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東京の真ん中で2時間同じものを撮り続けるとどうなるか


大山顕さん×東京カルチャーカルチャーの街歩きワークショップに参加してきた。

朝の10時から始まって2時間歩き、午後お台場のカルチャーカルチャーで3時間発表、それでも足りず17:00から少数精鋭、お酒も入っての懇親会が21:00にお開きになって、1日でなんかすごい日だった。


どういう会であったかは、カルカル店長の横山さんがこちらでライブレポートをあげてくださったので、次回参加を考えている方は、ぜひご覧いただければと思う。


で、やってみてどうだったか?

日ごろ1日中エスカレーターを撮る会とか、デビルをめぐる会とか、JCBつかえますハンターの会などを個人的に開催している私にとって、このイベントに参加することの意味は、参加する前には「大山さんおよびいろんな人に会ってみたい」ていうことでしかなかったのだけど、参加してみると、ひとりでやるのと全然ちがうことがいっぱいあった。


・2時間という制約

短いというより、みんなでまわるから全く長いと感じなかったが、たぶんひとりだったら今日は「暑いからやっぱここで終わり」という心理になってたと思う。


・コースの制約

自分でやるとつい、かっこいいものを見つけて別の道に行ったりする。今日は、めちゃくちゃかっこいい高架下の道など、延々と歩いていきたい風景がいっぱいあったが、それは後日もう1回くると割り切って進んだ。


・収集するものがはじめから決められていない

高架下建築ツアーとか、デビルツアーとかでみんなで集まるのともまた違う。テーマが決まってたらどうかっこよく撮るか?てことになっちゃうけど、今日は本当に私はマニアというかハンターとしての覚醒を自分の中に感じた。


・参加している人の日頃の興味対象がほんとにマチマチ

このブログに関しては、「何がおもしろいのかぜんぜんわかんねぇ」ていう人はもう二度と見に来ないわけなので、必然的に読んでくれているのは、エスカレーターそのものまたはエスカレーターが好きな私がおもしろいと思ってくれている人、「ドボク」というだけでそのなんたるかを説明せずともわかっている人であり、反応をくれるのも好意的な人ばかりだ。だから、好意的な反応の数はカウントできても、ん?これはわかんない。ていう反応の数はいつもカウントできない。

今回私は懇親会のほうで発表したので余計に、「おおー!!」てなるものと、「ん?」てなるものの差を肌で感じることができ、とても新鮮な体験だった。


・発表するのがすごくたのしい

そういえば、参加する前は私は写真にぜんぜん自信がなく、ついでに口下手なので、みんなの前で発表するなんて無理無理、と思っていたのだった、でも、興味対象はマチマチだったはずなのに、2時間一緒に歩いて同じようにハンターやマニアとして徐々に覚醒していった皆さんの前で発表すると、ほんとにいろんな反応がもらえて、ほんとに楽しい。


・他の人の発表がめちゃくちゃおもしろい

道路との段差を埋めるためのナナメの構造物(これ)を「ステッパー」と名付けた人が、線路の土手を「ステッパー」と呼び始める覚醒の瞬間(もはや伝説)や、こちらの電柱と歌舞伎座を愛してらっしゃる方のとても素敵なアスファルト写真、普段写真を撮るということを一生懸命考えているであろう美大生の方が2時間屋外コンセントばっかり撮り続けてなにか混乱しはじめたこと(笑)、それを第1回で誕生した屋外コンセントマニアさんの前で発表することなど、このワークショップでなければ起こり得ない素敵な体験だったと思う。


そんなわけなので、次回開催の際には、「そんなにすごいもんなの?」と思ってる人ほど参加されるといいと思います。楽しいよ。


「空き缶マニア」「ペットボトルハンター」としての1日

先にぐだぐだと書いてしまったのでここまで辿り着いた人がいるかどうか謎だが、私は「空き缶マニア」として活動を開始し、そのあと「ペットボトルハンター」として覚醒した。どういうことかというと、まぁ見てもらうのが早いと思う。


もっともっと撮りまくったのでこっちにもアップしています。


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最近、道端におかれている空き缶の生き様がかっこいいと思っている。でも住宅街に行ったらどう考えてもないだろうな、と思ったので、かっこいいガスメーターなどと浮気しながらの最初30分。


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こういう、「水が入れてある重り」や、「空き缶が入ってるであろうごみ箱」もカウントしてしまおうかな、と思ったり。じゃあ「重り」でいいや、と思ったり。


