さよならラスベガス
ラスベガスからサンフランシスコへ。
朝いちばんの空港行きバスに乗る。
早朝のフリーモント・ストリート。
治安はよくはないので注意だが、朝イチのバスは空港へ行くと思わしきスーツケースを持った日本人も何人か待ってた(と思ったら途中で降りてしまったけど)。
バスがついた場所がこんな感じで、テンションあがった!!
反対側にもある!!!
グッゲンハイム駐車場、海外のは思い切った形のが多いなー。ロッテルダムでもめちゃテンションあがってたのを思い出す。
ラスベガスの空港はこんな感じで、そこらじゅうにスロットマシーンがある。
そして、エスカレーターが「モンゴメリ製」だった。初めて見た、モンゴメリ製。
Montgomery Elevator - Wikipedia
KONEに吸収されたらしい。
#元公衆電話おきば
本日も、サウスウエスト航空に乗ります。チェックイン出遅れてBグループだったけど、後ろの方なら問題なく窓際に座れた。
真剣に歩き回ると2週間ぐらいかかるかもなと思ったラスベガスだが、上空から見るとすごいちっちゃい。全貌がよく見えて楽しい。パリもニューヨークもピラミッドも見えるなぁ。
そしてあっという間に砂漠になる。
さらに、すぐに雪山に……。
サウスウエスト航空は、飲み物も選べるし、スナック(めちゃ美味しい)ももらえるんです。嬉しい。
あと、機内WiFiにつなぐとルートマップが見られる。これ、とても嬉しい。
めっちゃ長い橋が見えて
誘導灯が見えて、サンフランシスコ到着。
SouthWestはTerminal1について、AirTrainというやつに乗って、BART(ベイ・エリア高速鉄道)の駅へ。
AirTrain 降りたらすぐ改札だった。サンフランシスコ空港の動線は、ロサンゼルス空港のしっちゃかめっちゃかさに比べるとスーパー整っている。ぐるっと空港をまわるAirTrainからの風景も楽しい。(間違えて反対周りに乗ったのでいっぱい堪能できた)
Clipper Card という日本でいうSuicaみたいなやつを買おうとしたら、「ApplePayで追加できるよー」と親切に案内が出ていて、その場で5分ぐらいですぐ設定できた。便利!デポジットもないし、スマホからApplePayに登録したクレカですぐチャージできる。これでBARTやバスに乗れる。1日乗り放題などのチケットもあるけど、バスは乗り継ぎ無料だったりすることもあり、サンフランシスコ内の移動はほぼ、Clipper Card都度チャージで問題ないと思う。
HI サンフランシスコ
市街の中心部「パウエルストリート駅」で降りる。
本日の宿はここから歩いて5分ほどの、めちゃくちゃ便利な場所にあるホステルです。
サンフランシスコ、街並みがすごく綺麗で、初めてロンドンにきたときと同じように感動した。とりあえずまた駐車場だけ撮っているが。
そのすぐ向かいにあるホステル。
このホステルはめちゃくちゃ正解だった!というか、アメリカではやたらと評判がいいのでHI(Hostelling International)のホステルがあるところでは全てHIに泊まったのだけど、大正解だった。
まず、共用部がすごくおしゃれ。
キッチンもあるし、ランドリーも、ウォーターサーバーも、コーヒーメーカーもあるし、なんと翌朝、朝食もついてたし。必要なものはちゃんと全部揃ってるし、スタッフの人もちゃんとしていて親切。日本で泊まったことのあるゲストハウスと比較しても、かなり、上位にくる居心地の良さだった。
こちら個室。一つだけ難点があるとすれば、アメリカのホステルは、ベッドにカーテンがついてるところが少ない。みんな適当にバスタオルをかけたりしてカーテンがわりにしていた。
ウェストフィールド・サンフランシスコ・センター
パウエルストリート駅のすぐ近くに、サンフランシスコのメイン目的地であるウェストフィールド・サンフランシスコ・センターがある。
上階に百貨店のNORDSTROMが入っているショッピングセンター。
駅の目の前で、わかりやすい場所にある。
そして、入ってすぐのところに早速スパイラル!
