移動の記録 | 田村美葉

エスカレーターマニア。特に意味はなく集めている人

チューリッヒのかっこいい建築とエスカレーター、船とトラムとケーブルカー

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ドイツ・スイス旅行7~8日目。

スイスを訪れるのは今回が初めて。せっかくバーゼルまで来たので、ちょっとだけチューリッヒに寄り道して観光。

またもChatGPTにお得な乗り放題カードを教えてもらい、乗り放題&観光施設の一部に無料で入れる「チューリッヒカード」を購入し、みどころを巡った。

 

ル・コルビュジエ・センター

ル・コルビュジエの遺作であり、コルビュジエの作品を展示するための美術館。初期の作品であるフランスのサヴォア邸と比較するとすごくカラフルな感じで驚くのだが、これがコルビュジエカラーなんだろう。夏季のみ営業していて、チューリッヒカードで入れる。

 

 

チューリッヒ湖&リマット川クルーズ

チューリッヒ湖では、90分でチューリッヒ湖の1/3ほどを周遊できるミニクルーズが運航されていて、チューリッヒカードで乗ることができる。

それはいい!と思ってたくさん乗ったのだが、チューリッヒカードだから乗れるというわけではなく、トラムやバス、ケーブルカーと同じように、チューリッヒ市内の交通システムに組み込まれているため、ゾーン制の乗り放題券を買えば誰でも乗り放題。予約もいらず、時刻表通りにばっちり定時運行されている。

 

ちょうどコルビュジエセンターのすぐ近くに乗り場があったので、そこから乗る。雨も降っていて寒い平日だったので観光で乗っている人はあまりおらず、ふつうに交通手段として使っている人がちらほら乗ってくる感じだった。

 

なので、屋外の特等席には私以外誰もいない(先頭に座っていないのは寒いから……)

 

チューリッヒ湖の湖畔は急峻な斜面で、高級住宅街なのだろうなという感じの立派なお宅が斜面にぎっしりと建っている。かと思えば、斜面の上のほうには突然牧草地があって牛がのんびりしていたりして、スイスだー!と感動していた。

 

特に湖畔のお宅は艇庫に何艘もボートを持っている豪邸ですごいな~と思っていたのだが

 

これって「舟小屋」なんじゃない⁉と思ったら夢中になってしまって、途中からそればっかり撮っていた。(この話はまた別で書きます)

 

なんだかすごい斜面マンション?斜面別荘のようなものが並びたつエリア

 

リマット川すぐ横のフェリーターミナル(Zürich Bürkliplatz)で降りる。コルビュジエセンター横の桟橋は「本当に船くるかな……?」という雰囲気だったが、ここのフェリーターミナルは、チケットの有人販売窓口や電光掲示板による時刻表示もあってとてもわかりやすかった。

 

カジュアルに白鳥がいる。

 

ここで、フラウミュンスターやグロスミュンスターなどのチューリッヒの目玉観光エリアであるリマット川をさかのぼってスイス国立博物館の前まで行く、小さい船に乗り換える。こちらの船は、アジア人観光客の人が乗っていてにぎやかだった。

 

橋をくぐり抜けるためのかなり低い船で、外には出られない。てっきり、あの2階建ての大きい船のまま、ばーん!と橋を跳ね上げて進むのかと思っていたら違っていた。

 

両側ともに観光名所目白押しで楽しい。(アジア観光客の人たち大はしゃぎ)

 

スイス国立博物館

国立博物館前で上陸したので、もう開館時間は終わっていたがちょっと建物だけ見てきた。スイス連邦成立50周年を記念して1898年に建てられたもの。なかなかかっこいい。

 

チューリッヒ美術館

翌日、チューリッヒカードを最大限に有効活用するぞ!とまず訪れたのは、チューリッヒ美術館。しかし、どこでチューリッヒカードを見せればいいのかわからず右往左往していたら、この日、入場無料デーであった。ありがたいのだが、なんだか若干損したような気分でもあり複雑。

 

常設展示のみ観たのだが、教科書で見るような有名な作品がふつうにしれっと並んでいて、かなり見ごたえがある。

 

道路をはさんで2つの建物があり、それをつなぐ地下通路はオラファー・エリアソンの作品展示空間になっている。

 

「これ知ってるぞ」な作品の皆さん

 

パリの美術館のように歩いても歩いても終わらない広さでもなく、かといって窮屈でもなく、のんびり自由に見ていられる感じが素敵だった。

 

シュターデルホーフェン駅

サンチャゴ・カラトラバによるシュターデルホーフェン駅。地形の傾斜を利用したデザインが特徴。

 

行ってみたら、駅だとは気づかないほどの自然さで地形に溶け込んでいた。

 

 

意図されているスペースなのかわからないが、小上がりのようなところを利用してくつろいでいる若者が何組かいて、なんかよかった。

 

 

線路を渡る歩道橋がかっこいい。

 

 

 

そして地下空間がとんでもないかっこよさ!

 

エスカレーターもかっこいい!

