パリのポンピドゥーセンターは、エスカレーター愛好歴初期の頃から世界でも好きな建築のうちのひとつ。
設計者はレンズ・ピアノとリチャード・ロジャース。リチャード・ロジャース氏といえば、エスカレーター大好き建築家として私が長年マークしている人物。ポンピドゥー・センター以外にも、ロイズ・オブ・ロンドンなど、「構造をむき出しにする」建築を多く手がけ、その結果としてエスカレーターが大主役の建築をたくさん生み出している。
このポンピドゥー・センターの特徴的なエスカレーターなのだが、「これはほぼポンピドゥーと言って差し支えないのでは」というような建物が、国内にもいくつかある。
なかなか海外には行けないこの頃なので、そんな「わたしのポンピドゥー・センター」たちをまとめてみる。
ちなみに、萩原さんのこの記事「俺のグッゲンハイム」が頭にあります。
- LIVIN OZ 大泉/東京都
- フジテレビ本社ビル
- 京セラドーム大阪
- 釧路フィッシャーマンズワーフMoo
- JR静岡駅
- 品川インターシティ
- Hysan PLACE
- LABI AKIHABARA
- 北海製罐倉庫
LIVIN OZ 大泉/東京都
大泉学園駅からさらにバスに乗って数十分の場所にある、ショッピングモール。
こうやって並べてみると、どう見てもポンピドゥー・センター。折り返ししていたり、1階のドトールまでチューブ状になってたりと、本家より凝っているとすら言える。好き。
フジテレビ本社ビル
フジテレビ本社ビルは、本体が巨大なので気づきにくいのだが、下層階部分に、ポンピドゥー的部分がついている。
京セラドーム大阪
9Fのスカイホールに直通のエスカレーター。スカイホールというところに用事がある時じゃないと乗れないので未だ乗れたことがないのだが、なかなかのポンピドゥー具合である。
釧路フィッシャーマンズワーフMoo
釧路の幣舞橋の近くにある観光施設。
おう、あれはエスカレーターに違いない、と思って行ってみたらやはりエスカレーターだった。満足。
次から、「ポンピドゥー…センター……?」ぐらいのレベルになっていきます。
JR静岡駅
エスカレーターのチューブが建物側面に外付けされている。
ポンピドゥー的要素を突き詰めて最小単位にするとこういうことな気がする。
品川インターシティ
最初からこれを出していたら、「どのあたりがポンピドゥー?」となるところだが、JR静岡駅を挟んだ後だと、かなりポンピドゥー度が高く思えてくるから不思議である。
Hysan PLACE
要するに、外から見て「エスカレーターだ!」とわかる建物が好きなのだ私は。
これは香港のショッピングモール。
LABI AKIHABARA
そういう意味では、秋葉原のかなり好きなこの建物が好きな理由も、似た部分を刺激されている気がする。
北海製罐倉庫
もはやエスカレーターですらないが、「ポンピドゥーといえば、あの小樽のかっこいい倉庫もポンピドゥーっぽいよな〜」と思って実際の写真を探してみたら、そうでもなかったけど、なんとなく気持ちはわからないでもない。
他にも思い至るものがあればあげていきます。
以下はおしえていただいたもの。
今日はエスカレーターの日!エスカレーターもカッコいい。
— 中谷幸司 (@bluestylecom) March 8, 2021
1枚目:札幌ドーム
2枚目:梅田スカイビル
3枚目:広島駅のエールエール
4枚目:広州(中国)のどっか#エスカレーターの日 pic.twitter.com/MYckQg6yoc