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8/14 コミケお疲れ様でした

8/14は待ちに待ったコミケだった。

前回と前々回は、申し込みをし忘れる(しようと思ったら期限過ぎてた)という初歩的な失敗で参加できず。久しぶりだったので、いろいろと張り切ってしまった。

 

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予行演習もし、ポスタースタンドなどの新道具もそろえていどむ。ブースには、A3ポスター3枚がちょうどいいとわかった。渋谷のキンコーズのセルフプリントで普通紙に出力しています。

そのほか、出展をご検討の方のためにブースレイアウトのために買ったものを紹介。 

 

タカ印 POP スタンドワンタッチ式 37-230

タカ印 POP スタンドワンタッチ式 37-230

ポスタースタンドはA3〜B3ぐらいにちょうどいいこちら。机の上に置くならこれ以上でかいと何も見えません。

 

値札はとにかくわかりやすく、かつ手書きじゃないほうがいいみたい。

見本誌をカバーするためのビニールも導入。手に取ってもらいやすくなった気がする。

そのほか、バックナンバーが増えてきたので、パンフレットスタンドの類も物色したのだけど最終的にはIKEAで数百円で買ってきた木製のディッシュスタンドがよい働きをしてくれた。おしゃれにこだわらなければ百均でもあるとおもいます。

あとは、お釣り用のコインケースは端数の本を売るなら必須。これも100均。

毎回、主に三鷹タカハシに褒められるかわいい布は、その昔B-companyで購入したマルチカバーです。

 

結果としては新刊が113部。既刊は30部を完売。オンデマンドで印刷して持って行ったバックナンバーは20部をそれぞれほぼ完売。前回は新刊のスパイラル特集150部を売り切ったのだが、スパイラル特集は我ながら出色の出来栄えだったので仕方なかろう。「毎号楽しみにしてます。僕もエスカレーターが大好きです」と言ってくれた方と、「私たち、香港人デス、これ、おもしろい」と言って香港特集を買って行ってくれた3人組の方がいた。嬉しい。

バックナンバーは製本直送.comさんで印刷。1冊でも20冊でも値段は変わらないので何部刷るか迷ったのだが、20部で15時すぎ完売だったので、ちょうどいい感じだった。行列とか、完売とかできると、売ってるほうとしてはじつに嬉しいしいい気分なのだけど、買うほうとしてはほんとにかなしいし、そのために早くから並んだり、無理をしてもらうのは本望ではない。バックナンバーは毎回印刷して持っていくことにする。製本直送.comさんは本当にすごくて、オフセットで200部刷ってだしてる値段にたった+100円で1冊から販売できるというのはマジでやばい。それでいて、PDFさえ作れれば誰でも1冊から販売できるので、コピー本作るよりも簡単だしお得である。儲かってる気配がまったくしないのでぜひおすすめしておきます。

東京に住んでいる方だけを優遇する気もないので、いつでもネットから購入できるようにもしておく。会場に来て、初版を買っていただくと、100円+消費税分+送料分で少し安く買える。そういう感じがいいだろう。別冊05も早々にマニマニさんに納品予定ですのでしばらくお待ち下さい。

 

↓通販での購入はこちらから

東京エスカレーター発行書籍&参考書籍のご案内 - tokyo escalator blog

 

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今回買った本たち。出展しなかった2回分があるので、けっこうな量になった。

感想をもらえるといつもとても嬉しいので、私もできるかぎり書いてみることにする。

 

・軌道回廊の徳川さん(Photokugawa @tokunious

新刊はURIA AALGE (ウミガラス)というタイトルで、軌道回廊ではないので、お?と思ったのだが、北海道のオロロンラインをまわったときに見た、素敵な構造物の写真集なんだそうだ。やべぇ。徳川さん仲間だと思ってたけどとっくにそんな領域超えてるじゃん、石塚元太朗さんみたい。と思った。この人は写真で食べていく人だな〜。

 

 

PIPELINE ALASKA

PIPELINE ALASKA

 

 

・とれいん工房さん(とれいん工房の汽車旅12ヵ月

鉄道未成線の本を出されている方で、未成線とか都市計画はぜんぜん詳しくないけど大好きなので毎回買ってしまう。今回の新刊は、2016年4月に出た交通政策審議会答申の解説、そして現況報告ということで、読み応えありすぎるでしょ。

 

・け・せらせらさんの道路未成線研究

同じ理由で、道路の未成線の本を出している方の、「祝!第二次東京オリンピック開催編」を購入。ビッグサイトがオリンピック会場になるということもあって、オリンピック関連土木本といえるようなものが結構出てました。これも読み応えある。楽しみ。

 

・木藤富士夫さん(フォトグラファー木藤富士夫のホームページ

公園遊具や、屋上の写真集を出してる木藤さんの本も、毎回買っている気がする。屋上遊園地の本は迷ったけど観覧車のある東急プラザ蒲田のものにした。

 

超高層ビルを愛でる会の「高層画報」(超高層ビルを愛でる会 コミックマーケット90新刊 高層画報 vol.2

高層画報は今回絶対手に入れたかった本。土木関連の中でも、超高層ビルを愛でる会の皆さんは実はいちばんエスカレーターに近い趣味嗜好であると勝手に思っていて、実際、コミケで隣同士になったこともあるし、今回私は香港特集だし、また隣同士だったらおもしろいのにと感じていたが、「高層画報」はちょっとずるいくらいによくできた本で、何度も何度も読み返してしまった。デザインが完璧にできあがってる。あのひとたち、空撮のヘリとか飛ばしちゃうひとたちだからな…。すごくキャッチーな体裁に整っているのに、中の情報がガチ勢のそれだったのでちょっと震えた。

 

・山の居酒屋さんの「林業機械の写真集」(林業機械を楽しむサークル 「山の居酒屋」

1年半前のコミケで購入した林業機械の写真集、今回ブースがけっこうご近所で、「あまり目にすることのない林業機械を集めた写真集です〜」と声かけをされているのを耳にしてついつい購入したら、9巻まで出ていて、チェコ林業機械の特集だったので、これもちょっと震えた。エスカレーター見に香港まで行ったんですか!? と聞かれることがよくあって、そうですがなにか?と思っていたのだが、この言葉そのまま返したい。林業機械みにチェコまで行ったんですか!?

