エスカレーターマニアの移動の記録

エスカレーターマニア。船に乗る人。原付で旅をします。

今年一番楽しかった仕事


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朝、フジテックさんからコミュニケーションマガジン「アスネット」75周年記念号が届いた。今年秋に、豊岡の工場を取材して寄稿してください、という最高のお仕事を依頼いただいていたのだ。プロのカメラマンさんもやってきて撮影いただいたのだが、めちゃくちゃ満面の笑みで写っている。今年一番楽しかった仕事だった。フジテックさん、超ありがとうございます。

 

デジタル版はここで読めます。

「アスネット」75周年特別号を発行|お知らせ|フジテック

 

この取材によって、フジテックエスカレーターであればほぼ100%見分けられる自信がついた。広報の方が用意してくださってた「おすすめエスカレーター集」に載っていたエスカレーターとかもその後観に行ったので、そのうち紹介します。

「エスカレーターマニア、アメリカに行く。」2023/8/13 発売です

久しぶりにエスカレーターの本を刊行します。

コミックマーケットでの頒布のほか、メロンブックスでも通販の予約ができます。

ぜひよろしくお願いします。

 

 

概要

タイトル:別冊東京エスカレーター 10 エスカレーターマニア、アメリカに行く。

判型・ページ数:B5 24ページ

頒布価格:800円

頒布開始:2023年8月13日(日)

 

エスカレーター専門サイト、「東京エスカレーター」の別冊として創刊する本誌は、デアゴスティーニのように毎号そろえるといつしか立派なエスカレーターマニアが誕生する仕掛けとなっております。

第10号の特集は「エスカレーターマニア、アメリカに行く」。
スパイラルエスカレーター巡礼のために渡米したエスカレーターマニアが、ラスベガス、サンフランシスコ、ニューヨーク、タンパ、シカゴ、ロサンゼルスで出会った素敵なエスカレーターをまとめました。

 

頒布場所

イベント名:コミックマーケット102

日程:2023年8月13日(日)

場所:東V30a

サークル名:テクノスケープレーベル

 

本人も会場にいる予定です。当日の頒布状況など詳細はX(Twitter)@tokyoescaでご確認ください。

 

通販

メロンブックスでご予約可能です。

https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2014769

 

メロンブックスでは、バックナンバーのオンデマンド印刷版や電子版もご購入いただけます。この機会にぜひ合わせてどうぞ。

※電子版は8/13以降、購入できるようになる予定です。

ロサンゼルス「The Broad」のエスカレーターを観に行く

アメリカ最後の日。サウスウエスト航空の午前中の便で、シカゴからロサンゼルスへ。

日本に帰るのは深夜の便なのだが、午前中にLAへ行くことにしたのは、現代アートの美術館「The Broad」のエスカレーターを見る、という最後の目的のため。

調べたら、「The Broad」は入場無料の美術館だが、大変人気のため入場予約が取りづらいらしい。毎月決まった日に予約開始となる、ということで、待ち構えて予約をしてあった。

The Broad

 

飛行機遅れたらどうしようとか色々考えてかなり余裕を持ったスケジュールになっている1日なのだが、かなり順調に進行した。

 

 

ロサンゼルス空港から市内へ

ロサンゼルスは、いちばん公共交通機関での移動がやっかいな街である。空港からメトロレールの駅までの無料シャトルバスがあるのだが、全ターミナルを巡回してから行くので、道路もめちゃくちゃ混んでるし、車内もめちゃくちゃ混む。

 

ついでに、ロサンゼルス空港には、テロ対策として荷物預かりやコインロッカーが一切ない。市内の駅や公共の施設にもコインロッカーはない。早めにANAの便にチェックインして、荷物を預けちゃう、という方法もあったのだが、サウスウエストのターミナルからANAのターミナルまで離れているのと、飛行機の中で使う荷物まで持ち歩くとなると、なかなか面倒(このあと行く「The Broad」は、小さな手荷物の持ち込みしか許可されていない)だったため、「Bounce」という手荷物預かり所の検索&予約アプリを使ってみることにした。空港近くには預かり所はないので、スーツケースゴロゴロさせたまま市内まで行く。

Bounce :すぐ近くにある手荷物の保管場所とロッカー

 

満員のシャトルバスですったもんだしながら、メトロレール Green Lineの駅へ。Green Line は高架鉄道のライトレール。

TAP card というSuicaみたいなやつにチャージして乗るのだが、アプリをダウンロードすればカードを買う必要がなく、しかも細かい単位でチャージできるので、必要額ぴったりの分を計算してチャージして使った(とても便利)。

TAP App

 

シャトルバス降りたところ。

 

エスカレーターでライトレールのホームへ。

 

 

GoogleMapで調べたところによると、Green Line から、途中でSilver Lineに乗り換えて街なかまで出ることができる。Silver Line は電車かと思っていたら、メトロバスというバスだった。

 

Silver Line への乗り換え駅がめちゃくちゃかっこよかった。

 

 

モンゴメリエスカレーター。

 

デマケーションラインの付け方がすごく不思議。

 

エスカレーター降りたところがすぐバス停だった。わかりやすい。高速道路のインターみたいな感じになってて、ここから高速道路で市内まで行く。

 

すごく、LAに来た!て感じの道で楽しい。

 

ランドセントラルマーケット

Bounceで予約していた荷物預かり所は、グランドセントラルマーケットの中にある。バス停を降りて、登らなくていい坂道を登ってまた降りた場所にあった。LAのまちなかは坂が多いので注意である。

 

たくさんの屋台が集合しているフードコートって感じで、楽しい場所だった。

 

インフォメーションセンターにいた人にBounceで予約したんですが、と伝えたら、OK,OKと言いながら荷物を持っていってくれた。

 

いろんな屋台があったのだが、アメリカ最終日なのに日本食にすることにした。

 

安くはないが、ちゃんと美味しい。

 

Angels Flight

The Broad は丘の上にあるので、あの坂道をもう一度登るのかーと思っていたら、その丘を登るために、「世界最短といわれるケーブルカー」があるらしい。

ランドセントラルマーケットのすぐ目の前だった。

 

え、めっちゃ可愛いな。

 

ふもとの駅は無人駅。降りたところでお金を払う仕組み。ちなみにTAP cardで支払える。

 

とてもおもしろかったし、すごく楽だった。

 

ウォルト・ディズニー・コンサートホール

すごく道が広くて、空も広くて、LAだな!という感じの道を歩いたら、すぐThe Broadについた。

 

ただ、予約の時間が余裕をもって16:00だったのだが、このときまだ14:00ぐらいだったので、隣のウォルト・ディズニー・コンサートホールを見に行く。

 

フランク・ゲーリーグッゲンハイム美術館、わざわざスペインに見に行ったんだけど、それとそっくりだな。

blog.tokyo-esca.com

 

 

中は入れなかったけどちょっと覗いてみた。かっこいい。

 

超ゆっくり観察したけどまだ14:15ぐらい。仕方ないのでだめもとで「The Broad」の人に、時間まだ早いんですけど……と聞いてみたら普通に入れたので、いよいよ入っちゃいます。

 

ワクワク。

 

The Broad

そのエスカレーターというのがこれ。

 

今のところ、トンネル系エスカレーターの頂点では。これは、死ぬまでに一度は見るべきエスカレーター。

 


www.youtube.com

1階に戻ってきて、またひとしきり観察。エスカレーターは何回でも乗れますよ。

 

The Broadは、個人の現代アートコレクターによる美術館なんですけど、これが個人蔵っていったいどういうこと、というような豊富なコレクションで、おもしろかったです。

 

草間彌生の「鏡の間」という、一人ずつ中に入るアート作品も予約をしてあったので(これも時間早かったけど入れた)、堪能した。

 

日本へ

かなり順調にロサンゼルスでの予定を完遂できた。

ロサンゼルス観光といえば、というようなスポットはいっぱいあるんだけど、いずれも公共交通機関でたどり着くのがやや面倒なので、まぁいいや、空港行っちゃえ、ということで、グランドセントラルマーケットで荷物を受け取り、シルバーラインのバスに乗り、グリーンラインに乗り換えて、さらにシャトルバスに乗り換えて、順調に空港まで戻った。

 

