エスカレーターマニアの移動の記録

エスカレーターマニア。船に乗る人。原付で旅をします。

福井県立恐竜博物館のロングエスカレーター

ことしのエスカレーター初詣は福井で。

初詣にふさわしい、ナイスなロングエスカレーターを、福井県立恐竜博物館に観に行った。

 


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実家(金沢)の位置はぼかしています。

 

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ことし、北陸地方の平野部は雪のない暖かい正月だったのだが、勝山までくるとご覧の通りの雪景色。がおー。

 

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9/10 スパイラルエスカレーター巡礼in広州 #38in香港


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スパイラルエスカレーター巡礼の旅、本日は香港から電車で2時間弱の中国の都市、広州へ。

香港からいちばん近い中国の都市は深圳で、大陸側に渡るといろいろ治安とかヤバイみたいな話をちょっと読んで、中国に入ったら言葉も通じないし文化も違うし香港の常識は通じないと思え、と大変気を引き締めて行ったのだが、そんなわけなかった。駅前は香港の雑多な感じとはまた異なって、社会主義国家らしく整然と道も建物も整備されてて、とにかくでかい。

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大都会やんけ!

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9/9 スパイラルエスカレーター巡礼inマカオ #38in香港


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香港行く話をしてたとき、エスカレーター見たあとはどうするの?て聞かれたので、エスカレーター見たあとは、エスカレーターみて、エスカレーターみて、エスカレーターみるんですよと返しておいた。香港周辺にスパイラルエスカレーターのあるところが点在してるので1日ずつつかって巡礼する。まずマカオ

 

マカオにはカオルーンのフェリーターミナルから船旅である。フェリーターミナルがまた巨大で人がいっぱいいたが、エスカレーターのぼったところに英語のできる客引きのお兄さんが立ってて迅速に案内してくれて、それが15分おきと30分おきのフェリー会社の、30分おきのほうの会社だったけど、迷わず買えたのでよかった。香港の顧客サービスに笑顔は含まれてないが、速いは正義なので迅速さはすごい。きた人順に座席を割り振るシステムで、往復で切符売ってもらったら帰りが21:30発とかになってたけど、席空いてるかぎり何時のに乗ってもいいらしかった。船に乗る時も当然のようにエスカレーターがある。出発は2階から1階、到着は1階から3階のロングタイプで、見たことないエスカレーター会社だった!

 

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「ANLEV」と読める。調べたら、中国の会社だった。

 

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このエスカレーターがまた、格好いいのよねぇ。

 

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ここだけじゃなくて、空港みたいに何カ所にもある搭乗口全部についてるのだ。すごいターミナルだった。

 

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船はこんなの。

 

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高速フェリーから見える景色というのはこういうのだ。

 

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安全のしおりがなんとなくエヴァっぽかった。なんとなく。

 

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9/8 香港島エスカレーターハンティング #38in香港


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朝起きてiPhone開いたら東京五輪が決まってた。東京にいてそれを聞いたら、会場のある江東区民としては大盛り上がりだったとおもうけど、香港ではまるで実感がない。東京に五輪がくるよりも香港の日常のほうがよほど活気がある。

 

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香港島にフェリーで渡ってエスカレーターハンティング。

 

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現在地下鉄が通ってるのでフェリーに乗る必要は全然ないのだけどフェリーはターミナルも船もじつにひなびた感じで素敵だった。オクトパスカードで乗れる。

 

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1階席と2階席で乗り場がわかれている。

 

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香港島にはトラムがあるので激烈に便利。移動しまくってハンティングしまくった。

香港のエスカレーターメーカーは最終的に、オーチス、シンドラーの2強と、CNIM(フランス)、Thyssen(ドイツ)、KONE(フィンランド)の欧州勢、それに日本から三菱、日立、東芝フジテックと、ほぼ全世界のメーカー見たんじゃね?て感じだった。中国のメーカーがあるかと思ってたが、なかった。

 

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8/15 名古屋・京都エスカレーターハンティング

いまさらながら、8月のエクストリームお盆帰省の1日目。

見なきゃいけないエスカレーターがあるから名古屋経由で帰るわーなんて話していたら、「ついでだから京都で1泊しよう」という、どうついでだかわからない行程に。

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名古屋駅出口手前でばばーんと迎えてくれる4基並列エスカレーターが大好き。おお、そう、これこれ。と思い出す。

