清里での生活を満喫したあとは、小田原へ。
本当は長野の拠点をいろいろ転々としようと思っていたのだが、関東方面での仕事が発生しそうな気配だったため、また150km走って今度は海側へ戻る。
景色の良いルートから行きたかったので、あえてちょっとだけ遠回りして、精進湖、西湖、河口湖、山中湖のほとりを巡って帰るコースにした。西湖のほとりには良さげなキャンプ場がたくさんあって楽しそうだった。150kmは一応1日で走れる限界値ではあるものの、ヘトヘトになるので、次回はこの辺で1泊しつつ向かうのが良さそう。
山中湖を超えたところで、行きに通った国道413号線(道志みち)ではなく、県道730号線(山中湖小山線)という山道に入る。バイクナビタイムが「景色のいいルートに入りました」と自信満々で言うけどただウネウネと続く山道だなーと思っていたら、突如として景色のいいところに出た。三国峠パノラマ台という、その名の通り山梨、静岡、神奈川の県境にあるところ。
本当はこの左手に富士山がどーんと見えるはずなのであるが、まったく見えなかったけど、いい場所だったー。
このとっても楽しい道を抜けると、馴染みの246に出て、246といえば週末だいたい混んでるでおなじみ、少し渋滞に捕まりつつ、なんとか夕方には小田原市街地に到達。
小田原かまぼこ通りという、旧東海道小田原宿にある小さな商店街建築が小田原のADDress拠点である。
小さいけれども3階建てで屋根裏まであり、それぞれの場所でそれぞれがくつろげるようないい感じの建物だった。
1階はギャラリー兼コワーキングスペースという感じの土間で、家守さんにお聞きしたらバイク入れていいですよ、とのことでありがたくここにカブを止めさせてもらい、助かった。
個室は和室がひとつと
洋室がひとつ。
洋室の窓からは、小田原城がちらっと見える。
キッチンの窓からは、ほぼ海が見え…ないけど気配をすごく感じる。裏道を抜けて、防砂林を超えたらもう海。
かまぼこ通りなので、近所のお店で売っているかまぼこ(そこそこのお値段がする)を買ってきてお昼ご飯にしたり、小田急OXで売ってる小田原産の干物を買ってきたりして楽しくご飯にしていた。
小田原は城下町であり、宿場町であり、それでいて駅前まで出ると、小田急線も東海道線も通っていて普通の東京近郊の大ベッドタウンの雰囲気もあり、不思議な感じなのだが、なぜだか自分にはフィットするなと感じていた。
しかし人気拠点なのでなかなか予約が取れないのがネックである。今回は2泊だけ取れてたので、夕方〜夜ぐらいしか出歩けず。
久しぶりにルミネとかある街に来たので駅前で買い物したあと、小田原城の前をちょっとだけ通って家に帰る。
小田原には味わい深い建物もいろいろあって、おもしろかった。