ラスベガスと同様で、シンメトリーではなくひねった位置に配置されている。
だだん。片側にまず3基。
そして反対側にまた3基!
楕円形の吹き抜けの空間にぴったり沿う形でスパイラルが配置されている。とても素敵!
サンフランシスコのスパイラルは、海外設置第1号。1988年設置と、日本国内にあるものも含めて、かなり初期。
ホワイトとゴールドの配色といい、空間への馴染み方といい、とても上品で洗練されていて、私はまたも感動していた。スパイラルエスカレーター巡礼は、リストを手に入れてからは「うむ、あるな」と確認しにいくだけの旅のはずなのだが、毎回、どこの場所でも必ず感動している。この場所に、ゴージャスで特別なエスカレーターを導入するんだぞ、ていう気概というか、想いの強さが必ずあるからかもしれない。
合計6基の設置というのは、上海(12基。やりすぎ)に次いでたしか現時点でも世界2位なので、やはり特別な気合を感じるなぁ。
うーん美しい。ラスベガスの時点ですでに「来てよかった」という気持ちが飽和状態だったが、まだまだ足されていくな。
ウェストフィールド・サンフランシスコ・センターの地下1階に、日本でもおなじみパンダ・エクスプレスが入っていて、10ドルであたたかいご飯が食べられる!となって、スパイラルエスカレーターを眺めながらお昼ご飯にした。10ドル、まぁ高いんだけど(チップ別だし)、ラスベガスでは10ドルのサンドイッチとか15ドルのハンバーガーセットとかばかり食べていたので、久しぶりの中華料理に心が落ち着いた。アジア民族の連帯を感じながらありがたくいただく。
ケーブルカー
さて、パウエル・ストリート駅には、とても有名なサンフランシスコのケーブルカーの乗り場がある。Wikiによると、1873年に開業した現役かつ世界最古の手動運転の循環式ケーブルカーとのこと。
ケーブルカーの回転台。この周りをぐるっと囲んで、ケーブルカーに乗る人が並んでいる。ケーブルカーの料金は、バスやBARTに比べるとだいぶ高くて観光客向け。ほぼ観光客しか乗らないし、みんな始発から終点まで乗る。ケーブルカーのチケットも、スマホから買える。1日券が得。
けっこう待つのかなぁと思ったが、回転台で手動で車両の向きを変えるのを眺めているだけで時間潰しになった。
あとでケーブルカー博物館で見た回転台の図。ラッチをがちゃんと外してぐるっと回して、がちゃ、とまたハマる仕組み。
動力は地下のワイヤーで、そのワイヤーから切り離したり、また引っかけたりしながら進むらしい。おもしろいなぁー。
ケーブルカー博物館に展示されていたが、動画を見てもらうとわかるけど、これを操作する運転手さん、ものすごくかっこいい。
外の席と中の席があって、外の席は立ち乗り(!!)もできるようになっている。外の席に乗りたいなーと思っていたのだが、車掌さんによって、「Outside or Inside?」と聞いてくれることもあれば、「ここに乗って」と問答無用で指示されることもあり、運次第という感じだった。チケットは乗ったときにみせる。
まずは中席の一番後ろに。これはこれで楽しい!!
ふおおおお、話には聞いていたけどすっごい坂道。
そして、そのすっごい坂道をケーブルカーが降りてくる。
手動ブレーキとか、立ち乗りとか、路駐の車とか、突っ込みたいところがありすぎるケーブルカー。
途中下車してケーブルカー博物館へ。
博物館といいつつ、実際に今、ケーブルカーを動かしているワイヤーの滑車が、グルングルンに回っているのを眺めることができる。めちゃくちゃおもしろい。しかも無料。
ケーブルカー博物館のギフトショップが充実していて、まだまだ道も半ばなのに色々お土産を買ってしまった。ちなみに、ここが唯一アメリカで「現金のみ、カード不可」のお店であった。
満足して博物館を出たら、目の前に完全に無人の車がいて、「え!」てなった。
しかも走っていった……。実証実験中の完全自動運転タクシーだそうだ。
こんな、ケーブルカーも走るわ縦列駐車だらけだわ急坂だらけだわの道で、ただでさえ運転難しそうなのによく走るな……!