順調すぎて空港でかなりの時間を持て余した。アメリカの空港は保安検査後のスペースがとても充実しているので、困ることはない(ただし物価は高い)。どの店も高いので、結局、相対的に安くて安心のパンダエクスプレスで夜ご飯。いろんなソファ席を試したり、リラックスできる服に着替えたりして、ようやく日本行きのフライトに乗る。

 

3人席で、1人だけど絶対窓側派の私の隣には、年配のアジア系のご夫妻が座られていた(パスポートからアメリカ国籍のご夫妻)。このご夫妻、子どもというよりもはや孫を見るような優しい視線で挨拶をしてくださり、今から家に帰るの?アメリカはどこに行ってきたの?どこが一番楽しかった?というような、わかりやすい英語で質問をいろいろとしてくださった。食事のときやトイレのときもめちゃくちゃ親切にしてくれて、あまりにも親切なのでCAさんは3人グループだと勘違いしていた。日本で乗り換えてインドネシアまで行くのだそうで。

 

羽田に着く直前、これから乗り換えて福岡まで行くのよね、そうなの何時の便?えっと、わりと、すぐなのよね……!!(ちょっと飛行機遅れたので乗り換えタイム60分ぐらいだった)という話をしたら、マジかよ、急げ急げ、て降りるのまで手伝ってくれた。

 

Visit Japanを登録しておいたおかげで、入国審査やら税関やらを光の速さで通り抜けることができ、国際線ターミナルから第2ターミナルまでのシャトルバスにダッシュで乗ったが、早朝で空港が大変空いてたせいもあって余裕の搭乗だった。福岡空港から家までは30分でつくので、余裕の帰宅。

 

……というわけでやっとアメリ旅行記が終了したが、トラブルにも全く遭わず、ほとんどの目的を達成することができて、よい旅行であった。私はたぶんエスカレーターを好きにならなければこんなにいろんな場所に行ったりすることもない、本来出不精の性格で、いつも大きな旅行の前には「……行くのやめようかな」ってちょっと思うくらいナーバスになるのだが、今回もたくさんの知らない素敵な場所に連れて行ってくれて、エスカレーター、ありがとう……という気持ちである。

 

 

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スターバックスのスパイラルエスカレーター、シカゴの建築散歩

アメリカ、スパイラルエスカレーター巡礼の旅。

タンパからシカゴへ、もはやおなじみのサウスウエスト航空で。

 

サウスウエスト航空の便はどこにでも飛んでいるわけでもなく、ここからここへは直行便がないとか、この曜日はなぜか高いとか、色々な要素があったのだが、そういうパズルを考えるのは結構好きなので、いろいろ考慮した結果が今回の旅程になった。(LA→ラスベガス→サンフランシスコ→ニューヨーク→タンパ→シカゴ→LA)

ちなみに、全部の旅費として、ANAの直行便往復が13万円、アメリカ国内の移動でだいたい10万円、ホテルはドミトリーを利用して8万円ぐらいなので、2週間でだいたい30万円ぐらい(私は交通費と宿泊費以外を旅費にカウントしない)の旅だった。直行便往復のチート的安さと、サウスウエスト航空とホステリングインターナショナルのおかげで成立した旅である。旅程を長くした(GW最終日に帰ると高かったので、次の週末まで伸ばした)ため結構かかったが、スパイラルエスカレーターはいずれは全て見なくてはならないので、再度渡米することを考えたら、一度で全部、とりあえず今スパイラルがあるとわかっている場所を巡ることができたので、私としてはコスパはかなり上々である。

 

シカゴにつく直前。シカゴは物流の要衝。

 

シカゴは、アメリカの「大阪」的な都市で、大阪で船に乗りまくったりしている私にとって、好きじゃないわけがない街だった。スパイラルエスカレーターがなければ訪れていたかどうかわからないので、スパイラルに感謝である。

 

サンフランシスコにつづいて、ホステリングインターナショナル・シカゴ に泊まった。空港からの高架鉄道に乗ってたどりつくザ・ループ(山手線のようなもの)の駅から歩いてすぐで、とても立地がいい上に、とてもおしゃれで、サービスも行き届いている。タンパで同室だった韓国人留学生と、ここでも会うというすごい偶然もあった(それでも特別仲良くなったりしないのが私であるが)。たぶん元々はホテルの建物で、2段ベッドを入れてドミトリーにしているという感じで、セキュリティがめちゃくちゃしっかりしている(あらゆるところでカードキーが必要)というのも安心。

 

ホステリングインターナショナルのすぐ近くにパンダエクスプレスを見つけたので、夕食はそこだな、と思っていたが、シカゴといえばシカゴピザだろう、という気持ちが高まり、一人分サイズのシカゴピザを出してくれるお店を近所に発見したので行ってみた。

 

ちゃんとしたレストランに入ると飲み物も頼まなきゃいけないし(シカゴではたっぷりの水が無料でサービスされたが)、チップもそれなりに払わなきゃいけないし、とっても高いのだが(3,000円ぐらいはする)、シカゴピザ×ビールの組み合わせはそれを上回る満足があり、翌日も同じことをします。

 

シカゴの朝食は、サンフランシスコよりちょっとだけゴージャスで、パンの種類がいっぱいある。ハッピー。

 

シカゴは、1871年のシカゴ大火で多くの建物が失われ、そのときやってきた新進気鋭の建築家によって街がつくられ、近代建築〜現代の高層ビルまで見どころがたくさんある「建築の街」である。午前中はシカゴ観光のメインイベントである、「建築クルーズ」というやつを予約していた。

 

大阪でいうところの中之島一周クルーズみたいな感じで、楽しくないわけなかったのだが、それはまた別で乗船記を書くことにする。

blog.tokyo-esca.com

 

シカゴ建築センターというところもちょっと見に行った。

 

さて、シカゴの御堂筋みたいなメインストリートを北上して、スパイラルエスカレーターを見に行く。この御堂筋みたいなメインストリート、本当に御堂筋と「姉妹ストリート協定」というやつを結んでいた。

 

車がばんばん通る大動脈なのだが、シカゴの川に架かる橋は全部が跳ね橋になっていて、ヨットとかが通るときはどばーんと跳ね上げるのである。

 

建築センターから出てきたら、目の前で跳ね上がっていたので「マジかよ」ってなってるところ。

 

シカゴの御堂筋を大胆に10分ぐらい通行止めにして、跳ね橋を跳ね上げ、プライベートヨットみたいなやつが通って行った。

 

で、その橋を渡ってたら、ああ、向こうの橋も!次々に跳ね上げてるではないか。

 

大胆だなぁ。

 

シカゴ、サンフランシスコほどではないがこの日も結構寒いんだけど、「欧米の人ってとにかく屋外で食事をしたがるよね」とすごく思った屋外席。

 

そしてやってきました、スターバックスリザーブ・ロースタリー・シカゴ。焙煎所を併設するちょっと高級なスタバで、5階建てである。

 


www.youtube.com

2019年竣工で、私が知る限り、現在世界で最も新しいスパイラルエスカレーター。

 

焙煎したコーヒー豆の熟成・貯蔵庫である「キャスク」を囲むようにして、スパイラルエスカレーターが設置されている。何かをぐるっと囲むのは、スパイラル、とても得意ですから。

 

「コーヒーの博物館」と言われたりもしていて、インテリアがとてもおしゃれで、エスカレーター目当てではない観光客も大挙して押し寄せていた。

 

ただこちらのスタバの店員さん、押し寄せる観光客にうんざりしているのか、アメリカで出会った中で最も接客が残念な感じではあった。たまたまかもしれないけど、日本のスタバの店員さんスキルを期待しているとびっくりしてしまうので、そういうものと思って行くと良いかと思います。

 

なにはともあれ、アメリカのスパイラルエスカレーター巡礼完遂(ニューヨークは見れなかったが)記念に、スパイラルエスカレーターを眺めながらオリジナルラテを堪能する。

 

そのあと、スタバの近くにある給水塔(アメリカで2番目に古い給水塔らしい)と

 

その向かいにある上下水道の施設?を見た。

 

 

シカゴは高架鉄道が現役でかっこいい。ホステルのカフェの窓も高架鉄道ビュー。

 

