わたしは、都市というものが「なんか好き」で、そのことを表現するために、エスカレーターのサイトをやっています。
その、都市というものに対する「なんか好き」な気持ちを、漫画、イラストという形で表現している方がいらっしゃいます。
地下鉄漫画家の、座二郎さんです。
そんな座二郎さんが、このたび個展を開催してらっしゃって、終了前日にぎりぎり駆け込んだのですが、大好評につき会期延長となっています。が、延長となっているのにあれよあれよとまたも終了前日になってしまったので、あわてて、ご紹介の記事を書かせていただいてる次第です。(会場内は撮影自由、ツイート自由!)
個展詳細
開催期間 2013.12.7〜2013.12.21、2014.1.6.~2014.1.11
オープン時間 12:00〜19:30(入場無料)
場所 shibuya355 http://shibuya355.com/
詳細 http://zajiro.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-4d05.html
まず目をひくのが、なんといってもこの「日本橋高架TR計画」です。高架が複雑にからみあう東京という都市を象徴する場所ですが、私は日本橋をみていると、なんだかわくわくしてきちゃうんです。それは、立体空中都市となっていく東京に思いをはせるせいだからなんですが、まさに、こういう風景を脳裡には思い描いています。それを、座二郎さんは絵という形にして説明してくれるんです。
エスカレーターを描いた作品もたくさん。
これは機械の一部分だけど、こういう細かいところにも出てくる。「エスカレーター」というモチーフと、都市との密接な結びつきを、わかってくれてるな、て感じが勝手にしちゃうんです。
いちばん好きなエスカレーター。絵本「ぼくのへや」の一場面。この絵本は、予約しました。
私がもっとも心ひかれたのはこちらの作品。地下鉄と、車と、人と、かつての水路が描かれていて、それはすべて都市という表面で流れゆくもの、として同じにとらえられている。エスカレーターはここには描かれていないけど、まさしくそう、そういうことなんです。
ちなみに、大山総裁のレビューはこちら
http://blog.livedoor.jp/sohsai/archives/51993776.html
座二郎さんの作品一覧
行けなかったひとは、せめてウェブで。
RAPID COMMUTER UNDERGROUND 地下鉄の座二郎
http://big-3.jp/bigsuperior/rapid/index.html
座二郎のデコミ!
http://bccks.jp/bcck/102800/info
ぼくのへや (これすごく素敵!)
http://bccks.jp/bcck/102828/info
LONG TRAIN CITY
http://bccks.jp/bcck/102824/info
座二郎さん作品を、『別冊東京エスカレーター 02』に寄稿いただいています
大山総裁の記事にあるとおり、高架下初詣や鹿島工場ツアーに参加されていて、私ももれなく参加していたため、そのときご挨拶させていただきました。その後も、「その感覚がわかりすぎる」素敵な漫画家さんとして、ずぅっとフォローさせていただいていたのですが、前述のとおり、私が出しておりますエスカレーター同人誌、『別冊東京エスカレーター 02』にモノクロ漫画2ページをご寄稿いただきました。
本当に素晴らしい作品を描いていただき、大変嬉しいのです。
また、ひょっとして、現在入手可能な座二郎さんの作品の掲載誌としては、じつは数少ないうちのひとつではないか、という大変なことに気づいております。まもなく、通販サイトを準備しますので、座二郎さんファンの方も、待っていていただければと思います。