また羽田出発だったので成田ほど身構える時間がなく、国内線にはない出国審査に「おおそうだった」と海外行くことを気づかされる。
ゲート通過後、朝ごはん食べようと思ってたら、上階のフードコートは空いておらず、サンドイッチはぼったくり価格でテンション下がったので、羽田から朝の便でご出発の際はお気をつけて。
飛行機は超あっという間で、ごはんの時間まで寝てて起きたら桜島が見えて、そのあと華麗なるギャツビー観てたらちょうどクライマックスで香港島が見えてきてそれどころじゃなかった。南国のエメラルドグリーンの海に、たくさんたくさん船が浮いてて、なんか十隻くらいで円を描いてるのもあるし、海の真ん中で船が一直線に並んでなにかを作ってたり(橋?)、感動的だった。マルコポーロ!
香港(というか中国)はちょうど中秋節目前でどこに行っても月餅だらけだった。
いきなりエスカレーターが長い。これはCNIM。フランスの会社。
AERは上にでてくる目的地のバーが距離に応じてだんだんチャージされていくのでとてもとてもわかりやすい。
時間は羽田から品川ぐらいだったけど、日本ついてから京急に乗って「なんだこのわかりにくさは...」て思った。
海!
なんか工事!
香港空港はすごーくわかりやすくて親切で便利。荷物受け取り直後の両替でついでにAERのチケット売ってくれるので買って、AERの乗り場前のチケットオフィスでオクトパスカード買って、改札はなく、そのままゆりかもめみたいなAERに乗り込み、九龍についたらそこからホテルまで無料シャトルバス。あっという間だった。
ホテルはペニンシュラ、の隣にあるYMCA。ペニンシュラの半分以下の価格。
ていうか一応ハーバービューやんけ!手前に見えるのがペニンシュラの屋根。
ホテルの立地が素晴らしく良いのでそのまま九龍側の湾岸を散策。香港、建物が強烈に高くて密集してて、海が近くて路地が混沌としてて、横浜の湾岸をそのままの濃度で50倍にしたみたいな感じで、好きじゃない訳がなかった。変な船もいっぱいいるし。なんで今までスルーしてたんだろ。
お隣が1981 heritage。
歴史ある建物なのだが、「エスカレーターがある!」とガイドブックの写真でめざとく見つけた。これはThyssen。ドイツの会社。
その隣のSTAR HOUSEになんと丸ボディが!
三菱部分照明。上階にはパネルタイプ。三菱、日立、東芝、フジテックの日本勢は全部あったけど、丸ボディは結局唯一ここだけだった。
香港は地下が充実してて、上にもぐんぐん伸びて行くので、どうなるかというとエスカレーター天国になる。あらゆるところにエスカレーターがついてて、自動は正義!て感じでいい。クーラーもがんがん効かせまくりだし。震災後の東京にはあり得ない空気。
単なる雑居ビルにダブルクロス、とかざらにある。自動は正義!
香港藝術館の屋外トンネルタイプ。ここはシンドラー。
香港藝術館に行ったら、コンテンポラリーアートの階に、ジャンクションの横長写真と、道端キオスクのタイポロジーがあって、ここに住んでればやはりそうなるのは必然、となんか頷いた。
Yan Kallen氏の道端キオスクのタイポロジー。翌日、香港島の坂だらけの中環で、このキオスクの並び立つ路地を見つけてなるほどと思った。
TSANG Ka-Wai氏の屋上のタイポロジー。これも、高層ビルから見下ろしたときにああ、なるほど、と思った。
そして超巨大横長写真のジャンクション。SIU Wai-Hang氏。香港の大山さんである。タイトルに青衣快速公路、とあった。
藝術館は涼しくて快適なうえに、海しか見えないように切り取られたガラス窓の空間が各階の休憩スペースになってて、海を眺めたければここにくればいいんじゃない、て感じだった。有料だけど、たった10香港ドル、150円ぽっちである。土曜は22時までだし夜景も見える。
新しくできたショッピングセンターのランガムプレイスに、43mのエスカレーターがあると聞いて行ってみたらこの前なくなっちゃった池袋の東京芸術劇場ばりの屋内中空にズドーンてやつが、4階?から7階くらいまで伸びてて、何じゃこりゃーと思いながら登ったら、降りた先にも7階から10階までのがあってびびった。日本でいうと完全にバブル建築で、こんな頭おかしい建物はアメリカ、ヨーロッパ、日本ではもう2度と建てられることはないとおもうけど、香港は19世紀からずぅっとバブル経済みたいなもんで今現在は中国からほっといてもガンガン人がくるわけで、なんかもうやっばいな、と思う。
4階までのエスカレーターもこんななんですけどね。
4階からはこれだ。マジか。
あわあわあわ。
おりた先もまだ長い!!!
おわかりでしょうか、エスカレーターを覆う部分をわざわざクリアなガラスにしてるので、どうなるかというと、
下りがめちゃくちゃにエキサイティングなことに...!
夜は香港の看板の下を走るオープントップバスに。湾岸の高架上を走ってくれて興奮した。
パンダのバス。
こういう看板の下のすれすれをオープントップバスでがんがん走る。のだが、これは記念撮影用にわざわざ看板下で止まってる。
ので暇だったから下から室外機を見上げてた。
香港のビルは、室外機をぜんぶ建物正面につけるのが特徴だ。非常階段を建物正面真ん中につけるニューヨークと似ている。
というわけで、毎日、屋内ではエスカレーター、屋外では室外機ばかり眺めて過ごすことになった。
より大きな地図で 38log@20130907 を表示