いったん荷物を置いてから、もう一度おでかけ。建築散歩へ。

 

地下鉄のエスカレーター、上りなので「EXIT ONLY」なのだが、とんでもなくデザインが可愛い。

ノーマン・フォスターのメトロ・ビルバオとちょっと似てる。

ノーマン・フォスターのメトロ・ビルバオ - エスカレーターマニアの移動の記録

 

フランク・ロイド・ライト設計のロビーがある「The Rookery」、めちゃくちゃおしゃれだった。

 

 

ロングな3連エスカレーター。多分銀行なので入らず。

 

街角のアート色々。ジェームズ・R・トンプソン・センターは中が見たかったのだが、リノベ中で見られなかった。

 

 

シカゴ劇場

 

ホテル近くにある駐車場もかわいい。

 

次の日オークパークから帰ってきたあと、見逃したところやいいエスカレーターがありそうなところをあらためてまわっていた。

 

 

エスカレーターの真ん中に水が流れるWater Tower Place

 

Chicago Public Library

 

 

シカゴのメイシーズで、またWESTINGHOUSEエスカレーターに出会った。もう存在しないメーカーなのだが、とにかく形が独特である。

 

 

NORDSTROM の Montgomery KONE のエスカレーター。

 

 

シカゴ・ピザ発祥の店?といわれるPizzeria Unoで、再びピザ&ビール。ここはビールがクラフトビールで、たくさんの種類から選べるのでよかった。美味しかったなー。

 

 

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タンパのスパイラルエスカレーター

スパイラルエスカレーター巡礼の旅、ニューヨークからタンパへ。

夕方の便の予定だったのだが、サウスウエスト航空が唯一遅れたのがこの便で、2時間ほど遅延し、深夜着になってしまった。

空港からホステルへはLyftを使ったので(高いけど)問題はナシ。

 

タンパで唯一ヒットしたドミトリーのホステルは、3つ星ホテルの客室に2段ベッドを複数入れてドミトリーのフロアをつくってる、というタイプだった。

0時を過ぎてしまったのでみんな寝ていて、オロオロしていたら韓国人の留学生が助けてくれてことなきを得た。

ホステルに泊まるとだいたい朝食(パンとバナナとか)がついてるのだが、このホステルは、ホテル客と同じ朝食がついていて、とってもゴージャスだった。のんびりゆっくり、気をよくする。

 

さて、タンパでの唯一の用事、スパイラルエスカレーターのあるセミノールハードロックホテル&カジノに向かう。

最初は、このホテルに泊まれば話が早いんでは、と思ったんだが、調べたら1室5万円以上とかだったのですぐに諦めた。空港からこのホテルまでは直通のシャトルバスがあるとか、ホステルからまず街の中心部に出てバスを乗り継げばたどり着けるとか調べてはみたものの、ちょっと日本語情報がなさすぎて心配だったので、荷物をホステルに預けてLyftで往復することに。でもLyftかなり高いんだよなー……と試しにUberをダウンロードして同じルートを調べてみたらLyftの半額ぐらいだったので、お?となってUberで行った。需要と供給に応じて値段が決まるのでそういうこともあるっぽいです。

 

巨大なホテルだったので、入り口がどこかもよくわからなかったんだが、Uber使えば入り口目の前につけてくれるので安心。ハードロックがテーマのホテルで、ドアにもギターついてる。かわいい。

 

そして、入ったらすぐスパイラルのあるロビーがあった。

 

丸い吹き抜け空間にスパイラル!

 

ハードロックのギザギザみたいなのついてる。かわいい。

 

真ん中にはどーんとゴールドのピアノ。

 

そして、スパイラルの外装板の中にギター飾ってある。

 


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タンパのスパイラルエスカレーター見にきたのは、YouTubeで「It's amazing!」みたいな動画をあげてくれてる人がいたからだったのだが、海外でもAmazingにがんばってくれてて私はHappy。

 

カジノホテルなので、宿泊客以外入れないとかの場所にあったりしたらどうしようかな、と思ってたけどそんなこともなく、やはりアメリカのカジノは開けっ広げである。Uberの人も「カジノ行くのね?OK!」みたいな感じで連れてってくれたし。

 

いろんなところに楽器モチーフがあってかわいいホテルだった。あと、高級ホテルなので治安がいい。

 

無事巡礼完了。

 

さて、ここから最後の滞在地であるシカゴに飛ぶ便は午後なのだが、だいぶ時間が余った。タンパの中心地は、タバコ産業で栄えた旧市街とかがあるっぽいのだが、暑いし、やっぱり交通の便が面倒くさいので、まぁいいか、ということにして、ホステルまでUberで戻り、そこから時間があるのでバスで空港を目指してみることにした。

 

なのでタンパの街なかの写真って、ホステル周辺のちょびっとしかない。

とてもフロリダでラテンな雰囲気だった。街の人々も気さく。

 

バス停っぽいところに着いて待ってたら、そこバス停じゃないよこっちだよーみたいに話しかけて教えてくれて、バスの運転手さんに空港まで行くか?と聞いたら教えてくれて、タンパは親切な街という印象。空港までのバスはUberの10分の1ぐらいの値段で地元の人しか乗っておらず、日本の地方の国道沿いみたいな店が並ぶ通りをずーっと走って3,40分ぐらいで空港に着いた。

 

空港まで行くと、一足早いバカンスて感じの老若男女がいっぱいいて、マリンリゾートなのね、というのがわかった。

 

さよならタンパ。

 

 

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14年ぶりのニューヨーク、エスカレーター名所めぐり

14年ぶりのニューヨーク。

巡ったエスカレーター名所をまとめます。

731 Lexington Avenue(Bloomberg Building)

スパイラルエスカレーター全設置箇所リストで、ニューヨークにもあると書いてあって、まじかーとなったのが14年ぶりに来た理由だったのだが、先に書いておくと、このビルのスパイラルエスカレーターは、社員の人以外見れないです。

かっこいいビルなのだが、ぐるっとまわってみたものの、1階の飲食店の入り口以外、オフィス入り口しかない。不審がられながら「このエスカレーターが見たいんですけど…」って入り口にいた警備の人に聞いてみたが、「社員じゃないと入れないです。土曜日だし詳しいことわかんないけど……」とのことだった。月曜日にいちおう再訪しようかと思ったけど、「乗った」と書いてる人のほとんどが、打ち合わせで行った、とかだったので、諦めました。

 

乗ったと書いてる人の例

ニューヨーク地下鉄 Lexington Av-53 St 駅

ニューヨーク地下鉄のエスカレーターは、14年前にけっこうみてまわってたんだけど、14年経っても駅の雰囲気が全然変わってなくて逆に驚いた。現在、地下鉄の治安が相当悪いので、ほとんどバスに乗ってたのであまり巡れなかったんだけども、ニューヨーク地下鉄のエスカレーターといえば、こういうやつです。

 

 

14年前の同じ駅。あ、いちおうエスカレーター薄型に更新されてるし、明るくなってるんだな。

 

メイシーズヘラルドスクエア

14年前にニューヨークに来たのは、メイシーズに木製エスカレーターがある、ということを大学の恩師に教えてもらったのがきっかけだったのだが、まだあるかなー?と行ってみる。

 

階段室ならぬ、不思議な「エスカレーター室」がある。

 

下の方の階は、ステップが入れ替えられていた。

 

 

オーチスのデコプレートが残っているところもあった。ただ、メンテナンスをしているのはシンドラーらしかった。

 

 

そして、上のほうの階には、木製ステップのものが残っている。

 

ステップの入れ替え作業が進行中だったので、木製ステップはもう間も無く見納めになるかもしれない。

 

木製ステップが残っていてよかったよかった、と、フロアの中央のほうのエスカレーターも一応見に行ってみたら、こっちにも普通に木製エスカレーターが残っていた。

 

めちゃくちゃ普通に木製。

 

 

シンドラーのステッカーが貼ってある。

 

しかも、木製のダブルクロスエスカレーターなんていうすごいものまであった。え、前回もこれ見たんだっけ…?

 

二人乗りの木製もあるし。

 

ごく普通に木製が動いているので、珍しいものだとは全然思われていない感じがよかった。

 

来てよかった!

