屋外コンセント鑑賞の第一人者であるK.Otaさんによる、屋外コンセントそっちのけの高架橋脚ファンクラブ書記活動がすばらしく(久喜白岡ジャンクション写真はデスクトップ壁紙にしちゃった)、ファンクラブつくってよかったな~なんて他人事のように思っているこのごろなのですが(会員募集中!副会長などの要職にも空きがあります。勝手に名乗っていただいてかまいません)会長たる私もこうしてはおられぬと、先日は、ちばモノレール祭りに行ってきました。
ちばモノレール祭りとは、毎年千葉市民の日(10月第三日曜日)にあわせて、10月第三土曜日にフェイント的に開催される、千葉都市モノレール株式会社の本社と車両基地を大々的に開放した祭りなのでして、いちモノレール高架橋脚ファンとして、今年の開催を心待ちにしていたわけなのです。
なのですがしかし。あろうことか当日の体調激悪。
激しい腹痛に見舞われ、これはすごい/すごくないの自分内基準がいつにもまして大変シビアになってしまいました。モノレール祭りは、モノレール祭りと銘打ちながら餅つきあり、地元有志のライブパフォーマンスあり、いもほり列車(ってなんだ)ありのつっこみどころ満載のお祭りなのですが、帰ってきて撮った写真を見てみたら本当に好きなものしか写っておらず、体調激悪の中でも自分が心に留めた本当に価値あるものとはなんだったか、そんなことを見つめなおすきっかけに、なるかならないかは別として、とりあえず撮ってきた写真をそのまま並べてみます。
体調最悪でも雨の日でも風の日でも撮る、エスカレーター。
千葉駅前には初めて行ってモノレール駅入り口を探して右往左往したのですが(あのへんほんとカオス)いざ見つけたらめちゃくちゃ立派だったのでびびりました。この、無駄な空間感覚がたまりません。人がいなくなるまで待つ余裕はさすがになし。
千葉駅では4両編成最前列でモノレールを待ちました(そしたら2両編成できたのであわてました)。モノレールとゆりかもめは子どもに遠慮せずに最前列に乗るときめてます。しかし…千葉モノには最前列シートがないのですね…ちっちゃな運転席の窓から立ってみてないと絶好ビューがのぞめません。絶好ビューは大好きなのですが、しばらく立ってたらふらふらしてきたのでやむなく座わったため写真なし。
ふらふらしながら降りたのは、車両基地のある動物公園駅。
降りるなり、大量の高架写真を撮っていたようです。だってかっこいいんだもの。分岐地点なんだもの。
モノレールのよいところは狭い土地でも一気に急速に曲がることができるという話を聞いたことがありますがこの曲がりっぷり。どこに曲がっていくかというと、目的地、モノレール車両基地です。
行ってみると本社社屋のだだっぴろい敷地にところ狭しとテントが並び、焼きそばやらご当地キューピーやらパンタグラフ(超無造作)やら千葉モノ夏の制服(激安)やら売ってました。カオス。
私の一番の目当てであったところのモノレール模型見学は、5分置きの交代制です。社員宿泊所となってましたが中は完全にモノレール模型部屋。「人に伝える気あるのか」といった構図の写真ですみません…。
入るとでかいモノレールの模型があってボタンを押すと走ります。私の目当てはこれじゃないな…と無闇に走らせてたら、たちまち子どもに見つかって「おれがおれが」状態になったので譲ります。これまた投げやりな構図の写真ですみません…。
次の部屋に通されると、求めてたものがありました。
よほどうれしかったとみえて動画もあります。
プラレールだけどもデザインにも手を抜かない本気っぷりが。上は千葉モノ。下はディズニーリゾートライン。
つい、わああ★とうっとりしてたら気づくと周りはこんな感じになってました。同じ趣味を持つたくさんの男子に囲まれてたわけですが、ひとまわりどころかふたまわりに近い年齢差が・・・
もちろん、本気カメラを携えた本気鉄道ファン/モノレールファンの皆さんもたくさんきていたんですが、さすがに子どもの楽園であるところのプラレール小屋には近寄らない様子で、みんなどこにいるかというと、奥の車両基地にいました。これは、みんなが車両基地前で興奮している様子、ではなく、いもほり列車(ってだからなんなんだ)の順番を待っている風景ですが。
今日はこの中に入れるのです!
で、入ったんですけども、私は電車というより橋脚ファンなのだということを再認識させられる、関心の薄い写真しか残ってません。すみません。これ、モーター。
外に出て、車両基地裏にまわるとすごいかっこいい橋脚が!!5レールにも枝分かれしているここでは何をするかというと、現役営業車両を洗浄したり保管したりします。「車両洗浄乗車体験」という事前予約制のイベントをやってました。
枝分かれかっこいい。
洗浄マシンはガソリンスタンドにあるのとほぼ同じ。
乗車はできなかったけど洗浄は外からみててもおもしろかったです。
高架と橋脚の写真だけはほんとにいっぱい撮ってるのよね・・・体調激悪でも・・・
そしてこのあと、本社社屋にも整備点検場にも女子トイレがひとつもないという洗礼をうけ(大学入学当初の理系校舎みたいだ・・)後ろ髪を大いにひかれながら会場を後にしました。
モノレールの形のグッズを買おうと思ってましたところ、帰りに無償で配ってたちばモノレールティッシュをもらってしまいました(それを囲むのは各地モノレールグッズたち。いつの間に集めたのでしょうか)。
帰り道に、ちっちゃい子がうれしそうにみんなこれをもって歩いてる光景にだいぶ和みました。でも腹痛は激化していたのでこのあと写真一切なし…。すごく楽しかったがすごくつらい一日でありました…。体調がよいときにもう一度乗りに行きます。ありがとう千葉都市モノレールさん。
オマケ 本当は撮りたかったモノレールの写真とすごいサイト
■千葉モノレールの千葉駅周辺の素敵(あくまで私は素敵と思ってしまう)な風景は、いつもお世話になってます、こちらのサイトに詳しいです。
『Future Description ‐何かからはみ出した、もうひとつの風景』より
「駅前カオス」http://d.hatena.ne.jp/hachim/20090424/p1
「接近遭遇」http://d.hatena.ne.jp/hachim/20090416/p1
■横浜ドリームランドの伝説のモノレールの模型を作ってゆく、素敵すぎるブログ。こちら、現在進行形です。
『ドリーム交通モノレールを作る』
http://dreamland-monorail.seesaa.net/
こちらすごい完成度の試作機。背景が畳であることにもしびれるのですが。。
■これもなくなってしまった向ヶ丘遊園モノレールの「柱」だけに注目してらっしゃるサイト。自費出版で本にもなっててamazonで買えたので買わせていただいた。全部の番号の橋脚のはなしが載っててちょっと泣けます。
『向ヶ丘遊園モノレール はしらのはなし』