3日目に素晴らしいジャンクションを発見し、地図で他のジャンクションがどれも駅近なことに気づいてしまったため、最終日は急遽ひとりジャンクションツアーをすることに。本当は最終日にして最大の観光スポット、豫園に行こうとしてたのだが、行かず。こういうことしてるので本当に人に上海でなにしたか説明しづらいです。
中山北路駅付近。ぐるっとカーブを描く雄大なジャンクション。細い橋脚と中途半端なプランター緑化が上海スタイル。
延安西路駅付近。駅から降りるといきなり高架下歩道橋でちょっと興奮。そのまま高架下を歩いて行くと、昨日見たのと同じ「上海は俺が守る」的橋脚がもう1本。装飾はないがより近くで観察できたので嬉しい。
上海体育館駅付近。ここは場所が広くてジャンクション感はあまりなかった。
魯班路駅付近。上海のジャンクションは二股のわかれっぷりがいい。
最後、ジャンクションじゃないけど南浦大橋たもとのぐるぐるを見に来る。ぐるぐるの真ん中はバスターミナルだった。
ジャンクションは開園時間とかないからいいよねーって思ったのに寝坊して10時スタートだったのでけっこうなタイムアタックだったが、駅近ジャンクションはほぼ制覇したし思惑通りかなり素敵だったので満足。
満足したところで、まだもう少し時間があったので日曜日に見損ねた中華芸術宮へもう一度。
今度は広角レンズ持ってきた。
建物手前にも動く坂道がある。
ばばん!
が、こんなに素敵なのにエスカレーターは登りも下りも運用してなかった。平日にきちゃったからかなぁ。それとも、エスカレーターのメンテナンス、もう諦めちゃったかな・・・。
噂どおり、チケットは入り口で係りの人が配っているのでタダで入れる。上海万博で話題になった「清明上河図」だけは別料金で、館内のチケット売り場でチケットを入手。大きな映像作品でなかなかおもしろい。
中華芸術宮、思ってたより膨大な広さで膨大な量の作品がある。現代アートであふれてた街中のギャラリーと一転して水墨画ずらーりみたいな感じでそこまで興味をひかれる作品はなかったのだが、いわゆる歴史画の文脈で、「リニア、できましたー!」「高速道路ができましたー!」みたいな絵がたくさんあったのがおもしろかった。「上海百変」という上海の同じ場所を昔と今で比較した写真集を買った。
と、そんなこんなでタイムアタックの最終日は終了。帰り、空港まで地下鉄で行ってみようか、と思ったら予想外にかなり時間がかかったがそれでも余裕をもって到着し、ANAで成田へ、成田から東京へ京成バスで、東京から横浜へ東海道線で、順番に乗り継いで0時に帰宅。
上海の、あの巨大都市なのに巨大な郊外のような、巨大な田舎のような感じがする独特な感じはなんなんだろうか。全く調べないまま書くと、部外者がつくりあげた都市、という感じなのだ。東京も似たようなものかもしれないが、たとえば池袋と渋谷と吉祥寺がぜんぜん違うようにそこに住んでいる人が自然とつくりあげていくものがなくて、誰かが Sim City やってるみたいに居住用、観光用のスポットをぽんと建てて、そこへ外から人が集まっている、そういう感じだった。文化として薄っぺらだし、観光地にぜんぜん向いていないけど奇妙なことになっている。
家に着いたらものすごくほっとしてすごくぐっすり眠った。