名古屋のエスカレーターの情報は、エスカレーター情報求ム窓口に有志の方より寄せられたもの。ちなみに京都の丸ボディ情報を教えてくださったのと同じ方である。すごーく詳しい。いつもありがとうございます。エクストリーム帰省中につき半日未満しか時間がないのだが、オリエンテーリングは得意。

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7/28 エスカレーターハンティング

そういえばですが、8/11コミックマーケットに出展します。

そして新刊が出ます。詳細は追って。

この日は、新刊のために必要なエスカレーター写真をハンティングしてた。

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都営新宿線新宿駅、都庁方面のホーム端エスカレーター。

地下鉄駅ホームのエスカレーターがひとり乗りなのは、じつはかなり珍しいとおもう(ほかで見たことない)。

しかも行幸エスカレーター(※真ん中がエスカレーターで両脇に階段の意)。かっこいい。

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5/4 福島〜仙台

ゴールデンウィークは両親が会津、仙台に行くというのでつきあって東北へ。

というのが当初の予定だったのだが、

会津に行くならこことこことここのエスカレーターを見なければならない。あと福島のスパイラルも見なくては...」

などと注文をつけたところ、ほぼエスカレーターメインの旅になった。

 


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高速道路のログはわかりやすくていいね。(一部とれてないところあり)

 

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10/20 多摩モノレールまつりと東京ウエストエスカレーターツアー

この季節、電車に乗ってるといろんな中づりにつられる。

今回つられたのは、多摩モノレールまつり。

1週間前くらいに知って、2日前にFacebookでいろんなひとを招待したが、そういう誘い方をしても誰も来るわけないので参加人数ゼロになっており、当日になって見かねたmechapandaさんとタカハシさんがきてくれた。やさしい。

千葉市民の日であるこの日は千葉モノレールまつりも開かれている。なぜあえてかぶせてくるのか多摩よ。

 

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4年越しの夢、ロイズオブロンドン

これもまた、「はいはいヨーロッパ行ってきたよ自慢ですか」と自意識過剰に自粛していたが、どう考えても私の体内時計は年中グリニッジ標準時に合ってるとおもう。ヨーロッパに行くと時差を全く感じないというか、日本にいるより早寝早起き、快眠快腸になる。

 

朝6時に起きて、7時にはすべて用意して、ホテルの朝ごはんへ。中庭があって大変素敵な朝食ルーム。コンチネンタルだが、パン、ハム、チーズ、ヨーグルト、果物がそろっていて完璧だった。ヨーロッパのパン、うまいなー。

 

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どうだ素敵だろう。

 

8時にホテルを出て、Earl's Courtから地下鉄に乗る。Earl's CourtはZone1のはしっこで、Circle LineとDistrict Lineがとまるんだけど、このDistrict Lineに支線があって、Earl's Courtはちょうどその枝分かれ地点にあたるもんだから、行き先が4つもあって大変紛らわしい。でさっそく間違えた。ついでにロンドンの地下鉄はバスよりもやる気がないんで10分待ちとか20分待ちとかがざらにある。Circle Lineがまさかのストライキで全日運休という事態に翻弄されるのは翌日のことである。

 

なんだかんだ言いつつ、Bankに9時すぎに到着。この旅のメイン目的である、ロイズ本社へ。歴史あるロンドンの街並みの中で異様な存在感というか素材感。チャールズ皇太子が「石油コンビナートのようだ」と酷評したらしいが、それ酷評になってないチャールズ。既に50mくらいの列が、正面入り口から建物の角まであり、並んでいるうちに列はどんどん長くなって、このひとたちがみんなエスカレーターを見に来たのかとおもうと胸が熱い。

 

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街中にそびえたつ石油コンビナート。素敵。

 

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正面入口前、ピロティに並ぶひとたち。

 

10時の開場を待つ間、わざわざロンドンから取り寄せて出発3日前に届いたガイドブックを読んでいたら、iPadアプリが出てるとあるのでダウンロード。これが、Googleマップと連動していてめちゃくちゃに便利だ。どうりで、PDF版のガイドブック、サイトのどこを探してもなかったわけだ。はやく言ってくれ。ロイズ観終わったらどこに行こうかな―などと物色する。

