千倉のADDress拠点は、千倉駅ではなく、千倉漁港のすぐ近くにある。海(ただし漁港)まで徒歩1分ぐらい。前回、房総半島半周をしたとき、予約のタイミングが合わずスルーしていたのだが、ほぼ、真横ぐらいの道を通ってたことが判明した。このあたり、房総半島のほぼ南の端っこで、好きな感じのエリア。
いちおう、海水浴場もあって、サーフィンしてる方々で賑わってた。ただ、お天気がずっと悪いので、寒そうである。
千倉の拠点にはこの近くでヤギを飼って生活しているという家守さんお手製の味噌や梅干し、醤油、玄米などがたくさんあって、食生活が自然と豊かになる。
また、へだてパスポートという、スタンプラリーしながら地域のひとびとと交流し、ゆくゆくは移住しませんか、というスタンプ帳が置いてあって、徒歩圏内のワイン屋さんや、魚屋さんもパスポートに参加してらっしゃったので、同じ日に滞在してた会員さんとパスポートを持ってお買い物に行ったりした。ワインもお魚も大変美味しい。
近所のパン屋さんを調べたら出てきた「Horne cafe」は、本当にここか、と思うような場所にあったが、おしゃれなカフェで、パンも購入して持ち帰ることもできるし、スープやケーキなどがついてくるお得なランチセットもある。
ライターの玉置さんが、多拠点生活について取材がしたいとのことでわざわざ製麺機を持って千倉までやってきて、突如製麺パーティーが開かれた。ラーメンを作るというのに魚とかトマトとか買ってるから、大丈夫なんだろうかと思っていたが、ラーメンってこういうことでいいんだ、ていう新発見だった。めちゃくちゃ美味しかった。
これは翌日に、また他の会員さんが作ってくれた冷やしラーメン。千倉で自炊をほとんどしなかったな。なんか美味しく毎日いただいてしまった。
千倉から御宿へ移動する日は、途中にあるローズマリー公園というところに寄った。シェイクスピアの生家が突然再現されている謎の道の駅だが、もともと「シェイクスピア・カントリーパーク」という有料テーマパークがあった名残だそうだ。房総半島って、「東京ドイツ村」(東京でもドイツでもない)を作っちゃったり、迷走しがちでおもしろい。こうなると俄然、東京ドイツ村にも行ってみたくなってきた。道の駅部分は普通に道の駅で、地元のクラフトビールとかいろんなものを売っていて楽しかった。次に千倉にきたらまずここに買い出しに来るのがいいかもしれない。
へだてパスポートもあるし、安房暮らしの研究所とか、ローズマリー公園のすぐお隣にある気になるカフェとか、行けなかったところもたくさんあるので、またすぐ来るだろうなと思う。漁港の近くの町は、静かな感じで、外から来た人も特に違和感なく受け入れてくれる感じで、好きだ。