の支払いが止まっている
2. 無料サービスを利用していたがサービス終了のおしらせ
という2つのパターンがあるように思いました。
最初から無料で始めれば、1のパターンを避けることができます。また、2のパターンに陥らないように「とりあえず現状ちゃんと息をしている」サービスを選ぶのがよいでしょう。
一番簡単でイマドキ:Instagram
というわけでイマドキな若者であれば、まずはInstagramから、というのが妥当なところではないかと思ったわけです。普通ですね。
メリット
・アプリをダウンロードしてアカウントを作るだけです。簡単。
・なにもしなくても写真の一覧画面が綺麗です。
・ユーザー数が多い。フォロー/フォロワー関係から見てもらいやすい。
デメリット
・サイトデザインのカスタマイズが一切できません。
・スマホからしか投稿できません。PCでレタッチしてアップしたい人は二度手間。最初からiPhoneで撮っているひとは問題なし。
・キラキラした写真が圧倒的に支持されます。我々のような偏愛アカウントが人気アカウントに躍りでる未来はあるのか……?
素敵なInstagramアカウント例
Instagram用に画像にアイコンを付すなどして、かなり素敵に運営されています。
カスタマイズが楽しい:Tumblr
私はあまりちゃんと使ったことがないのですが、Tumblrで偏愛サイトを運営されてる方も多くいます。デザインが綺麗でかわいく作れるのが最大のメリットのような気がします。
メリット
・アカウント作るだけ。簡単。
・デザインカスタマイズも簡単。かわいいデザインたくさん。
・PCからもスマホからも投稿簡単。
デメリット
・SEOにあまり強くないイメージ。
・サービス内のフォローやリブログなどが現状あまり活発でないイメージ。
使い方
tumblrで運用しているとても素敵なサイト例
かわいー!そうそう、こういうサイトが作りたかったの!という感じです。
文章もしっかり書きたい人は:はてなブログ
私も長年使い続けているはてなですが、SEOがしっかりしているので、SNS的な使い方ではなくより広いインターネッツに出ていきたい人にはおすすめです。
メリット
・アカウント作るだけ。簡単。
・どんどん新機能が開発されて便利になっている。
デメリット
・いまのところ写真中心のデザインが弱い(ない)
使い方
写真中心ブログは、記事一覧がカード風になるこちらのテーマがいまのところおすすめ。
カスタマイズについては、こちらのリストを見てやりたいものを順番にトライしていけば問題なし。
このブログはカスタマイズほとんどしてないんですが、何か参考にしたい人は旅行専門ブログの方をみてください。
はてなブログで運用しているとても素敵なサイト例
できるなら今からでもはちま先生のようなブログを書きたい。
Youtubeでスタートするのもイマドキなのではないか
いきなりYoutube、ていうのが一番イマドキなんではないでしょうか?と思ったのですがどうでしょうか。
メリット
・アカウント作るだけ。
・ユーザー数、超多い。
デメリット
・まぁ、デメリットはいろいろある気もするけれども。
大好きすぎて最近延々とみてる動画
プープーテレビ隔週月曜担当のヒロエトオルさんの動画が好きすぎてエンドレス再生しています。これ、「動画」ではないんですよね、スライドなんです。絵は描けないけどかっこいいエスカレーターをまとめたスライドなら作れるかもなーとか夢が広がっているこの頃。
追記:
夢が広がった結果、バーチャルユーチューバー始めました。
本格的に始めるなら(もうあまり需要はないのかもしれませんが)
「無料」の例は、いずれも大きなプラットフォーム内に間借りしてスタートするものでした。これらの場合、プラットフォーム自体が失速していくと自分も失速してしまう(誰にも見られなくなる、モチベーションが下がる、最悪の場合すべての写真が消える……)などのリスクが(ちょびっとだけ)あります。
プラットフォームに属さずに、自分でほぼゼロからWEBサイトを立ち上げるのも、じつはそれほど難しいことではありません。
ランニングコストがかかりますし、支払いが滞ってサイト消滅のリスクのほうがプラットフォーム消滅のリスクよりずっと高いじゃないかという話でもあるのですが、「自分だけのメディアを持つ」というのはなんにせよ、とても嬉しいものです。コミケでいうと、一般参加とサークル参加ぐらいの違いはあるんではないかと。
そんなわけで個人サイト立ち上げガイドをごく簡単に書いてみます。
