2014年日本列島半分ぐらい縦断の旅、最後の宿泊地は長崎。
長崎に何をしに行ったかといえば、かなり珍しい丸ボディエスカレーターの目撃証言があり、それを見に行ったと言っても過言ではない。
デオデオ長崎本店
それがこちら。長崎の浜町アーケードにある家電店。現在エディオンになっているっぽい。
見た目からは普通の家電量販店の感じしかしないし、新しいっぽい感じになっているのだが、エスカレーターがめちゃくちゃ古い。
これです。
メーカーは東芝。そのロゴも、古いエスカレーターの証である筆記体ロゴである。
ステップは側面がツルツルのタイプ。
そして、丸ボディの部分照明なのだが、下の部分が光る。これはめちゃくちゃ珍しい。
こんなの初めて見た!と思っていたのだが
川崎の東芝科学館に展示されていた、東芝1号機が、これと同じ形状だったことに気づく。光ってないからわかりにくいのだが、確かに乗り口のところを見ると線が入っていますよね。当時の写真にもよくみると下が光っている様子が写っている。
東芝はエスカレーターに関しては昭和40年(1965年)の参入なので結構遅めなのではあるが、つまり1号機と同じ頃に作られたものである可能性が非常に高い。やばい。
1台だけあるとかじゃなくて、しれっと普通に上層階までこのタイプが動いているので、べつになんてことなく普通に乗ってしまいそう。恐ろしい。
このタイプ(東芝1号機型)は他に小倉と青森で目撃例がある。行かねば。
好文堂書店
こちらは同じく浜町アーケードの創業明治39年の老舗の本屋さんである。
1階から3階まで、一人乗りの綺麗な全照明丸ボディが残っている。メーカーチェックするのを忘れてしまった(適当なマニア)。
ダイエー銅座店(閉業)
浜町アーケードの近くにあったダイエー。イオンになって、その後閉業してしまったらしいが、ここにも丸ボディがあった。
これは、ダイエーがあるから見ておかなければ、と思って入ったらやはり丸ボディだった、というやつ。光っていないが部分照明だったようだ。
2014年2月のSpottizmo!ログ