ビルバオ・ネルビオン川の観光遊覧船「BILBOATS」乗船記

グッゲンハイム美術館があり、河口付近には世界遺産のビスカヤ橋が架かる、見所いっぱいのビルバオのネルビオン川には、「BILBOATS」という観光遊覧船がある。

たまたまサンセットの時間に乗ったところ、かなり最高だった。これはぜひビルバオ観光の旅程に加えてほしい。

コースは2種類

BILBOATSの運航コースは2種類。どちらもスタートはスビスリ橋のちょっと上流左岸側で、「SAILING BILBAO」は程よいところでUターンする60分のコース。「SAILING TO SEA」は、ビスカヤ橋のある河口まで行って戻ってくる120分のコース。ビスカヤ橋まで行ってみたかったのだが、降りることはできないということで、とりあえず60分のコースにした。

港湾風景に萌えな人なら、120分のコースでも楽しめると思う。ただ、ビスカヤ橋付近には渡し船もあるので、「ビスカヤ橋を川から見たい」というニーズであれば、地下鉄かバスで行って渡し船に乗るのでもいいだろう。

Viajes turísticos por la Ría de Bilbao. Salidas regulares todo el año

60分のコースはこんな感じ。これでも十分見どころがたくさんある。

乗り場の近くに行くとこんな感じで旗が立っていて迷わない。陸にチケットショップがあるのでそこでチケットを買う。

ビルバオ新建築三昧な前半

船に乗っているだけで、「見てみたいけど、ちょっと遠いな」と思っていたビルバオの新建築をだいたい網羅することができた。およその距離感や位置関係みたいなのも掴めるので、初日の初っ端に乗るのもおすすめ。

スビスリ橋を潜ることができるのも良い。

そしてすぐグッゲンハイム・ビルバオが見えてくる。

つづいて、かつて造船所があった場所に建てられたエウスカルドゥーナ国際会議場 & コンサートホール。造船所のクレーンっぽいオブジェが立っている。

ガチのクレーンもあったりする

続いて、アスレティック・ビルバオのホームスタジアム「サン・マメス」。

グッゲンハイム美術館も、コンサートホールも、スタジアムも、近づきすぎると写真が撮りづらかったりする規模感なので、建築を外から観察するのには川からの距離はちょうどよく、いい感じであった。

「今までのビルバオ」を感じる後半

スタジアムをすぎると、静かな雰囲気の「元々のビルバオ」の顔が見えてくる。

元々はこういう感じの建物が多いのね

サンセットには息を呑む美しさに

川を下るにしたがって本気の港湾建造物も増えてきて胸熱なのだが、それより何よりサンセットの時間に差し掛かり、空も川も、息を呑むような美しいピンク色に世界が染まってそれどころではなくなっていた。

夜景も楽しめちゃう

帰りは、行きに観た建物の夜の顔を楽しめる暗さになっていた。めちゃくちゃいい時間の便に乗ったな。たまたまだけど。

旅行初日にとりあえず市内一周バスに乗って、なんとなくの感じを掴む、というのが私は好きなのだけど、ビルバオだったら間違いなく「BILBOATS」に乗るのがおすすめと言えそう。

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