現役最古と完全自動運転が共存する街……。
ロンバードストリート
ケーブルカーをまた途中下車して、つづいてはロンバードストリートへ。
ここは超有名観光スポットなので、降りている人がたくさんいた。じつをいうと、ケーブルカーの停留所すごくわかりにくいので、間違えて別の場所で一度降りてしまったが、みんなが降りるところで降りれば間違えない。
ロンバードストリートとはなにかというと、ものすごく曲がりくねった坂道である。
なんじゃこの道。しかもどんどん車くるんですが。
普通の坂道もけっこうすごいけどね。
坂がいよいよ急になると、縦列駐車ではなく、道に直角に止めだすんだな。なるほどな……(止めれる気がしない)。
ロンバードストリートから歩いてフィッシャーマンズワーフのほうへ。
フィッシャーマンズワーフって、「フィッシャーマンズワーフ」という建物があるのかと思っていて、どれだろ……?としばらく探してしまったが、元漁港のこの辺のエリア一帯を指すようで、かなり広い。
とりあえずちょっと休憩しよう……と思ってウロウロしていたら、どう考えても美味しそうなパン屋さんに、どう考えても美味しそうなクラムチャウダーがあって、まだぜんぜん夕食という時間ではないんだけど、食べちゃうことにした。
BOUDINのクラムチャウダー。めちゃくちゃ有名店だったらしい。とっても美味しい。全然夕食の時間ではなかったけどほぼ完食。パンのフタ部分は持って帰って次の日の夜ご飯にした。
サンフランシスコ湾クルーズ
この日はスパイラルエスカレーターとケーブルカーに乗れれば上出来、と思っていたので、もうホステルに帰ってもいいのだが、BOUDINの目の前に、乗ろうかどうしようか迷っていたゴールデンゲートブリッジクルーズの乗り場があった。
親切なお姉さんが客引きをしていて、次のクルーズはロングコースのBridge 2 Bridgeクルーズであること、無料の日本語オーディオガイドがあることなどを教えてくれたので、それなら、と思いチケットを購入。
船の時間までしばらくぼーっとする。
アルカトラズ島がすぐ目の前に見えた。こんなに近いんだな!
潜水艦も展示されてた。(中に入るには有料)
写真を撮れ、とばかりに鳥が等間隔に並んでポーズをきめるので、撮る。
親切なお姉さんの会社のクルーズは、とってもゴージャスな2階建ての船だった。
そして、日本語オーディオガイドがすごく親切で、サンフランシスコの街の成り立ちだったり街並みについてだったりを90分間解説してくれたので、今日乗って正解だったかも、と気をよくする。
船から見るサンフランシスコの街並みもすごい。
ゴールデンゲートブリッジくぐる。
アルカトラズ島はなめまわすようにぐるっと周りをまわってくれた。
Bridge 2 Bridge クルーズでは、サンフランシスコの高層ビル群が並ぶエリアまでまわってくれるのでお得である。
サンフランシスコのコーナーストア
アメリカに発つ前に情報収集していたとき読んだ本の中に、「サンフランシスコのコーナーストア」について紹介していたものがあった。
サンフランシスコでは、建物の「角」に入り口が設けられているお店が多い、ということらしい。今ウェブで検索してもそういった情報はぜんぜん出てこないんだけど、たしかにサンフランシスコにはめっちゃあって、ニューヨークとかシカゴとかにはなかった。
これもまた別記事でまとめます。
フィッシャーマンズワーフにもケーブルカーの回転台がある。
連結車両もあるのか⁉︎と思ったけど、出発を待つ車両がくっついてるだけです。
帰りは念願の立ち乗り席に乗れた。
ケーブルカーに乗ってパウエルストリートまで戻り、就寝。