時はまた少し遡って2017年の12月。
この年、私は大泉洋さんのファンをこじらせてOffice CUEファンクラブに入っており、何かにつけて北海道を訪れる機会が多くなる。2017年には、ジェットスター、バニラエアの成田-新千歳便のほかに、バニラエアの成田-函館便というのもあって(なくなってしまった)、札幌でCUE関連のイベントに出席後、深夜バスで超早朝の函館へ、函館観光を堪能して帰る、というような、オタクかくあるべしみたいな旅行の仕方をしていた(特に何も予定はないがとりあえず札幌1週間滞在、みたいなことをしてる最近では考えられん)。
というわけで12月の札幌へ。
かねてより行かなくてはと思っていた札幌ドームへやってきた。写真を見返していて自分で驚いたのだが、新千歳空港から札幌ドームへ直行しているのである。直行できるバスがあるとはいえ、すごい元気だな。
札幌ドームは、屋根からこのように展望台のトンネルが突き出ている。このようなおもしろ派手建築を誰が設計したかといえば、我らが原広司先生である。
原広司先生といえば、京都駅とか、梅田スカイビルとか、リチャード・ロジャース氏同様に私が全幅の信頼をおいているエスカレーター好き建築家の一人であり、先生ならばまず間違いない。
試合やイベントのやってる日ではなかったので、至って静か。
静かな球場というのもなかなかオツなものである。
そしてこれが、展望台へ向かうロングエスカレーター。やはり間違いなかった。
チケットを購入し、エスカレーターへ。
ふおおおお。
ちなみにこのエスカレーターだが、車椅子対応している。展望台だけでなく、このエスカレーター自体もアトラクションとして考えているであろう粋な計らいである。「車椅子の方はエレベーターへ」とならないのは素敵なことだ。
なので、ステップに時々、車椅子対応バージョンが現れる。
12月なので、展望台ではクリスマスの何らかのイベントをしていた。
トンネルからの景色はこんな感じ。正直言って、そんなに高い場所にあるわけでもないし、市の中心部から離れているしで眺望はふつう。
ドーム内側の方がむしろかっこいいのでは。
このようにかっこいい写真が永遠に撮れ続けるので、撮影枚数が半端ないことになっていた。
ドームから地下鉄の駅まで歩いて、札幌駅へ。
時間があったのでJRタワー展望室にも行ってみたのだが、ここからの夜景はなかなか素敵だった。
碁盤の目の札幌の、「そうそう、これこれ」という風景を見ることができる。
このあと駅からの専用シャトルバスに乗って、シャトレーゼガトーキングダムサッポロで行われるファンクラブ限定イベントに参加。
ちょっと内容が凄すぎて半ば放心状態のまま戻ってきて、函館へ向かう深夜バスに乗った。