 

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2011年から、ガイドブックはアプリになったそうです。500円。もちろんiPhoneでもつかえます。

 

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待ってるところで上をみあげるとこんなだ。

 

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エスカレーターメインの素敵なパンフレットをいただき、テンション5倍増しに。

 

9時40分くらいには列が進みだし、たくさん素敵なパンフレットをもらって、簡単な荷物検査があって、中に入る。と入ってすぐ、目当てのエスカレーターに乗るコースになっている!ぎょええ!待って待って心の準備がああ!!とあっというまにメインフロアに着いて、広大な吹き抜け空間に、ごーんごーんと光るエスカレーターが動いている、あの夢見た光景があるのだった。

 

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入っていきなりこれだ。そりゃ手元もぶれる。

 

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ばばーん。

 

だけど、エスカレーターで上の階にはのぼれないみたい。他にエレベーターも見当たらないし...あ、公開ってこのフロアだけなんだ~と早々に合点して、近くから遠くから斜めからエスカレーターを撮りまくる。おなじくエスカレーター胸アツ仲間だと思っていた他のひとはだいたいエスカレーターに背を向けて、メインフロア真ん中の展示物や大きな時計、ずらりと並んだ執務席の様子などを撮っていた。この執務席、ふつうの机でふつうにPCなどが並んでいるのだけど、図書館みたいというかハリー・ポッターみたいというか、セキュリティチェックがいたるところにあり、パーソナルスペースに分かれてる次世代オフィス、とは真逆の感じでなんだか印象深かった。

 

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図書館みたいな執務スペース。

 

ところで、このOpen House Londonというイベントは、完全無料、参加してる施設の好意とボランティアによって成り立ってる。にこやかに説明してくれる係の人がみんなLLOYD'SのTシャツを着ていて大変うらやましかったのだが、もしかして社員さんだろうか。

 

で、20分くらい堪能して、やっぱり下から撮れる写真には限界があるわねぇ上にいけるスタッフのひとたち、羨ましいワァと思って見上げていたら、ん、なんかふつうっぽいひとも上にいるような...このフロアからは出口に誘導してるようにしか見えないんだけど...あ!!そうだ!!この建物、エレベーターは全部外づけなんだったじゃーん!!!!と、大変なことに気づく。ドキドキ行ってみたらやっぱり、出口ではなくて外のエレベーターゾーンに案内されるのであった!!!ぎゃー!!!

 

どうも、開場直後に入ったので、まだ上にいるひとがいなかっただけのようだ。このあと、エレベーターでのぼって、エスカレーターで降りてくるコースになっていた。むふー(興奮の鼻息)。

 

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このスッケスケのエレベーターであがる!

 

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超絶豪華な応接間!

 

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コードのもたもた感が親近感わく会議室!

 

スケスケのエレベーターに興奮しつつ最上階の会議室フロアへ。ここは中世貴族の居間ですか、みたいな豪華絢爛応接室、あ、これはうちの会社といっしょだ、と安心できるガラス張りの通常会議室があって、テレビ会議システムのあのだらーんと伸びてる配線の感じにとても親近感がわく。そんなとこばかり注目しつついよいよ吹き抜けゾーンに。

 

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ええ、これが、これが見たかった光景なんです。

 

うっとりした気持ちのまま、エレベーターで今度は、エスカレーターのある階まで降りる。

 

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ええ、これも、このエスカレーター正面からも、撮りたかったんです。

 

コースの順序どおりにうしろのひとを邪魔しないぎりぎりのところでゆっくりゆっくり、エスカレーターを降りて、メインフロアまで。出口をスル―して、もう1フロア分、エスカレーターを降りて、トイレのある地下フロアへ。名残惜しい。

 

※ロイズのことはDPZで思う存分書かせていただいた。

@nifty:デイリーポータルZ:年に1度だけ開かれるエスカレーターの総本山に行ってきた

 