 

 

トラム博物館

チューリッヒカード有効活用スポット、トラム博物館へ。

 

車両基地の倉庫を活用している博物館みたいで、線路がそのまま残っている。イイ。

 

連結器の部分を利用した案内板、イイ。カートが置いてあるのは隣がスーパーだからです。

 

わりとこじんまりとした空間なのだが、置いてある車両はどれでも自由に乗ってよく、展示にも工夫があって楽しい空間だった。

 

 

車両の下に入れるようになっているところもあった。

 

古券売機かわいい!

 

トラムのおもちゃが欲しかったのだが、ヴッパータールと同様、ガチのお値段の模型しか売られていなくて諦めた。

 

スイスのトラムはドイツ同様、運転席が片側にしかなく、終点でぐるっと回転するタイプなのだが、トラム博物館の前を通る路線は、「ぐるっと」部分もそのまま乗ることができて楽しかった。

 

そして車内がおしゃれ。コルビュジエカラーだな。

 

外側は、昔からのデザインを踏襲している感じでかわいい。

中央駅近くにトラムの三差路みたいになっている複雑な駅があり、行きたい方向のトラムがどこにとまるのか迷った。右側通行なので、油断しているとつい反対方向で待ってしまうのよね。

 

ケーブルカー

斜面地の多いチューリッヒでは、ケーブルカーも日常の交通手段として使われている。チューリッヒカードの有効期限が切れたあとは、ふつうの乗り放題チケットを買って、乗れるやつに全部乗ってみた。

 

一番有名なのはPolybahn

 

Dolderbahnの終点駅は、チューリッヒ湖まで見渡せる眺めのよい丘の上なのだが、もうちょっと湖が見たい!と思ってうろうろしてみたものの、最高の眺望はすべて高級ホテルの敷地内になっていて庶民には立ち入れなかった。

 

Seilbahn

 

ジャコメッティ・ホール

ChatGPTのおすすめに従って、ジャコメッティ・ホールへ。

ジャコメッティによる壁画・天井画の描かれている警察署のエントランスホール。決められた時間にミーティングポイントへ行くと、案内してもらえる。入場は無料。撮影も自由。

 

ミーティングポイント。割と人気のスポットです。

 

ジャコメッティって(この記事の上にもあるが)激渋の彫刻の人だと思っていたが、こんな鮮やかな色彩感覚の持ち主だったんだな。

 

ふつうに警察署として使われているので、この壮大な空間を時折速足で本業の方が通り過ぎていくのもおもしろかった。

 

リンデンホフの丘

ここからは徒歩。

リマット川の風景が見下ろせる有名な丘へ。

 

フラウミュンスター教会

フラウミュンスター教会の見どころは、荘厳なパイプオルガンと、シャガールのステンドグラス。

 

これはたしかに壮観。

 

こちらのステンドグラスはジャコメッティ作。

 

地下の遺跡展示もあった。

 

そのあと、フラウミュンスターとグロスミュンスターを結ぶチューリッヒで一番有名な橋を渡ったのだが、グロスミュンスターは工事中かなにかで中に入れず。

 

この日の夜は、夜行列車に乗ってベルリンまで一気にワープする予定。

ひととおり観光を楽しんで、電車の時間までまだ余裕があったので、ChatGPTに、一人でも入れそうなスイスの名物料理のお店を教えてもらい、ラクレットを食べに行く。いろいろなものにチーズをかけてくれるメニューが並んでいて、とりあえず一番シンプルな「ハイジセット」というのを頼んだのだが、非常に素朴な味付けであった(思わず塩をかけるのか…?と探してしまった)。これとビールを合わせて頼んで、5,000円ぐらい。スイスの物価こわい。

 

ちなみにチューリッヒでは、ホテルも高すぎてドミトリーを選んだのだが、欧米ではよくある、ふつうのホテルの一室に二段ベッドを入れて、ドミトリーとして貸し出すタイプの部屋だった。しかし、最初に指定されたベッドが、「セパレートすればツインとして使える、ダブルベッドの片方」だったので、さすがに他人同士でそれは無理!と、慌ててベッドを変えてもらった。これはホテルの受付の人に「こっちのベッドに変えてくれないか」と交渉するために撮った写真だな。快く変えてくれてひと安心だったのだが、一晩中ドキドキしていたものの、結局ひとり利用だったのである(!)。

おしゃれで新しいホテルだったが、少し郊外の住宅地の中にありスーパーが近くて、1食3,000円とかする朝食バイキングを頼んでいる人もいるが、その隣にあるキッチンでせっせと自炊したり、共有ラウンジで仕事したりしている旅慣れ民も多くいる、という不思議な空間だった。

 

エスカレーター

ドイツもそうだったが、スイスのエスカレーターも、左側を歩く人のためにあけるのが基本である。たまに見かける「片側あけましょう」表示が残っているエスカレーターがあった。(今も推奨しているかはわかりません)

 

こちらはチューリッヒ駅ホームのエスカレーター

 

チューリッヒ駅は広大。スケスケのかっこいいエスカレーター&エレベーター空間があった。

 

チューリッヒで一番かっこよかったエスカレーターはこれ。

配色のセンスがすごすぎる。

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こちらの本を読んで以来ずっと心に温めていた旅です。