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同じ空き缶でもこういうのはあんまり惹かれないんだな。なぜかというと、立てて置いてあるやつには、「ここで立ち止まってこれを飲んだ人」の痕跡がうかがえるが、これは単にゴミのポイ捨てだもんね(懇親会で発表した時はそんなこと言わなかったけど、明らかに、立てて置いてあるやつのほうが反応よくて私は感動した)。でも今日はマニアというよりハンターなのでとにかく集める。


ほかに、「缶が入ってるゴミ袋」も収集しはじめたんだけど、それはさすがにゴミでしかない感じがして若干問題があったので、ここには貼らないでおく。


で、いよいよ住宅街に突入したので、どうしようかと思ったけどそんな心配は杞憂に終わった。

見よ、この「ペットボトル活用術 大百科」というべきペットボトル乱れ咲き状態を。


■隙間タイプ

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これはすごい奥まで並んでて、猫に対する執念を感じる。


■几帳面タイプ

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■重りタイプ

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やっぱりゴミネットって素敵。これは重りとしてのペットボトルを撮ってるんだけど、ゴミネットに浮気しそうになる。


■百花繚乱タイプ

やっぱりみんなの反応も俄然よかったのは百花繚乱、数で勝負のこのタイプ。私も最初は1本で立ってる空き缶がかっこいいと思ってたけど、ここまで並べられるとだいぶ興奮した。


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さいごのは「わーいっぱいある!!」て興奮して撮ったけどよく考えたら売り物だったという1枚。でもほんとに、撮ってた時はこれも当然仲間だと思ったんだよね。


だけどペットボトル撮ってて思ったのは、いつもエスカレーター撮ってるときは杓子定規的に「撮影禁止です」と警備されてしまうことはあれど、エスカレーター作ってる人とはぜひお話してみたいと思うし、実際いくつかコメント頂戴したりしているんだが、このペットボトル並べた住民の方からすると、そんなの写真に撮られるとは思ってもみないだろうし、私は「おもしろい!」と思ってるけど、並べた本人が負の要素だと思ってたらあまり嬉しくはないことなのかもしれないな。ということ。


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そういう意味では、これは作った人に話きいたらすごくおもしろいだろうなぁと思った。すごく手が込んでる。


■抒情性豊かな2枚

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コインランドリー前。明らかに風呂上がり。


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さいごに、お台場で。夏が近い。


ペットボトルに関してはそれまで特に(全く)興味を持っていなかったので、ここまでハンターになれるとは思ってなかった。そして空き缶のかっこよさについては再確認したので、そのうち空き缶ホームページ作ろうかと思う。


そして、またまた東京の東京っぽさについて

で、続けてさらに、考察の甘いメモ的なことをぐだぐだと書きます(随時つっこんでいただけたら幸い)。


今回歩いたコースをGoogleMapで示すとこちら。約4km。


より大きな地図で 街歩き2009.6.20 を表示


大山さんが解説してくださったが、元々川であった部分を横切ったり、谷と山の狭間にある「谷山橋」を歩いたりと、地形としても大変興味深い地域。


一方、私の地元金沢で同じ距離を歩くとこういうふうになる。


より大きな地図で 妄想街歩きin金沢 を表示


何が言いたいかというと、今回、東京の地形が起伏に富んでいるということに加えて、同じ感じの住宅がこんなに延々連なってるのがやっぱりすごく東京的、と思うのだ。


東京のコースは、駅の区分で2駅くらいの距離だから、「五反田、大崎、大井町のあたり」でイメージが片付く(このあたりのネイティブな人にとってはきっと話が別だろうけど)。


一方の金沢のルートで言うと、これは「駅から、六枚町、長町、片町、野町、広小路、泉、有松」のルートで、単に町名あげただけじゃなくて金沢ネイティブにとってはイメージが全部異なる町なのだ。そしてこんだけ歩けば、ほぼ金沢の中心部は縦断したとも言える。


だから、もし仮にこの妄想ルートどおりにペットボトルをひたすら追って歩くとしたら、五反田コースと距離としては同じなのに、「ペットボトル追って金沢の中心部縦断するなんて、どう考えてもやりすぎだろ」と思う。そしてペットボトルそんなにたくさん集められないと思う、たぶん住宅地といっても田んぼばっかりだし、道は広いし、家はでかいし。


そういう、ひとが持ってる縮尺の差ってとてもおもしろいと思う。そして気になってきちゃったので今度金沢に帰ったときには実際歩いてみようかと思ってる。