 

 

▼世界のその他の木製エスカレーター

アントワープ

blog.tokyo-esca.com

 

シドニーのはアート作品になってしまった(観に行きたい)

sydneytales.com

 

あと、ロンドンの駅にも1箇所だけ残ってた(2012年)んだけど、撮影禁止だったので写真はあげないでおきます。(ロンドン地下鉄ではかつて木製エスカレーターが原因の大火災が起きているのでちょっとセンシティブです…)

 

ペン・ステーション モイニハン・トレイン・ホール

2021年にオープンしたペン・ステーションのモイニハン・トレイン・ホール。インスタでかっこいいエスカレーターを発見し、観に行ってきた。

 

かっこいい!!!

 

メーカーはわからん。

 

ブルックフィールド・プレイス

ワールドトレードセンターの西側、ハドソン川沿いにあるショッピングモール。6基並列のエスカレーターがある。

6基並列というのは、日本でも梅田にできたとき「日本初」といってニュースになってたぐらいなので、私が目撃したものの中では最多です。

 

梅田のはこれ

tokyo-esca.com

 



メーカーはわからん。海外メーカーのまで全部わかるようになるまでにはもう少し精進せねば……。

 

 

グランド・セントラル・ターミナル

駅自体もとってもかっこいいグランド・セントラルなのだが、エスカレーターは「WESTING HOUSE」だった。WESTING HOUSE のエスカレーター、地味にぜんぜん見たことない形をしていて、かっこいいです。

 

ここ。この、手すり下の欄干の「ぐにゅっと」感が、日本メーカーのものとは全然違う。ちょっと興奮。

ウェスティングハウス・エレクトリック - Wikipedia

 

LIRR グランド・セントラル・マディソン駅

LIRR の延伸に伴い、2023年1月に開業した新しい駅。ニューヨークでいま、最も長い?と言われているエスカレーターがある。

 

長い上に4基並列でかっこいい。 

 

これは、メーカーシンドラーですね。

 

 

PUBLIC Hotel

インスタで有名な映えスポットとしてめっちゃ出てくるエスカレーター。どうなってるんだろ?と思って行ってみたら、こういうことかー、てわかってよかった。下りはメンテナンス中だったので上りのみ。

 

ウェストフィールド・サンフランシスコ・センターのスパイラルエスカレーター、ケーブルカー、サンフランシスコ湾クルーズ

さよならラスベガス

ラスベガスからサンフランシスコへ。

朝いちばんの空港行きバスに乗る。

 

早朝のフリーモント・ストリート。
治安はよくはないので注意だが、朝イチのバスは空港へ行くと思わしきスーツケースを持った日本人も何人か待ってた(と思ったら途中で降りてしまったけど)。

 

バスがついた場所がこんな感じで、テンションあがった!!

 

反対側にもある!!!

グッゲンハイム駐車場、海外のは思い切った形のが多いなー。ロッテルダムでもめちゃテンションあがってたのを思い出す。

 

ラスベガスの空港はこんな感じで、そこらじゅうにスロットマシーンがある。

 

そして、エスカレーターが「モンゴメリ製」だった。初めて見た、モンゴメリ製。

 

Montgomery Elevator - Wikipedia

KONEに吸収されたらしい。

 

#元公衆電話おきば

 

本日も、サウスウエスト航空に乗ります。チェックイン出遅れてBグループだったけど、後ろの方なら問題なく窓際に座れた。

 

真剣に歩き回ると2週間ぐらいかかるかもなと思ったラスベガスだが、上空から見るとすごいちっちゃい。全貌がよく見えて楽しい。パリもニューヨークもピラミッドも見えるなぁ。

 

そしてあっという間に砂漠になる。

 

さらに、すぐに雪山に……。

 

サウスウエスト航空は、飲み物も選べるし、スナック(めちゃ美味しい)ももらえるんです。嬉しい。

 

あと、機内WiFiにつなぐとルートマップが見られる。これ、とても嬉しい。

 

めっちゃ長い橋が見えて

 

誘導灯が見えて、サンフランシスコ到着。

 

SouthWestはTerminal1について、AirTrainというやつに乗って、BART(ベイ・エリア高速鉄道)の駅へ。

 

AirTrain 降りたらすぐ改札だった。サンフランシスコ空港の動線は、ロサンゼルス空港のしっちゃかめっちゃかさに比べるとスーパー整っている。ぐるっと空港をまわるAirTrainからの風景も楽しい。(間違えて反対周りに乗ったのでいっぱい堪能できた)

 

Clipper Card という日本でいうSuicaみたいなやつを買おうとしたら、「ApplePayで追加できるよー」と親切に案内が出ていて、その場で5分ぐらいですぐ設定できた。便利!デポジットもないし、スマホからApplePayに登録したクレカですぐチャージできる。これでBARTやバスに乗れる。1日乗り放題などのチケットもあるけど、バスは乗り継ぎ無料だったりすることもあり、サンフランシスコ内の移動はほぼ、Clipper Card都度チャージで問題ないと思う。

 

HI サンフランシスコ

市街の中心部「パウエルストリート駅」で降りる。

本日の宿はここから歩いて5分ほどの、めちゃくちゃ便利な場所にあるホステルです。

 

サンフランシスコ、街並みがすごく綺麗で、初めてロンドンにきたときと同じように感動した。とりあえずまた駐車場だけ撮っているが。

 

そのすぐ向かいにあるホステル。

 

このホステルはめちゃくちゃ正解だった!というか、アメリカではやたらと評判がいいのでHI(Hostelling International)のホステルがあるところでは全てHIに泊まったのだけど、大正解だった。

 

まず、共用部がすごくおしゃれ。

 

キッチンもあるし、ランドリーも、ウォーターサーバーも、コーヒーメーカーもあるし、なんと翌朝、朝食もついてたし。必要なものはちゃんと全部揃ってるし、スタッフの人もちゃんとしていて親切。日本で泊まったことのあるゲストハウスと比較しても、かなり、上位にくる居心地の良さだった。

 

こちら個室。一つだけ難点があるとすれば、アメリカのホステルは、ベッドにカーテンがついてるところが少ない。みんな適当にバスタオルをかけたりしてカーテンがわりにしていた。

 

ウェストフィールド・サンフランシスコ・センター

パウエルストリート駅のすぐ近くに、サンフランシスコのメイン目的地であるウェストフィールド・サンフランシスコ・センターがある。

上階に百貨店のNORDSTROMが入っているショッピングセンター。

 

駅の目の前で、わかりやすい場所にある。

 

そして、入ってすぐのところに早速スパイラル!

 

ラスベガスと同様で、シンメトリーではなくひねった位置に配置されている。

 

だだん。片側にまず3基。

 

そして反対側にまた3基!

 

楕円形の吹き抜けの空間にぴったり沿う形でスパイラルが配置されている。とても素敵!

 

サンフランシスコのスパイラルは、海外設置第1号。1988年設置と、日本国内にあるものも含めて、かなり初期。

ホワイトとゴールドの配色といい、空間への馴染み方といい、とても上品で洗練されていて、私はまたも感動していた。スパイラルエスカレーター巡礼は、リストを手に入れてからは「うむ、あるな」と確認しにいくだけの旅のはずなのだが、毎回、どこの場所でも必ず感動している。この場所に、ゴージャスで特別なエスカレーターを導入するんだぞ、ていう気概というか、想いの強さが必ずあるからかもしれない。

 

合計6基の設置というのは、上海(12基。やりすぎ)に次いでたしか現時点でも世界2位なので、やはり特別な気合を感じるなぁ。

 

うーん美しい。ラスベガスの時点ですでに「来てよかった」という気持ちが飽和状態だったが、まだまだ足されていくな。

 


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ウェストフィールド・サンフランシスコ・センターの地下1階に、日本でもおなじみパンダ・エクスプレスが入っていて、10ドルであたたかいご飯が食べられる!となって、スパイラルエスカレーターを眺めながらお昼ご飯にした。10ドル、まぁ高いんだけど(チップ別だし)、ラスベガスでは10ドルのサンドイッチとか15ドルのハンバーガーセットとかばかり食べていたので、久しぶりの中華料理に心が落ち着いた。アジア民族の連帯を感じながらありがたくいただく。

 