この限りではないので詳しく知りたくなった人は調べてみてください。
用意するもの
・レンタルサーバー
・CMS
個人サイトは、主にこの3つでできています。それぞれ取得方法を説明します。
独自ドメインをとろう
独自ドメインというのは、自分だけのサイトのアドレスのことです。このサイトなら、tokyo-esca.com の部分のこと。
いまどきサイトアドレス直打ちでサイトへ訪れるというひとはほぼゼロなので(たぶん)、わりとなんでもいいです。ただ短くていいアドレスはとったもん勝ちなので、すごくいいネーミングを思いついたらとりあえずとっておく、というようなひともいます(三鷹のタカハシさん)。
名刺とかに書いたときにかっこいい感じのアドレスをとるとよいですね。
価格は人気のある「.com」のドメインで1年間1,000円ぐらい。
私はムームードメインでとってます。かわいいから。
レンタルサーバーを借りよう
次に、自分のサイトの素材(テキストや写真、htmlファイルなどなど)をおいておくサーバーが必要です。自分ちのハードディスクにおいておいても誰も見にこれないので、みんなが見にこれるハードディスクを借りるイメージですね(おおざっぱにいうと)。
レンタルサーバーを比較しようとするといろいろ大変なことになるので、とりあえずロリポップでいいんじゃないでしょうか。かわいいし。スタンダードプランで 500円/月 ぐらいです。
ロリポップ!レンタルサーバー | 利用実績170万人突破!無料SSLあり
CMS をインストールしよう
独自ドメイン&レンタルサーバーがあって、「index.html」のファイルを用意すれば、サイトは公開できちゃいます。
ただ、「index.html」をひたすら手打ちで更新していくのは大変すぎるので(昔はそれでやってましたが)、CMSを使います。
CMSを、と言いましたが結局のところ、Wordpress のことです。
ロリポップなら簡単インストールの手順に従えば問題ありません。
WordPress(ワードプレス)簡単インストール / ユーザー専用ページ / マニュアル - レンタルサーバーならロリポップ!
このページをよくよく読んで、手順を間違えずにインストールさえできれば、あとは普通のブログサービスと同じように、ログインして管理画面に入るだけです。
デザインもいろいろあるし、プラグインという拡張機能もいろいろあるので、カスタマイズもし放題です。
東京エスカレーターの本サイトはそういう風にしてできています:
かっこいい・珍しい・おもしろい・素敵なエスカレーターまとめ | 東京エスカレーター
めんどくさければ、独自ドメイン+ブログでもいけます
簡単インストールなんつって、全然簡単じゃないじゃないかー!と憤ったタイプのひとは、独自ドメインが使えるブログサービス(レンタルサーバー+CMSが一緒になったものと思いましょう)を使ったらいいんじゃないかな、と思います。
有料プランガイド - ライブドアブログ ※ライブドアは有料プランなくなったんですね
ややこしいですが、東京エスカレーターは本サイトをWordpress、ブログをはてなブログProで運用しています。デザインのカスタマイズ性はWordpressのほうが高い(特に写真メインの場合)ですね。記事の拡散力ははてなです。ライブドアは使ったことないのであんまり知りません。
応用編:覚えておくと夢が広がること一覧
このへんまでできるようになると、他にも「やりたいこと」が見えてくると思います。応用編になりますが、覚えておくと便利なことまとめておきます。
CSSをカスタマイズする
Google Analyticsを使ってアクセスを調べる
ECサイトを始める
AdSenseで広告収入を得る
Font Awesomeのアイコンを使う
Google Fonts を使う
JQueryについて知っておく
TwitterもInstagramもなんでもある今、どの程度需要がある話だったかちょっとよくわかりませんが、「え、そんなことも簡単にできちゃうんだ!」となって一気に世界が広がる感じ、私は大好きです。誰かにとってのそんな出会いになったらいいな〜と思うので、今後も何か世界が広がったたびにまとめていこうと思います。
あと、サイト始めたら、ぜひ教えてくださいね〜。
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Wordpress はややこしいので、紙の本を買うのもあり。