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香港行く話をしてたとき、エスカレーター見たあとはどうするの?て聞かれたので、エスカレーター見たあとは、エスカレーターみて、エスカレーターみて、エスカレーターみるんですよと返しておいた。香港周辺にスパイラルエスカレーターのあるところが点在してるので1日ずつつかって巡礼する。まずマカオ。
マカオにはカオルーンのフェリーターミナルから船旅である。フェリーターミナルがまた巨大で人がいっぱいいたが、エスカレーターのぼったところに英語のできる客引きのお兄さんが立ってて迅速に案内してくれて、それが15分おきと30分おきのフェリー会社の、30分おきのほうの会社だったけど、迷わず買えたのでよかった。香港の顧客サービスに笑顔は含まれてないが、速いは正義なので迅速さはすごい。きた人順に座席を割り振るシステムで、往復で切符売ってもらったら帰りが21:30発とかになってたけど、席空いてるかぎり何時のに乗ってもいいらしかった。船に乗る時も当然のようにエスカレーターがある。出発は2階から1階、到着は1階から3階のロングタイプで、見たことないエスカレーター会社だった!
「ANLEV」と読める。調べたら、中国の会社だった。
このエスカレーターがまた、格好いいのよねぇ。
ここだけじゃなくて、空港みたいに何カ所にもある搭乗口全部についてるのだ。すごいターミナルだった。
船はこんなの。
高速フェリーから見える景色というのはこういうのだ。
安全のしおりがなんとなくエヴァっぽかった。なんとなく。
席は窓側だったけど、高速フェリーの窓ガラスにはあまり期待しないほうがいい。薄ぼんやりした風景を眺めてるうちにマカオ着。
マカオはいきなり英語が通じない。フェリーターミナルは英語が通じたけどフェリーターミナル外のバス停の係のひとでもう通じない。私御用達の旅行ガイド、『歩く香港&マカオ』に詳細なバスの乗り方が書いてあったおかげで全部バス移動で完遂した。まず政府観光局でバス停入りの地図をもらうのがポイントである。
元ポルトガル領のマカオでは、バスから見える建物が異国情緒たっぷり。デコラティブなベランダが、スペイン・ポルトガル色を感じさせる。
かと思いきや、こういうちょっとイッちゃってるカジノ建築もある。
で、バス1本でまずマカオタワー。ここにも回転展望レストランがあるんだけど、予約でいっぱいだった。がーん。で、しょうがないので普通にチケット買って展望台へ。日本の団体客がきていた。タワーの外でバンジージャンプなどしていた。高いところは好きだけど、そこまでしなくてもよい。というわけでそそくさと降りたが、地上階のエスカレーターが今回初の東芝さんだったので、きてよかったなーとおもう。
マカオタワーはこんなの。
回転展望じゃないふつうの展望室。
窓寄りのほとんどのスペースの床がスケスケだった。やっぱり、香港・マカオには高所恐怖症のひととかいないんだとおもう。
船とか
タイパ島とを結ぶものすごい長さの橋が計3本。カジノの街ってやることがちょっとおかしい。
で、またバスに乗ってマカオ中心部へ。バスはどのバスもほとんど通るターミナルがあるのでわりと使いやすいとおもいます。
マカオの中心部の通りは半分中国、半分ポルトガルでおもしろい。上は香港と同じ、中国語の看板がずらずら並んでて、下をみるとポルトガル風タイルだったので素敵だ。少しいくと世界遺産建築いっぱいのセナド広場に着いて、ここは文字以外の要素はほぼポルトガルになる。建物正面の室外機がなくなって、デコラティブなベランダ窓が並んでる。これを前にどこで見たかというと、キューバにそっくりだ。違うのは、建物の中身が完全に資本主義なこと。あらゆるチェーン店が入ってて、香港とまったく同じものがまったく同じ値段で買える。
この折衷感がすごく素敵。
世界遺産のセナド広場。真ん中にどかんとあるのは、中秋節の飾り。両側の素敵なファサードの建物の中にも、ドラッグストアチェーンのSasaなどが入っている。
建物だけ見てるととにかくすごくキューバっぽい。
世界遺産な路地を抜けて世界遺産な天守教会跡の前のレストランへ。ポルトガル料理のお店で、久々にサービスに笑顔が含まれてる文化に遭遇する。たぶんポルトガル系?のボーイさんが給仕してくれたが、その笑顔が別料金なのかどうか判然とせずこっちも曖昧にニコニコ笑ってチップなしで出てきてしまった、チップ文化はさっぱりなれない、こんな小娘にチップもらっても...ていつも思ってしまう。それと、久々に野菜を生で食べてとてもうまかった。