ケーブルカー

さて、パウエル・ストリート駅には、とても有名なサンフランシスコのケーブルカーの乗り場がある。Wikiによると、1873年に開業した現役かつ世界最古の手動運転の循環式ケーブルカーとのこと。

 

ケーブルカーの回転台。この周りをぐるっと囲んで、ケーブルカーに乗る人が並んでいる。ケーブルカーの料金は、バスやBARTに比べるとだいぶ高くて観光客向け。ほぼ観光客しか乗らないし、みんな始発から終点まで乗る。ケーブルカーのチケットも、スマホから買える。1日券が得。

 

けっこう待つのかなぁと思ったが、回転台で手動で車両の向きを変えるのを眺めているだけで時間潰しになった。

 

あとでケーブルカー博物館で見た回転台の図。ラッチをがちゃんと外してぐるっと回して、がちゃ、とまたハマる仕組み。

 

動力は地下のワイヤーで、そのワイヤーから切り離したり、また引っかけたりしながら進むらしい。おもしろいなぁー。

 

ケーブルカー博物館に展示されていたが、動画を見てもらうとわかるけど、これを操作する運転手さん、ものすごくかっこいい。

 


www.youtube.com

 

外の席と中の席があって、外の席は立ち乗り(!!)もできるようになっている。外の席に乗りたいなーと思っていたのだが、車掌さんによって、「Outside or Inside?」と聞いてくれることもあれば、「ここに乗って」と問答無用で指示されることもあり、運次第という感じだった。チケットは乗ったときにみせる。

 

まずは中席の一番後ろに。これはこれで楽しい!!

 

ふおおおお、話には聞いていたけどすっごい坂道。

 

そして、そのすっごい坂道をケーブルカーが降りてくる。

 

手動ブレーキとか、立ち乗りとか、路駐の車とか、突っ込みたいところがありすぎるケーブルカー。

 


www.youtube.com

 

 

途中下車してケーブルカー博物館へ。

 

博物館といいつつ、実際に今、ケーブルカーを動かしているワイヤーの滑車が、グルングルンに回っているのを眺めることができる。めちゃくちゃおもしろい。しかも無料。

 

ケーブルカー博物館のギフトショップが充実していて、まだまだ道も半ばなのに色々お土産を買ってしまった。ちなみに、ここが唯一アメリカで「現金のみ、カード不可」のお店であった。

 

満足して博物館を出たら、目の前に完全に無人の車がいて、「え!」てなった。

 

しかも走っていった……。実証実験中の完全自動運転タクシーだそうだ。

こんな、ケーブルカーも走るわ縦列駐車だらけだわ急坂だらけだわの道で、ただでさえ運転難しそうなのによく走るな……!

現役最古と完全自動運転が共存する街……。

 

 

ロンバードストリート

ケーブルカーをまた途中下車して、つづいてはロンバードストリートへ。

ここは超有名観光スポットなので、降りている人がたくさんいた。じつをいうと、ケーブルカーの停留所すごくわかりにくいので、間違えて別の場所で一度降りてしまったが、みんなが降りるところで降りれば間違えない。

 

ロンバードストリートとはなにかというと、ものすごく曲がりくねった坂道である。

 

なんじゃこの道。しかもどんどん車くるんですが。

 

普通の坂道もけっこうすごいけどね。

 

坂がいよいよ急になると、縦列駐車ではなく、道に直角に止めだすんだな。なるほどな……(止めれる気がしない)。

 

ロンバードストリートから歩いてフィッシャーマンズワーフのほうへ。

フィッシャーマンズワーフって、「フィッシャーマンズワーフ」という建物があるのかと思っていて、どれだろ……?としばらく探してしまったが、元漁港のこの辺のエリア一帯を指すようで、かなり広い。

 

 

とりあえずちょっと休憩しよう……と思ってウロウロしていたら、どう考えても美味しそうなパン屋さんに、どう考えても美味しそうなクラムチャウダーがあって、まだぜんぜん夕食という時間ではないんだけど、食べちゃうことにした。

 

BOUDINのクラムチャウダー。めちゃくちゃ有名店だったらしい。とっても美味しい。全然夕食の時間ではなかったけどほぼ完食。パンのフタ部分は持って帰って次の日の夜ご飯にした。

 

サンフランシスコ湾クルーズ

この日はスパイラルエスカレーターとケーブルカーに乗れれば上出来、と思っていたので、もうホステルに帰ってもいいのだが、BOUDINの目の前に、乗ろうかどうしようか迷っていたゴールデンゲートブリッジクルーズの乗り場があった。

親切なお姉さんが客引きをしていて、次のクルーズはロングコースのBridge 2 Bridgeクルーズであること、無料の日本語オーディオガイドがあることなどを教えてくれたので、それなら、と思いチケットを購入。

 

船の時間までしばらくぼーっとする。

 

アルカトラズ島がすぐ目の前に見えた。こんなに近いんだな!

 

潜水艦も展示されてた。(中に入るには有料)

 

写真を撮れ、とばかりに鳥が等間隔に並んでポーズをきめるので、撮る。

 

親切なお姉さんの会社のクルーズは、とってもゴージャスな2階建ての船だった。

そして、日本語オーディオガイドがすごく親切で、サンフランシスコの街の成り立ちだったり街並みについてだったりを90分間解説してくれたので、今日乗って正解だったかも、と気をよくする。

 

船から見るサンフランシスコの街並みもすごい。

 

ゴールデンゲートブリッジくぐる。

 

アルカトラズ島はなめまわすようにぐるっと周りをまわってくれた。

 

Bridge 2 Bridge クルーズでは、サンフランシスコの高層ビル群が並ぶエリアまでまわってくれるのでお得である。

 

blog.tokyo-esca.com

 

サンフランシスコのコーナーストア

アメリカに発つ前に情報収集していたとき読んだ本の中に、「サンフランシスコのコーナーストア」について紹介していたものがあった。

 

サンフランシスコでは、建物の「角」に入り口が設けられているお店が多い、ということらしい。今ウェブで検索してもそういった情報はぜんぜん出てこないんだけど、たしかにサンフランシスコにはめっちゃあって、ニューヨークとかシカゴとかにはなかった。

これもまた別記事でまとめます。

 

 

フィッシャーマンズワーフにもケーブルカーの回転台がある。

 

連結車両もあるのか⁉︎と思ったけど、出発を待つ車両がくっついてるだけです。

 

帰りは念願の立ち乗り席に乗れた。

ケーブルカーに乗ってパウエルストリートまで戻り、就寝。

 

フーバーダム、ラスベガスのスパイラルエスカレーター巡礼

ラスベガスでは実質2日しかなく、フーバーダムと、グランドキャニオンを(ついでに)観に行くという予定を無理矢理入れ込んだ結果、この日は午前中のフーバーダムツアーにまずはいっちょ行ってくる、ということになった。

 

もともとは、フーバーダムとグランドキャニオンに日帰りで行って帰ってくるというツアーを予約していたのだけど、飛行機の中でいろいろと確認していたら、これは「フーバーダムを橋の上からみて、グランドキャニオン“ウエスト”に行って帰ってくる」というものだということが判明。グランドキャニオンウエストは、ヘリコプター遊覧の出発点で、ガラス張りのスカイウォークがある、という場所なのだが、有名な絶景ポイントのたくさんあるサウスリムとは違う(国定公園内でもない)ので、これはいかん、となって、LAXついてから、入国審査の列で90分待ってるあいだに大慌てで変更したのである。

 

予約したのは、GetYourGuideというサイトからです。私のみたかぎりではVeltraとか他のサイトよりも安いツアーが多い印象だった。

https://www.getyourguide.jp/

 

それでこの日は、フーバーダムに行って帰ってくる半日ツアーに参加。ラスベガスからフーバーダムまでは1時間ぐらいなので気軽なバス旅。GetYourGuideは予約までは日本語でできるが、あとの現地ツアー会社とのやりとりは全て英語なので(ホテル予約サイトとかと同じですね)、「もうすぐあなたをピックアップするポイントにバスが着きますよ」という英語のメッセージを、「バスが着きましたよ」だと時制を勘違いしてしまって、「え!? バスが見えないんですが、私、ピックアップポイント間違えてますか!?」みたいな無駄なメッセージのやりとりしてしまったりした。英文法って大切ですね…(バスには無事乗れた)。