出口で昨日買ったOpen House Londonの記念本やらなんやらのグッズが売られてて、これまた大変にこやかなお兄さんにステッカーはフリーだよ!ほしい?と言われてI Love Open Houseのステッカーをもらった。ええ、愛してます、Open House London。これから行こうという方は、すでに2013年のガイドブック予約がサイト上で始まっているようです。このガイドブックの中に、予約が必要な施設の情報など、大変重要なことが書かれてますので。ロイズオブロンドンは予約ナシでOKなんだけど、その他の施設はいろいろ調べたほうがよいと思われます。日本語の情報は、建築マップさんのサイトに詳しい

 

つーわけで、アプリで調べた近所の建物にいくつか。新しいっぽいかっこいいビルに入ってったらイケメンのセキュリティのひとに「残念だけど君はダメ、あーそしてロビーの写真は禁止されてるから(懲りずにロビーのエスカレーターを撮ろうとしたんである)」的なこと(ぜんぜん何言ってるかわかんなかった)を言われ、しょんぼりしながら近所の教会に入ってったら、「よくきたよくきた!紅茶があるよ!珈琲があるよ!ちょっと種類少なくなっちゃったけどクッキーもあるから!!」みたいな大歓待をうける。Open Houseで何やるかは、すべて、各施設の嗜好にゆだねられてるようですよ。ありがたく教会で紅茶をいただいて休憩してから、これもすごい列のできてるMansion House(要予約)を横目に眺め、やや列ができてるけど入れたとして500段だかの階段をのぼるらしいMonumentを横目に眺め、うん、まぁ、他の施設、無理して行くこともないかな、と、予定通り、お昼にと考えてた次の目的地へ行くことにした。

 

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やさしかった教会。すてきな柱。

 

London Bridgeを渡って、City HallのあるSouthエリアに向かう。徒歩で。まだ旅の前半なので元気なのだ。バスを見かけるとは乗ってた後半のパリと行動範囲がぜんぜんちがう。というかこういうことしてたから後半息切れするんである。

 

London Bridgeというのはfalling downの歌で有名で、その1コ東側のかっこいいTower Bridgeと混同しがちだが、落ちまくった結果、現在架かっているのは、ただの橋である。それよりLondon Bridge Stationの横にしゃきーんと鋭角にとがってそびえたつ建物が気になってしょうがない。なにあれ。

 

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これ。

 

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バベルの塔感がすごい。

 

で、いま調べたところによれば。The Shardという、なんとヨーロッパで最も高いビルなんですって。2012年7月に外側ができたばっかりで、2013年オープン予定。設計はあのレンズ・ピアノ。レンズ・ピアノといえば、ポンピドゥーを我らがリチャード(・ロジャース。ロイズオブロンドンつくったのも彼)といっしょにつくった人だ。へぇー(いまさら)。

 

この建物、ヨーロッパ一というだけあって、いまロンドンに行くとほとんどどこにいても見える(それは言いすぎ)くらい目立つ建物になっている。

 

12時すぎて猛烈に空腹を抱えた私は、それでも予定を遂行。そんな感じで超絶再開発中のLondon Bridge Station付近をはじめ、テムズの南側はいまとても活気に満ちている感じ。特に土曜日は商店街がなんかお祭りになってて大変な騒ぎ。めあてのWhite Cubeというギャラリーは、いくつかの部屋があって、それぞれ隅っこに超ひまそうに本読んだりして座ってるひとはアーティスト本人なのか。おそらく本物の消防車のホースを切って平面に並べた作品とか、なかなかおもしろかったけどいかんせん私はおなかがすいたのだ。

 

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なんで消防車のホースだとわかるかというと

 

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その裏に消防車がつってあるからだ。おもしろい。

 

土曜日の11:00~14:00くらいの間だけ開催されるらしい、Meltby Street Marketへ。ここ、FIGARO JAPANのロンドンガイドにふつうに出てたんだけど、地図が間違っていた。Meltby Streetはたしかに地図どおりの道なんだが、このストリート自体は住宅街というか団地のど真ん中みたいな道で、特になんにもやってないのだ。え、もしかして今日やってないの、団地が魅力的なのはわかったけど、と涙目になって高架の下まできたら、その高架沿いの細い道にまさしくたくさんの屋台が出ていて、高架下建築祭りみたいになってた。横浜の黄金町のあたりと同じく、鉄道高架をリノベーションしての素敵なカフェもいっぱい、おいしい料理やら、ワインやら、チーズやら、ハムやらの試食がもりもりと。