 

・山Dの電波暗室さんの「近代建築探訪」(山Dの電波暗室

このまえ伊勢に行ったときにしみじみと宇治山田駅、いい駅だな〜と思ったので、近代建築探訪の大名古屋編を購入。おさんぽがはかどりそう。

 

ここで、あべさんが座れる場所を求めてやってきたので店番をしてもらうことにして東に移動。あべさんが店番している間に、ぜんぜん減ってなかった名刺もポストカードもなくなったしバックナンバーもいくつか売り切れていた。できる男、あべ。サイコロキャラメル2つ(しかも貰い物)で店番してくれてありがとう。

 

・免罪符&べつやく目

DPZライター陣ブースで、藤原さんのルター大激怒、「免罪符」と、べつやくさんの「べつやく目」マスキングテープを購入。免罪符はその後の打ち上げで、懺悔方式で発行したところ、けっこうな権力者になった気分で最高だった。

 

・碍子系さんの「美容院鑑賞」(@gaici_kei

美容院建築特有の、窓の意匠や装テンなどの分類別に綺麗にまとめてあって、「あ、こういう本ほしかった!!」と今回すごく思った本。コミケ初参加だなんて思えない。嫉妬。

 

・みやほの「起重機船」(@miyaho

みやほの起重機船の本は、だすよって聞いてから前回、前々回と休んでしまったので買えてなくて、今回買えて本当によかった。起重機船は我らにとって大変思い出深い、大変大切な存在なので、こういう写真集が出るってとっても素敵ね、と思う。

 

・手ブラおぢさんズさんの「ラベルデザインの誘惑」(@okayan08

街中にあふれるテプラのシールを鑑賞する本。「いいと思ったやつをまとめている」というコンセプトが素敵でした。あと、ブースも素敵でした。

 

・福岡陽さんの「HITEYE」(@akirafukuoka

もしもスプラトゥーンの世界にファッション誌があったら?というスタイルのスプラトゥーン同人誌で、スプラトゥーンやったことないけど、なんかイカだよね、てだけでどうしてもほしくなっちゃって買った。パロディのレベルが高すぎて完全にプロの仕業である。

 

・醤油をこぼすと染みになるさんの「醤油手帖」(醤油手帖

はてなで有名な醤油手帖さんも同人誌を出されてるんだ〜というのでいってみたら、208ページの新書版で1000円というので本当に驚いた。ビニールカバーもついてほとんど本屋さんで売ってる本とかわらない。しかし中身は醤油オンリー。素敵。

 

・テクノスケープガイド(テクノスケープガイド公式サイト

みんなで書いてるテクノスケープガイドに私も寄稿。渋谷のサイゼリヤで行った編集会議で語った内容をまとめただけ、という奇文を載せてもらいました。何人もで書いているのでみんなのそれぞれ違う視点での「これ、いいよね」ていうのが集まってきて、「これ、いいよね」って当たり前に思ってるけどじつはみんな、わりと違うところをみている、ていうのが感じられたりして、サークル活動って感じでよいな〜と思うのだ。

 

コミケに参加すると、お客さんの反応でけっこう如実に本の出来の良し悪しがわかってしまう。今回は「エスカレーターの本はいりませんか。本当に、いらないのですか。」という、ちょっと攻めたキャッチのポスターを作っていて、かつ角のブースでとても目に止まりやすかったので(ブースの番号が書いてあるすぐ上に出したから。あざとい)、「エスカレーターの本だって…」と、複数人グループで通り過ぎる人のほとんどがつぶやいていたのだが、それでもスルーしていく人がほとんどで、マーケット感覚を完全に失っている私は「え、エスカレーターの本があったら、買わないまでも、とりあえず中見てみますよね?」と本当に不思議に思ったのであった。エスカレーターが好きなことが普通になりすぎていろいろわからなくなっている。別冊東京エスカレーターは、エスカレーター好きだけでできている世界のヌメロ・トウキョウ、を目指しているのだが、写真力も、デザイン力も追いついてなく、さらにはエスカレーター、の時点で既にマニアックに1回ひねられているためその上パロディだと2回ひねりになっちゃってなかなか伝わらない。もうひとつ、こんな本が出せたらいいな〜と私がひそかに目標にしているのは「手すり大全」という日経アーキテクチャーの出している本で、この本は、建築に詳しいひとが本気で「この手すり、いいよね〜」と紹介するというものだ。 

徳川さんの本をみてしみじみ思ったように、私は「写真家」になるのは無理で、「高層画報」を読んでしみじみ思ったように、マニアとしての情報量にも欠けていて、私が書けるとしたらおもしろおかしいキャプションの文章ぐらい。何も知らないひとが読んでも「へー、エスカレーターっておもしろいね〜」って思えるものを作りたい。そして、私がそうだったように、いつのまにかみんなエスカレーターマニアになっていたらいいな。