福岡から、高速バスで別府の鉄輪温泉へ。
鉄輪温泉にはいい感じのADDressの拠点があり、2回目の訪問。前回行った時にはまったりしすぎて何もしなかったので、今回は地獄巡りをするぞ。
ADDressの別府拠点は、「ちくぜんや山荘」というシェアハウス。いい感じの古民家で、源泉掛け流しの露天風呂までついている。
ADDressで泊まれるのは離れのようになったかなり広々の1室で、まるで旅館に来たかのように寛ぐことができる。
鉄輪温泉は、湯布院とかに比べたらこぢんまりとした感じで派手に観光地化されているわけでもなく、普通に生活が営まれている気配と隣り合わせの温泉街という感じでとても居心地がいい。ちょっとおしゃれなカフェとか、温泉入り放題のコワーキング施設とかもあって、うっかり「移住したいな」という気持ちになりやすい場所。街の至るところから温泉の湯気が上がっている。
地元の方が利用する激安の公衆浴場も至るところにある。これとは別に、「鉄輪むし湯」という蒸し風呂が有名で、綺麗な設備の整った温泉施設もいくつかある。
鉄輪温泉のバスターミナルからバスに乗って、地獄めぐりへ出発。
共通観覧券は2,000円で、地獄組合のサイトによれば「どの地獄でも購入できます」とある。地獄がパワーワードすぎて何が書いてあっても面白い。
龍巻地獄
龍巻地獄は、国指定名勝の間欠泉。
間欠泉公園は、シムシティでそこそこレベルが上がらないと建設できない施設として記憶していたが、実物は初めてみるぞ。
30〜40分間隔で噴き出すので、みに行くと次の時間を教えてくれる。
ばばばばばばば
すん
血の池地獄
血の池地獄は、日本で一番古い天然の地獄(天然の地獄)。
酸化鉄や酸化マグネシウムを含む赤い泥が堆積して血の色に見える。
地獄にはカジュアルに鬼がいる。
おお、赤いなぁ。
白池地獄
白池地獄はこぢんまりとした地獄。
噴出時は透明な湯が、温度と圧力の低下により青白く変化するものとのこと。
鬼山地獄
鬼山地獄は特に名勝というわけではなく言ってみれば普通の温泉なのだが、日本で初めて温泉熱を利用してワニを飼育し始めたことで有名で、奥にワニがウヨウヨいる。
なのだけど、ワニのいる環境があまり快適そうには見えなかったので少し気の毒に思ってワニ部分の写真は撮らなかった(個人の感想です)。
かまど地獄
かまど地獄には、1丁目から6丁目までいろんな地獄(温泉)があって、ちょっとテーマパークみたいになっている。
鬼石坊主地獄
灰色の熱泥が沸騰する地獄。
海地獄
別府の地獄の中で最大の地獄。
硫酸鉄が溶解して涼しげなブルーに見えるが「98度あるので絶対触らないでください」とのこと。
地獄名物極楽饅頭とはどういうことか。
温泉熱を利用して蓮の栽培が行われており、ますます極楽っぽい。
「地獄」とか言ってる割にはその熱をちゃっかり利用して便利に使ってたりとか、カジュアルで身近な別府の地獄なのであった。