 


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実際は地図に書いてないここの高架沿いの道がメイン会場なので注意されたし。

 

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ほーら素敵だろう。

 

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煉瓦橋脚特有のアーチの中がそれぞれお店になってる。ロンドン高架下建築。

 

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なかはこんなかんじ。

 

屋台で焼き立て肉をはさんでくれるハンバーガーを買って、そのへんのベンチに座り、念願のランチにありつく。うまい。ロンドンはほかにも、土曜限定市がたくさんたつので、いろいろ行きたいところはあったんだが、ここはぜひとも訪れるべきスポットだと思った。

 

ロンドンの素敵な煉瓦の高架をたのしく眺めながら、またも徒歩でTower Bridgeのたもと、Open House Londonで公開しているCity Hallにやってくる。ませっかくだから入っておくかと50mくらいの列に並んで、さくさく荷物検査を受けてエレベーターで最上階の展望テラスへ。子どもたちがとてもアーティスティックな、建築系積木のワークショップに熱中していて、おしゃれな雰囲気。

 

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展望台からは再開発真っ最中のSouthの様子が見渡せる。

 

で、有名らしい螺旋階段のほうへ...と行ってみたら...え、なにこれ、1階までずっと続いてるんだ!? ってそんなことも知らずにきたんだ!? いやCity Hallって外見が奇抜なだけじゃないのね、超かっこいい。その螺旋階段、ガラス張りの執務スペースでふつうにお仕事している職員さんを眺めながら、そして反対側はこれもガラス張りでテムズ川タワーブリッジを一望しながら、順々に降りていくと、感動的なことに、いちばん下のスペースは市議会の会議場なのだ。階段を降りていくだけで、なんかこう、ロンドンという街について一市民としていろいろな気持ちがむくむくとわいてくる施設になっているのである。私は市民じゃないけど。

 

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うん、ここはみんな来たほうがいいね!

 

圧倒的に気をよくして、テムズ川のほうへ。すぐ近くに浮かんでいる、HMS Belfastという軍艦の内部見学もちょっと気になったのだがスル―、すぐ近くのPierから船に乗る。Oyster Cardがつかえるということも書いてあったけどちょっと仕組みがわからない。チケット売り場の係のひとにきいて、どこまで?ええっとウエストミンスターまで、と言ったらWaterlooまでと書かれたチケットをくれた。Waterlooはウエストミンスターの対岸なんだがウエストミンスターにはとまらないってことなんだろう、まぁいいや。で、このあとまったくこの買ったチケットをチェックされることもなかったし、Oyster Card持ってるひとはチケットを買う様子すらなかったんだが、いったいどういう仕組みなのか謎のままである。

 

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なんか軍艦。

 

隅田川クルーズと同じ大きい観光船で快適に船の旅。最近小さい船とかSUPとかばっかり乗ってるので大きい船って逆に新鮮である。曳き波とかきてもべつに揺れないんだね、船って!

 

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こんな船だった。

 

Waterlooについたらさすがに一大観光地、人であふれており、そういや前にここの土産物屋台でおつりをごまかされそうになったよねとか、そういやここでなぜか井上和香を目撃したよねとか、どうでもいいことをいろいろ思い出しつつWestminster Bridgeを対岸にわたる。目当てのバスに何度も抜かされながらバス停を迷いに迷って、そういや前きたときもバス停に迷い続けて帰国してからさえ悪夢にみてたな、とさらに思い出し、ダブルデッキの特等席を確保。

 

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ウエストミンスター横目に盛大に道をまちがえた。

 

向かったのは、ノッティング・ヒル・ゲート。やはり土曜開催のPortbelloの蚤の市に終わりかけながらやってきたものの、安い衣料品とかアンティークとか、興味なくはないんだが、うん、私、つくづくドボクと建築しかうけつけない身体になってしまったのね、と深く実感してPortbello Streetを抜けた。

 

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乗換駅。古い橋脚をとりかこむようにして新駅舎が建っていて、建物内橋脚になってた。おもしろい。

 

Ladbroke Groveから電車に乗って、ロンドン郊外のGreenford Stationを目指す。とても内容が充実している英語WikiEscalatorの項に、木製エスカレーターの残っている場所として明記されているのだ。今回の旅の隠れ目的地でもある。いや隠さなくていいんだが。

 

で、行ってみたらこれが!元々おそらく3基並列だったとおぼしきエスカレーター、下から見て1番左はふつうの階段に、真ん中は元エスカレの意匠を残す階段に、そしていちばん右がステップのみだがたしかに木製エスカレ!わーい!

