エスカレーターマニアの移動の記録

エスカレーターマニア。船に乗る人。原付で旅をします。

虎ノ門ヒルズと青山スパイラル「窓学」

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夕方に渋谷で用事があり、どうせ都内に出るならとなんとなく虎の門

 

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虎の門ヒルズ、森ビルの新しいビルならばエスカレーターをチェックしなければ、と思い続けて幾星霜。
都内の再開発で未来的なエスカレーターがばんばんつけられてたのは汐留、丸の内あたりで一区切りついてしまった感があり、震災以降は特に、無駄に光るやつとかつかないですよね。
 
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だけどもそこは森ビルの意地と言いましょうか、ちょっとだけ六本木ヒルズっぽい3列エスカレーターついてました。ちなみに全部一人乗り。
 

ちなみに最近東京駅も一人乗り3列になった模様です。個人的にはまったく興味ないエスカレーターの左右問題、歩行問題にようやくひとつの解決策が、と思って見守っているのと(これでも「2列あるうちの右側」だと歩く人多いですが)、「エスカレーターのど真ん中」に乗れるので大変気分がよいです。

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そしてちょっとおもしろかったのがこの短いエレベーター。

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ヒルズなだけあって、建物内に段差が多いのですが律儀に3箇所ありました。ただ、呼び出しの受話器が設置されてるということは自分では動かせないんですかね。バリアフリー問題はつくづく東京が最先端に四苦八苦しているなと思います。

虎ノ門ヒルズはショッピングできるところとかは少ないんですが、土日も飲食店中心に人は多く、芝生の広場で寝てる人とかもいて、周りがほとんど何もないオフィス街なこともあって、元よりなんのしがらみもない殺伐とした街が好きな私は気に入りました。住むなら六本木より虎ノ門かなぁと思います(住まない)。

こういう、土地の文脈や、人々の暮らしの営みやらを一切無視した再開発が皮肉ではなくマジで好き、という感覚を共有してるのは、界隈の中でも東京エスカレーターのほかは超高層ビルを愛でる会、くらいではないかという気がするのですよね。

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以前の勤め先があることもあって新橋周辺では地図を見ずに歩くのですが、この新しくできたでかい道のせいでこの前盛大に道を間違えました。知ってる場所なのにいつの間にか景色がまったく変わっているこの感じも好き。

 

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かと思うとこういう細い道は細い道でやっぱりいい、とか思ってしまうわけですね。街歩き趣味は気をぬくとすぐに「昭和」にからめとられるんですよ。わかりますよ、銭湯とか、純喫茶とかお好きでしょう、て。もう少し歳をとったら今度は「江戸」にも警戒が必要ですね。

 

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先日行った台湾で、ひたすらバスに乗って移動したら楽しかったので、銀座線で1本ではあるのですがわざわざ都バスに乗ります。

向かったのは青山スパイラルの「窓学」展。

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インスタ映えのする展示もありつつ、五十嵐太郎さんが漫画の中でどんなふうに窓が使われてきたかひたすら研究したやつや、窓による光の入り方を日の出から日没までタイムラグ撮影したやつや、日本の伝統的な建物や、伝統的な工芸の工房において窓がどんな役割を持つか調べたものや。大変おこがましくはあるのだけど、「やってることがおんなじだ!」と思いましたよ。私、それ、エスカレーターで全部やりたいんです。学問というか、趣味として。

そんなこんなでエスカレーターに一日中思いをはせた日、夜は死ぬまでに見るべきエスカレーターランキングを作るなどしていました。

 

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