萩市は初めて訪れたんだけど、重伝建だし、世界遺産だし、ジオパークだしで、なかなかコンテンツ豊富な町である。
まずは地道に巡礼している世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の5つの構成資産をさっとみてまわる。
とりあえず「萩・明倫学舎」に行くと、世界遺産ビジターセンターがあり、いろいろわかりやすい資料が豊富である。
建物自体も「日本最大の木造校舎」らしい。
大板山たたら製鉄遺跡
恵比寿ヶ浜造船所での船の建造につかわれた鉄を製造した場所。
一番最初に訪れたのがここだったのだけど、地味スポットの多い「明治日本の産業革命遺産」の中でも、相当地味である。
当時の様子をどうにか想像できるパネルのようなものがあったが、むずい。
ほとんど何も残っていないので想像力を働かせる必要がある。
たたら製鉄に関しては、もっとずっと後になって訪れるんだけれども、島根の山奥にあってここがおすすめ。当時の姿が残っていて感動します。
菅谷たたら山内 | しまね観光ナビ|島根県公式観光情報サイト
萩城下町
萩の城下町は、世界遺産だし、堀内地区と平安古地区は重伝建でもある。重伝建はいいぞ。
かなりささーっと見てまわったんだけども、町割がほぼ当時のままで、封建社会の社会構造がよくわかる、ということらしい。なるほど。
城下町あるあるの「鍵曲」
土塀と夏みかんがとても萩らしい。
松下村塾
小学生ぐらいのときに坂本龍馬のアニメを見て以来、「松蔭先生」のことはなんとなく尊敬しているので、なるほどここが…という場所であった。
恵美須ヶ鼻造船所跡
洋式帆船の製造が行われた場所。たたら製鉄遺跡に負けず劣らず地味。
かっこいい石垣の堤防が残っているので、ほとんどの人はそれを見て満足して帰って行くのだけど、ボランティアガイドさんいわく「造船所の本体はそっちじゃないのよ」とのことであった。
造船所跡は、石垣の内側で、ただいま発掘調査の最中。
ここでも結構なにもないな…と思ったんだけど、「明治日本の産業革命遺産」ではもっとさらになにもない場所もあったんで、そういうものなのです。
萩反射炉
萩の反射炉は間違いなくかっこいいので安心してください。
かっこいいぞ。
伊豆の反射炉に比べると、これは試作タイプだったということでちょっと小さい。
明治日本の産業革命遺産 巡礼まとめ