 

と写真を撮っていたら、係員のおっちゃんに「写真だめよー」と怒られてしまったのだった。英語がわかんないせいもあるんだが、なにがどうだめなのかわからない。厳密にいえば、どの国のどんな駅の構内もその鉄道会社のものなので許可のない撮影は禁止といえば禁止なんだが、他のところではぜんぜん注意されなかったのでたまたまなのか、それともこの木製エスカレーターになにか重大な秘密でもあるのか不明だ。というわけで公開はしないのだが、私のiPhotoフォルダにはその重大な秘密の隠された木製エスカレーターの写真(怒られる前に撮ったやつ)がちゃっかり保管されている。

 

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関係ないけどロンドンのエスカレーターは片側あけ推奨である。どっち側か、という話にはあまり興味がないのでふれないでください。

 

そんな感じでやや意気消沈しながらもまだまだ元気な1日目、最後はこれも金・土だけ22時まで開館の、テート・モダンへ。ロンドンとパリの主要な博物館、美術館は前回きたときにほぼ巡っているので、特に予定に組み込んではいないのだが、ヴィクトリア&アルバート同様、ロンドンに来た時は絶対にはずせない美術館である。

 

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Blackfriars Bridge横の絶賛工事中の鉄道橋がかっこよかった!

 

1階のお手軽カフェエリアで食事にしようと思っていたら通常の時間で閉まっていて、最上階のレストランに。パリで同じ位置づけの美術館、ポンピドゥーの最上階のレストランは、なんつーか宇宙っぽいというか未来な感じでメニューも変わっていて、いったいなにがメインでなにがオードブルだかわからず、いつも「トマトにチーズのっけたやつ」1皿、みたいなのをどーんと頼んで(ものすごくうまい)満足するのだが、テート・モダンのメニューはとっても見やすい。きょうのおすすめメインディッシュからラム肉を選んで、オードブルはひとりなので諦め、サイドディッシュを。あとグラスワイン1杯。サイドディッシュのグリーンサラダが俺の日本での野菜の1週間分の摂取量ぐらいあったけど全部食べてサービス料込で30ポンド。テムズ川の夜景が見渡せる絶景のレストランでこの価格はだいぶお得なんじゃないかしら。「ひとり旅の夜は美術館にかぎる」というのをそれだけで記事にしようかと思ったくらいだがこのブログはライフハックブログではないのでやめておく。

 

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空腹によりぶれた。

 

腹ごしらえ後のほろよいでみまわる、夜の空いてるテート・モダンは最高である。有料のムンク展はスル―、というかとても見て回る時間がない。余裕でカンジンスキーだけの1部屋とかある、ヨーロッパの美術館の余裕っぷりに気押されるのだった。ぐふぅ。

 

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余裕の常設展。

 

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そんでもって、テート・モダンはエスカレーターがめっちゃかっこいい!

 

こんなボリュームで日記を書いていったら大変なことになりそうだが、言うまでもなくこんなに夜まで元気なのは初日だからである。

ドボ年会北九州ひとりエスカレーター編ダイジェスト

ドボ年会北九州、超たのしかった。充実した。

で、本編のほうは、きっといつかレポートするとして、その前後で福岡(といっても博多周辺と小倉駅周辺)のエスカレーター、行かねばと思っていたところをほぼくまなくまわることができたので、まずはダイジェストで紹介したいのです。
 
福岡のエスカレーター、いやーヤバかったよ、いろいろと!
 