 

ラスベガスのダウンタウン、朝のフリーモント・ストリート。日中はずーっと音楽が鳴ってて、夜22時〜深夜2時まで大音響でライブ?しているという凶悪な通りなので、次泊まるときは絶対ここは選ばないけど、朝の明るい時に見ると、かわいい建物に興奮します。この天井に写ってる空はニセモノです。

 

ストリートにワイヤーみたいなのがめぐらしてあって、なんだろなと思っていたら、ジップラインになっていて人がびゅーっと飛んできたりする、という場所です。

 

泊まったホテル。絶対次は違う場所に泊まるんだけど、クラシックホテルの雰囲気でかわいかった。

 

無事、合流できてツアーバスに乗り込んだ。革張りシートのとってもゴージャスなバスで、平日だし私含めて3組の少人数ツアーだった。

 

乗ってすぐに、お水と朝ごはんがもらえた。ラスベガスのホテルは朝食がついてなくて、スーパーとかも近くになかったので、ツアー参加することにしてよかった〜と思った。

 

バスガイド兼運転手さんはチップ制なのもあってか、めっちゃくちゃ詳細にフーバーダムの歴史などについて移動中ずーっと喋っていた(全て英語なのでほとんどわからんかった)。

 

私はというと、大音響ライブ部屋で眠れなかったのもあって、少しバスで寝ようかと思っていたのだが、ちょっとやっぱり、周りの景色がそれどころじゃないですね。

 

なんか、すごく見たことない景色だ。

 

アメリカすごいな!? と思ったけど、そのあとサンフランシスコやらシカゴやらフロリダやらいろいろと行った結論としては、ラスベガスとかグランドキャニオンのあるアメリカ南西部が特に、まったく見たことないゾーン。

 

このへんとかもちょっと、意味がわからない感じの景色。かすんでるみたいに見えるのは砂丘が広がってるんだよな。

 

そして手前の湖みたいなやつはソーラー発電。

 

常に湿気の中で暮らしている日本人には信じられない、延々と乾いた土地がつづくので、フーバーダムによってつくられたミード湖が見えてくると、「水だー!」てなります。

 

わーい!

 

そしてバスは最初のポイントに到着。

相変わらずガイドさんがなんと言ってるかわからないのだけど集合時間だけ確認してあとはみんなについてく。

 

長大な #バリアフリースロープ

 

なんかすごい橋。

 

あ!? 

あー!ダムだ!

 

わーいわーい!

 

それにしても……周辺が乾き切ってますよね。「山奥!森!」みたいな場所にばっかりある日本のダムと比較すると、見なれたアーチダムなんだけど違いすぎてなんかすごい。

 

ところで、「ラスベガスに行ったらフーバーダムも見に行くぞ」と思っていたのは、DPZの大山さんの記事を読んでいたからなんだけど、今回の旅の前にはあえて読まないようにしてた。帰ってから読んだら「そうそう」という部分が多すぎておもしろかった。

dailyportalz.jp

 

さて、一旦バスに戻って、このあとツアーがどういうふうに進むのかいまいちわかってない。なるべく長いツアーで、ダム内部の見学も含んでそうなやつを選んだのだけど、「コロナのためダム内部の見学は中止となってます」みたいな案内も同時にあったりして、中が見れるのか見れないのかわからん。

 

このあとどうなるんじゃ?という私の思いを乗せたまま、バスは堤体の上を通り、ちょっと眺めのいい場所まで登って、降りてきた。

 

そして第2の見学ポイントでおろされて、チケットを渡された。あ、これは、内部の見学できるっぽい!また集合時間を告げてガイドさんは別場所で待機するとのことで、半自由時間に。チケットをもって、見学施設っぽいところに入ってゆく。

 

フーバーダムのできるまで」的なビデオを見た後、今度は見学施設のガイドさんに従ってついていくことになった。

 

エレベーターに乗って降りて行った場所がこんな感じで、「え、ちょっと待って」ってなる。岩、そのままむきだしじゃないですか……?? すごく「乾いてる」からこういうことができるんだろか。

 

なんか、バーンとかっこいい部屋に入った。

 

相変わらず英語なので雰囲気しか掴めんが、「イマココ」の図。ミード湖から水を送ってる場所てことかな。

 

そして、タービンがある場所にもくることができた!これ!見たかったやつ!

 

さっきの岩むきだしの通路と違って、タービン、なんか派手であるな。国旗も飾ってあるし。

 

ゴゴゴゴゴ

 

そのあと、「手首にリストバンド巻いてる人はこちら」とさらなる深層部へ連れていかれてたが、私はリストバンドもらえてなかったので、その先は何があるんじゃろな?と思いつつ、エレベーターで上まであがって解散。

 

自由に見られる展示施設もある。フーバーダムつくるまでの様子。年間休日が2日しかなかったとか超ブラックな労働環境である。

 

これはさっきのタービンの図解じゃな。

 

外に出て、堤体の上を歩いていく。

 

この鉄塔は、これでいいのか…?

 

 

そして、タービンに水を送る塔がなんかかっこいい。

 

これ。

 

にしても、周りがめちゃくちゃ乾いているなー。

 

古いほうの見学施設にあった模型がおもしろかった。グランドキャニオンまでずーっとこの岩の峡谷が続いてる感じなんだよな。

 

 

バスの集合場所に戻ってきて、お土産を物色したあとカフェでゆっくりし、帰路につく。

 

岩山から出てるあの筒みたいなやつがなんかのなんかです、と説明してくれていたがわからなかったのであとで調べる。

 

めっちゃミード湖が見える場所にも立ち寄ってもらえた。

 

マリーナとかあるんですね、ミード湖。(写真を拡大すると船や車の小ささに、湖の巨大さを感じます)

 

フーバーダムの工事のために駆り出された人たちによってつくられたダウンタウン、という場所にも寄ってくれた。フーバーダムができたのって1936年とかなんですけど、いまでも街は存続してるらしくて、興味深い。

 

労働者用の街だったはずなんだが、「当時からある」というものもりっぱなおうちが多い。

 

そして、ラスベガスまで戻ってきて、各参加者のホテルまで送ってくれるのだが、ラスベガスのストリップのメインストリート、ふだんから混む上にこのとき「車線制限工事」を大々的にやっててですね。大渋滞なんですね。というわけで、ストリップについてからもバスからゆっくりストリップ見学、みたいな感じになっていた(解説はないが)。

 

ルクソールのピラミッドとか、ニューヨーク・ニューヨークとか、シンガポールのガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(みたいなやつ)とか、いろいろあって、「うわー!!」てなる。あとでまた来よう〜と思ってたが、あとから歩いてみるととんでもなく距離があることが分かり、これ全部見るには2週間ぐらい要りそう……てなったんで、結局このときバスから見学したのがラスベガス見学の一番ハイライトになった(写真ない)。

 

かろうじて撮ってたエッフェル塔

 

ようやくダウンタウンまで戻ってきて、フリーモント・ストリートが賑やかです。

 

ストリートに面してないほうの部屋に変えてもらって、少し静かになったので、ちょっと仮眠して、夕方から、本日のメインである、スパイラルエスカレーター巡礼へでかける。(フーバーダムはおまけです)

 

ダウンタウンからストリップへは、メインストリートを通る観光客向けのバス(高い)と、裏からまわる住民向けのバス(安い、けど1時間に1本しかない)があって、メインストリートの大渋滞を目撃していたので、住民向けのバスを選んですんなりストリップの中心地へ。

 

まずはシーザーズ・パレス。

 

以前、マカオのカジノに行ったときは、カジノに入る手前で荷物を預けるように言われ、カメラの持ち込みは禁止だったりしたのだが、ラスベガスのカジノは全然そんな雰囲気がない。入ったらすぐずらーっとスロット機が並んでいて、撮影も自由だし、なんのチェックもない。

 

シーザーズ・パレスの中にあるショッピングモールのエスカレーター……という認識だけできたので、入り口をめっちゃ間違えてさまよっているところ。本当は、大通りに面しためちゃくちゃわかりやすいエントランスロビーにスパイラルがある。

 

たどりついた。

 

なんじゃこの空間は。

 