セナド広場から激混みのバスに乗ってタイパ島のヴェネチアンマカオを目指す。マカオ島とタイパ島の間はシムシティで無計画に線を引っ張ったみたいにながーい橋が3本も架かってて現実感がなくてヤバイ。そこをふつうの路線バスでがんがん走る。ヤバイヤバイ。
ヴェネチアンマカオに着いて腰が活動限界を迎えてたのでものすごくやる気なかったのだが、ショッピングモールの天井に空が書いてあって水が流れててゴンドラが行き来する、まったくもって正気の沙汰ではない建物である。だってカジノだからね。なんか銅像の前でみんな写真撮ってるなと思って通り過ぎたら戻ってきたときは消えてたりする(大道芸)。カジノのある吹き抜けのホールに、エスカレーターがシンメトリーに集結してるところがあって、そこにスパイラルがいらっしゃって、素晴らしい生涯を全うしている様子に胸が熱くなった。さあいくぞ、と思ったらカジノに入ろうとすると止めらられてるひととスルーのひとがいる。でかい荷物と、カメラがNGだそうで、どっちもアウトだったし、撮影禁止なら入る意味ないので上から眺めるにとどまる。なんかカジノってすごい場所だった。カジノで儲けた金を使うため、としか言いようのない店ばかり並んでるの、ショッピングモールに。お台場ヴィーナスフォートがいま中国人向けにアウトレットにしてるけど、カジノ抜きな時点でいろいろ違うし、どんなにがんばってもここまで日本人ははっちゃけられないだろうなー、て感じがする。
あとで気づいたが、路線バスでたどりついたこっち側は、裏口みたいな感じだった。正面は反対側。
いろいろな感覚が歪んでいく建物である。
カジノフロアのロビーにだーんとスパイラル。
が、降りられなかったので上から...どうかお達者で。
周辺にもいろいろ同じような興味深い建物があって、エスカレーターも素敵なんだろうな、とは思ったが、如何せんこのあたり、街が人の歩くスケールでできてないので散策はやめてフェリーターミナルに向かう。マカオはまだまだ建設ラッシュで、隣に今度はパリマカオみたいの建てようとしてた。あとやっぱり足場が竹。
マカオの足場もやっぱり竹、コレクション。
あと、生えかけの橋脚。
タイパ島のフェリーターミナルもなにやら建設中で、臨時っぽいところから船が出る。
到着のエスカレーターもやっぱり見慣れないメーカーだわーと思って撮ってたら、行きのANLEVともまた違うメーカーだった!そんなことってあるのか!
解読すると「DONG YANG」と読める。マレーシアの会社っぽい。すげー!
この上のと下のとでメーカー違うってことだよ?うおー!
そしてターミナルついてから、お土産を物色したり、なんとなくうろうろしてたらさらにすごいエスカレーター空間見つけてしまった。
えええええ。。。マリオンの例の鏡の間に似てるが、これ、鏡じゃないのだ。並列12基!??
帰りに有名な糖朝へ。地図に載ってるのと違う場所の新店舗になってた。チャーハンが食べたかったが隣のなんか麺とチャーハンひとつずつ、あと点心をひとつとってシェア、といういかにも日本人ぽい頼み方をしてる日本人カップルが、大量の麺とチャーハンを前に途方に暮れてるのを横目にみて、中華風おこわとメニューに書いてるやつにする。これが正解で、具を上に載せて蒸したごはんなんだけど、ご飯部分もしっかり味がしみてて猛烈にうまい。香港のご飯は、安いチェーンっぽいところばかり入ったけど、どこもすさまじい早さででてきて、え、これぇ?という見た目だったりするのだが、その実、スープがどれもとんでもない深い味わいで仰天する、ということが続いた。保存食文化なのね。
隣の日本人カップルは、女のひとのほうがもうぜんぜん箸をとろうともせず疲れて中華料理にげんなりしてて、男のひとがしきりに「ちょっとだけでも食べてみなよ」とすすめてて、完全に他人ごとながら大変そうだった。「いや、もう油の匂いだけで...」「皮だけでもいいからさ」「うーん...」「デザートもう出してもらう?」「.........」と、絵に描いたようなげんなり感がこっちまで伝わってきた。海外ローカルフードで生きていくのがわりと得意でよかったなーとおもう。
新しい糖朝も、入り口は当然のようにエスカレーターオンリー。惚れるな〜香港。