■福岡のエスカレーターのここがヤバい1 こっそり新種が多い

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地味に青いライトがかわいい福岡市営地下鉄福岡空港駅エスカレーターは、フジテックだった。フジテック、がんばってるなぁ。

 

こちら日立さんのエスカレーターには、初めて見る菱形のライトがついてる。菱形、なにかのマークとかでしたっけ。かわいい。博多駅にて。

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そしてでた!真ん中に黄色のライン!!

中国ではデフォルトであると噂の、立つ人&歩く人をわけるラインのあるエスカレーターが!!日本国内でお目にかかるとは思わなかった!これも地下鉄駅にて。まさかの三菱さんのお仕事である。

 
■福岡のエスカレーターのここがヤバい2 短い

 

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短いうえに、階段上!この微妙な段差は何!パルコにて。

 

こんなひっそりとした場所にもエスカレーター!だからこの微妙な段差はなんなの!!パルコと西鉄バスセンターの間の通路脇店舗で発見。

 

■福岡のエスカレーターのここがヤバい3スクエア手すり

そして、なんだかしれっと手すりがスクエアだったりする。これは天神の福岡ビル(だったとおもう)。

教えてもらって行った、博多駅ANAホテルのエスカレーターも、スクエア。ここは本当に行ってよかった!みよ、この貫禄!



■福岡のエスカレーターのここがヤバい4 噂のおしゃれ歯車

博多駅の噂のおしゃれ歯車エスカレーターにもやっと会うことができた。

おしゃれ~。



■福岡のエスカレーターのここがヤバい5 赤い彗星シンドラー

 

 

今回旅行中、いちばん収穫だったのは、この赤いシンドラーに会ったことかも。シンドラーが手すりを赤にしているっあのつの字手すりの赤バージョンなんて。。しかも床板の模様も違うし!なにこれどここれ外国!? 

 

オシャレなフットライトもついていて、かなりポイント高い。3倍速かったりはしない(お約束)。キャナルシティユニクロ店内で。

 

■福岡のエスカレーターのここがヤバい6 そしてスパイラル

 

でもって、天神イムズにはスパイラルエスカレーターがあるんだから、もう福岡最強だよね。


いやー、日本国内でこんなに一気に新種のエスカレーターに出会うとは思っていなかった。福岡、なかなかやるよね、マジで。
(ああ、エスカレーターの話するのたのしいなぁ~)

イオンもヨーカドーも好きにしてくれてかまわないが、ダイエーのエスカレーターこそが最強だという話

以前、金沢の駅前にイオンのショッピングモールができて大変なことに...

というのを当ブログでもご報告申し上げたのですが、
イオンもヨーカドーも、おおいに経営努力していただいてかまわないのですが
ひとつだけ言わせていただくならば、エスカレーターがちっとも魅力的ではない!
 
いろんな駅前のショッピングモールにいままで足を運びましたが、
素敵なエスカレーターが迎えてくれるのは、きまってダイエーです。
 
 

 

松戸駅前のダイエーにて。

丸ボディに赤手すり、古き良き日本のエスカレーターです。 

よく見ると、丸形ステッカーが4枚もついてる!

 

この丸ボディ赤手すり、戦後参入の東芝エスカレーター1号機が

この形状だったことも示すように、いまやけっこうな年代物。

新参のショッピングモールになんて、所詮、薄型抗菌手すりの最新型しかつけられないのですよ。

それがダイエーさんはこの丸ボディをしっかりメンテナンスしてくれているとみえる。

素晴らしいです。

 

とか賞賛していたら、さすがダイエーさん。やってくれました。

(いや、元々あったのをわたしが見つけただけですが)

こちら、目黒店のエスカレーター。

 

 

こちらはブルーの丸ボディ。三菱さんのお仕事です。スタイリッシュです。

と、思いきや、あーーー!!

まさかの丸ボディスクエアレール!しかも三菱製の!!

そして、あーーー!みたことのない私家版丸形ステッカーまで!!!

 
 
というわけで、ものすごく前に見つけたのを思い出して紹介しただけなんですが
つい興奮してしまいました。
こういう細かいポイントに人知れず大興奮しだすようになったら
もうオタクと言われても仕方が無い...(いまさら)
 




 

※本記事内に登場する固有名詞はぜんぶ実在しますが

 著者個人の妄想による憶測を多分に含みますのでご注意ください。