なんなんじゃー。

 

上海の合計12基のスパイラルも、実際に現地に行ってみて圧倒されたけど、ザ・フォーラム・ショップスのスパイラルも、思っていたのの10倍ぐらいスケールの大きい空間だった。

 

ぐぬぬぬぬ。

 

女神の柱とかに圧倒されがちだけど、これ、手前の2基だけじゃなくて、奥にも2基あるんです。私が知る限り、本当に「螺旋状」にスパイラルが設置されているのはここだけ。

 

「螺旋状」に設置されているため、シンメトリーではなくねじれた感じに見える。

 

普通のスパイラルだったら、これ、両方「上り」、あるいは両方「下り」で、1回1回、降りてからぐるっと回らなくてはいけない(螺旋ではない)んですけど、これ、下が「上り」で、上が「下り」なんですよ。

 

3階→2階へと降りていくと

 

こんな感じで、降りてすぐ、2階→1階の次のエスカレーターに乗れる。まさに螺旋。直線のエスカレーターではこうはいかん。

 

ちなみに、1階のロビーには新しくバーがオープンしていた。スパイラルのある空間が、古くならず、令和になっても盛大に使われていてとてもよいことなのであるが、正直「なんでそこにバーを設置しましたか……?」という場所にあるので、正面から撮ると残念なことになる(本当に残念な気持ちになっちゃうカットなのでここにはあげないでおきます)。

 

正面から見たい場合は、上から見れば問題ない。

 

アメリカに持っていくカメラ、盗まれたり壊れたりしたら嫌だしどうしようか最後まで悩んでいたのだが、結局フル装備を抱えていくことに決めて本当によかった。私の現時点での最大のエスカレーター撮影力でもって臨むにふさわしい場所でした。ありがたや。

 


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動画です。(最大のエスカレーター撮影力でのぞんだものの、どうやら興奮しすぎて手振れ補正OFFになってたぽく見苦しくてすみません)

 

ザ・フォーラム・ショップスのスパイラルがあるほうの入り口。わかりやすいじゃん……。

 

ラスベガス、建築好きな人だったら、うろうろ歩き回るだけで本当に2週間必要だと思う。

 

ラスベガスのスパイラルエスカレーターを検索すると、ほとんどザ・フォーラム・ショップスのものが出てくるが、私はもう一箇所あることを知っている。

それがこちらのウィン・ラスベガス。

 

って、その向かいにある建物(ファッションショー)もすごいな。

 

あと、ラスベガスはほとんど全ての歩道橋にエスカレーターがついていた。さすがである。

 

ウィン・ラスベガスのスパイラルに関してはあまり情報がなく、何しろゴルフ場まであるぐらいの巨大なリゾートホテルなのでどうやって探したら……と思っていたんだけど、これも入り口近くのわりとわかりやすい場所にあった。

 

しかも、「ここにあるのが本当にぴったり!」ていう、素敵な場所に。

 

「BAR PARASOL」っていう、その名の通り天井にたくさんのパラソルが吊り下げられた吹き抜けの空間。

 

このパラソルがですねぇ、ゆーっくり、上下にゆらゆら動いているんです。うっとり。

 

素敵な空間だなぁ。スパイラル、いい場所につけてもらって、よかったねぇ。(変な親ごころ)

 

こちらはいつもの見慣れたシンメトリー配置なんだけど、とてもスパイラルが似合いすぎていて、うっとりいつまでも眺めたくなる場所だった。

 


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大満足したこともあり、流石に疲れたので、噴水ショーやら噴火ショーやら見にいくのはちょっとやめて、ホテルまでバスで戻る。

福岡→羽田→LAX→ラスベガス

ANAが2月にやってたセールで、なぜかゴールデンウィークのロサンゼルス行き航空券がめちゃくちゃ安かったため、アメリカのスパイラルエスカレーター巡礼をすることになった。

海外ひとり旅が久しぶりだったので結構ナーバスになっていたけど、とりあえず初日、トラブルはなにもなく順調にラスベガスまで到着しました。(ANAの直行便が楽勝すぎたというのもある)

 

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ロサンゼルス空港。


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ANA機内は国内線と全く変わらない雰囲気だったので、着いて早々、アメリカだー!て感動している。

 

入国審査は事前の情報どおり、抜けるのに90分かかった。アメリカの人にはロサンゼルス空港人気ないらしい。


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「Connecting」の方に行けばセキュリティエリア内から出なくていい秘密の地下通路があるとかいう噂だったがそんなものはなかったので(荷物再預けがあるだけ)外に出て歩く。


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ターミナル連絡バスがイマイチわからなかったので、国際線ターミナルからサウスウエストのターミナル1まで歩いた。それっぽいバスとはすれ違わなかったので歩いた方が早いぽい。


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ロサンゼルス空港で会いたかったこれに早速会えて嬉しい。


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荷物のベルトコンベア、好き。


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メーカー不明のエスカレーター。


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羽田の国際線ターミナルはセキュリティエリア内のお店が(夜なのもあって)全然やってなかったけど、LAXターミナル1はセキュリティエリアのほうにお店が大充実してて嬉しい。嬉しいが、食べ物の値段が尋常じゃなく高い。これは10ドルのサンドイッチ。全然味がしなくて、さすがアメリカ…とか思ってたら下からマヨネーズ出てきた。ごめんアメリカ…

 

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初めて乗るサウスウエスト航空。なんと「自由席」なのである。チェックイン順に整理番号が振られてこの柱のところに並ぶ。


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無事、追加料金なしで窓側に座れて嬉しい。サウスウエストは他にも荷物預けるのにも追加料金なかったりとか、大人気のLCC。(この後も散々乗ります)


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ラスベガス。


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サウスウエストに続いて、Lyftも初挑戦。アメリカの空港だと、タクシー乗り場とは別でUber/Lyft乗り場がある。


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ドライバーさんがきたら、止まった場所の番号を教えてくれる仕組みで、これもすごくスムーズだった。(でもやっぱり高かった)


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ダウンタウンの老舗ホテルに泊まったら、イルミネーション見える側のお部屋にしてくれたのはいいが、大音響でライブ音楽が鳴っていた(明日から部屋変えてもらえることになった)

大阪の記録(リーガロイヤルホテル大阪、クリスタ長堀、ラッピング安治川水門)

旅先からスマホだけで記録を上げる実験です。

仕事やらなにやらで大阪へ何度かきまして、あれ見なきゃなと思っていたやつを見ました。

 

まずは、リーガロイヤルホテル大阪。

今年の4月から改装工事に入るのですが、ここに全照明の丸ボディがあるというのをタイムラインで教えてもらって。

全照明じゃない丸ボディはそこまででもないんですが、全照明の丸ボディは、スパイラルと同様にあると知ってしまったら必ず観に行かなくてはいけないやつです。

 

で、行ってみたら、片側が全照明で片側が部分照明という、ものすごく珍しいやつでした。どのぐらいの珍しさかというと、他で見たことないぐらい。すごい。

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あと、丸ボディで、スクエアレールで、かつ一人乗りという、その3つの組み合わせだと他には高島平のスーパーにしかないやつもしれっとありました。
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改装でどこまで変わるか分かりませんが、エスカレーターは確実に新しいのに入れ替えられると予想されるので、レトロエスカレーター好きは急いで……。

 

大阪のエスカレーターはだいぶ見尽くしてると思ってたのですけど、もうひとつ、こんなのあったんか!てやつがこちら。

 

クリスタ長堀の北11番出口です。小さな出口なのに、階段なし、エスカレーターのみというのが潔くて素敵と思ってふらふら近づいていったのですが、一人乗りの踊り場つきでした。一人乗りで踊り場つきって結構珍しい。他には飯田橋駅ぐらいかな。

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珍しさもだし、いろいろ制約のあったであろう場所にきっちりと収まってる感がとても良いエスカレーターです。

 

 

 

あとは、安治川水門がラッピング状態になってるよというのをタイムラインで教えてもらって、見に行ってました。

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東京の記録(エスカレーンいろいろ)

 

仕事で東京に来ておりまして、見なきゃなと思ってたやつをいろいろ見た記録です。

 

東京というか松戸とか柏なんですが、なんでかというと、春休み入ってすぐの土日、都内のホテルの値段がとんでもないことになってまして。ドミトリーとかカプセルホテルでも1万円台。それもあっという間になくなって、2万とか5万とか、あるいはエリアによっては20万とか、見たことないホテルが価格安い順でトップにきてる状態。

 

仕方ないので、千葉の中でもっとも近そうで人並みの値段だった松戸の東横インに泊まることになり。松戸に用事なんかないよな…と思いきや結構いろいろ見なきゃいけないやつがあったので見ておりました。

 

これは仕事でたまたま降りたった亀戸のドン・キホーテの日立クリスタレーン。クリスタレーンとはなんぞやという人はこの動画で詳細を解説しています。

 

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エスカレーターもドンキルールで盛大に飾りつけられておりいい感じ。

 

続いて西日暮里駅の奈落感のあるエスカレーター。

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コモディイイダ町屋店の日立エスカレーン。※GoProで撮ったのだけどフリックがすごくなってしまったのでお気をつけください…

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ダイソー松戸小金原店の日立エスカレーン。

ステップも側面ツルツルタイプで当時のままのやつ。

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かと思えば、向かいのスーパーにはステップが超最近入れ替えられた(日立の最新ステップ入ってる)と思われるものの稼働してないやつがありました。
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そして、柏駅のめっちゃ遅いエスカレーター。

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柏の新星堂にもエスカレーンがあるという情報いただいてたのだけど、見に行くの遅すぎてこれは全部入れ替えられてましたね。

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入れ替えエスカレーター特有の謎段差が見られて(メーカーも違うし)興味深くはある。

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あとは、帰りの新幹線まで時間があって、丸の内オアゾのお気に入りのエスカレーターを上ったり下りたりしてました。

 

東京はα7持って行かずに最近導入したGoProのみでいろいろ撮影してみたのだけど、エスカレーター撮影カメラとしては超使えることがわかってしまってちょっと複雑です。α7持ち歩くモチベーションが……。

 

金沢の記録(金沢パークビル、升形遺構、石川県立図書館、国立工芸館、辰巳用水石管、金沢建築館)

2月に法事で帰省したときの記録です。

 

金沢パークビルの元スパイラルエスカレーター

金沢パークビルは、スパイラルエスカレーター全設置箇所リストを手に入れたときに、金沢にもあった…だと…!? とびっくりした場所だったのだが、以前行ったとき、超広角レンズを忘れてたので、もう一度写真を撮りに行ってきた。スパイラルエスカレーター巡礼の旅には超広角レンズが必須。

何度見ても、スパイラルエスカレーターにしか見えない階段が不思議。この形なら、メンテナンスもいらないしずっと残りそう。

 

升形遺構

家族で食事に行った日航ホテルのレストランから、すごく気になるものが見えたので連れて行ってもらった。

 

再生されたものではあるけど、とてもきれはし。

 

↓これまでのきれはしめぐり

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石川県立図書館

小立野にできた、めっちゃかっこいい図書館。気合が入っている。

 

エスカレーターもある。

 

中が見えるようになっている。エスカレーターの中が見える必要は、デザイン性と、構造が見えておもしろい、ていう理由しかないのだけど、科学館とかでは後者の理由で中が見えるようになってることが多い。ここもそうなんじゃないかと思われる。

 

母が私の本を探すとかいうので、いやないと思うよーとか言いながら私の名前で検索したら、3冊とも網羅されていて自分が一番びっくりした。

国立工芸館

2020年に金沢に移転オープンした国立工芸館。

「旧陸軍第九師団司令部庁舎」と「旧陸軍金沢偕行社」を移築・活用している建物。

 

 

弘前の偕行社は第八師団。数字がついてると、順番に全部巡りたくなってしまうね……

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「旧陸軍第九師団司令部庁舎」の中に展示室があって、建物自体も楽しめる。

 

 

 

 

隣には、こちらは私もなじみがある石川県立歴史博物館。陸軍兵器庫だった赤煉瓦倉庫を利用している。

 

 

最近、すごくよいレンガの本を買いまして、レンガ建築に興味津々になっております。

 

辰巳用水石管のきれはし

なんだこのかっこいいやつ。と思ったら、これもきれはしだった。

 

無駄にかっこよくしてあるな。

 

谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館

金沢の名誉市民第一号の建築家である谷口吉郎氏の住まい跡地に、吉郎氏の長男・谷口吉生氏の設計により建設された美術館。

とても吉生感のある建物。

 

吉生先生の建築はいままで広島市環境局中工場と、豊田市美術館などを見たことがあります。

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2階には吉郎氏が設計した迎賓館赤坂離宮 和風別館「游心亭」の広間と茶室を再現した空間がある。小さな美術館なのだけどけっこう楽しいです。

 

今井町、天理市の建物、玉手橋、スーパー玉出駒川店(マスダキカイ)

奈良のモノレールの旅、帰りに寄った場所の記録。

モノレールの記録はこちら

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行きに寄った場所の記録はこちら

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まずは重伝建の今井町

一向衆が織田信長との戦いに備えて環濠集落化したところ(かっこいい成り立ち)。

 

今井まちなみ交流センター 華甍というところに、かなり詳しく資料がまとまっている。

 

河合家住宅

 

今井町は、1500ある建物のうち、500が伝統的建造物で、全国でも最も多いエリアなんだそうで、かなり整然と街並みが残っていてすごい。

 

古民家リノベカフェ的なところでカレーを食べた。おしゃれ。

 

称念寺太鼓楼

 

すごいなすごいなー、と見てまわって、カレーも食べて、満喫して環濠跡地まで辿り着いたところで私は気付きましたね、「あ、ここ前にきたことあるな」と……。

なにかで教えてもらって、だいーぶ前にきましたわ、ここ。

 

前きたときより、だいぶ綺麗に整備されているけれども。

 

昔お堀だった通りと、旧南口門。

いやー、ここまで気づかないって衝撃でしたけれども。

いつだったかなー前きたの……。

 

つづいて、突然ですが、天理市。、

これもずっと前からきてみたいと思っていた場所だったけど、流石にここは初めてきたはず。

 

※最初、「天理教教会本部」を見に来たつもりでいたのだけど本部とか神殿はこの奥に見えてる建物で、手前のこれはマップに天理大学と書いてあったのでお、大学か、と勘違いしたのですが、学校法人天理大学や博物館などが入る建物と教えてもらいました。

 

行こうと思っていたところ寄り道シリーズなので脈絡がないですが、続いて、玉手橋。

旧玉手山遊園地に通じていた橋だそうで、国の登録有形文化財

 

最後に、スーパー玉出駒川店のマスダキカイ。

大阪中之島美術館のエスカレーター

ニュースで見かけるたびに、「あのエスカレーターかっこいいな…」て気になっていたので、会期ぎりぎりに大阪中之島美術館に行ってきました。

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最近の日本の建築物ではかなり珍しい、宙を突っ切るタイプのロングエスカレーターです。かっこいいぞ。

 

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下から撮るのはかなり難しい。これが限界じゃ。

 

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展示フロアの途中に素晴らしい視点場があるので大変満足しました。

 

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外装板の先っちょがすごく三角になってるところもかっこいいです。

 

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宙を突っ切るロングエスカレーターは、下りが醍醐味ですね。

コレクションについては、やなぎみわの「案内嬢の部屋 B2」がありまして、大きなサイズで実物をみることができて至福。そして、「これって、心斎橋ビッグステップじゃないか」ということに気がつきました。(作品はtokyoartbeatの記事内に画像があります)

 

やなぎみわの案内嬢の部屋は「エレベーターガール」という作品集に収められていて、だいぶ前に購入して以来とても大切にしているのですが、まさかのスパイラルエスカレーターが写り込まない角度で撮られてるので今まで気づかなかったよ。

 

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私はいつも当然ながらスパイラルが入る画角で撮ってしまうため同じ画角がないんですけど、「案内嬢の部屋」はこれと逆側から撮ったもの。合成されてますが、エレベーターの形で気づいたよ。ところで、現状の心斎橋ビッグステップが合成みたいに緑がもさもさ生えているのは、2016年にリニューアルで「公園化」してるからです。

 

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かろうじて作品と似てる画角はこれかな…階段の形状などが完全に一致しますね。