船とエスカレーター

船に乗ったりエスカレーターに乗ったりする旅行記中心のブログです。なかの人は田村美葉です。

ロイズ・オブ・ロンドンの輝き

日本でおそらく唯一ぐらいのエスカレーター同人誌『別冊東京エスカレーター 08』の表紙は「ロイズ・オブ・ロンドン」です。有名な建築であり、エスカレーターファンにとっての聖地であり、特にその魅力について私が語るまでもない、と思いながらも、ページの都合上、結構な文字数を要する感じになって無理やり文章を連ねた結果、我ながら「そうだったのか!」という発見があったので、ここに転載しておきます。

同人誌づくりってそういうことがあるのでおもしろいです。

 

books.tokyo-esca.com

初版定価648円。ウェブからご購入いただけます。

 

blog.tokyo-esca.com

ロイズ・オブ・ロンドン行ってみようかな、という人はこのへんの旅行記を参考に。(参考になるかな)

 

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ロンドンにすごいエスカレーターの建物があるぞ、というのは、エスカレーター探訪趣味を始めてわりと初期の頃に知り、設計者が私の大好きなパリ、ポンピドゥーセンターと同じ、リチャード・ロジャース氏であるということで、ずっと行きたいところリストナンバーワンに掲げていた。しかし、いかんせん、1年に1度の建物公開日(OPEN HOUSE LONDON)にしか内部の見学は不可能ということで、観に行くまでにじつに4年を要した。

 

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有名な建物であるので、今号の表紙のような写真を目にしたことがある方も多いのではないかと思うが(マツコ・デラックスさんはご存知でした)、実際に現地を見てわかったことには、リチャード・ロジャース氏はどう考えてもエスカレーターが大好きだな、ということである。このような気持ちになるのは、ニコルソン・ベイカー氏のエスカレーター大好き小説『中二階』を読んで以来。なにしろ、エスカレーターの構造部を囲う外装板の側面をわざわざスケルトンにして、エスカレーターの中身をよく見えるようにしている。そして、さらにはその「内側をライトアップ」することによって、ステップの動きをこれでもかと見せつけんばかりなのだ。そして、よく見るとそれ以外のデザイン的な装飾は一切ない。黄色いラインが光り輝いてとても綺麗なのだけれど、それだってステップについているデマケーションラインのおなじみの黄色なのであって、「デザイン」とか「飾り」とかではないのだ。徹底しているなあ。

 

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このように構造そのものをむき出しにして、それを愛でる、という考え方は、現代ゴシック、と呼ばれているそうである。そういうわけなので、この建物を見ていると、「エスカレーターそのものの美しさ」について、あらためて考えさせられることになる。

 

普通のエスカレーターが「光る」ポイントは、基本的に足元を照らすフットライトと、上から照らすダウンライト、それに丸ボディ全照明型に代表される欄干部分のライトの3種類ある。フットライトには、デマケーションラインと同じように、足元をよく見えるようにして巻き込みや転倒を防ぐという大きな役割があるし、全照明型のライティングは、デパートなど狭い場所にエスカレーターをつけるときに暗い印象になってしまうのを払拭する目的があったと聞いた。つまり、光るエスカレーターというのは、「必要に迫られて」光っている。これは、たとえば夜間の橋梁のライトアップとか、タワーのライトアップとは全く違う。橋がライトアップされるのは、その橋の構造を愛でるためだけど、エスカレーターの場合、そういう目的のためにライトアップされてきたことは、これまでなかったのだ。エスカレーターというのは建物の中では「本来、見えなくてもいいもの」だったといえる。

 

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それを踏まえて、あらためて、ロイズ・オブ・ロンドンの輝きについて目を向けてみたい。エスカレーターがあるのは、天井から自然光が燦々と差し込む、とても広大な吹き抜け空間の真ん中で、光は本来、必要ないといえばない。そして、前述のとおり、このエスカレーターが光るのは、フットライト部分や欄干部分ではなくて、「内側の、構造部分」なのである。これは完全に、橋梁ライトアップと全く同じで、エスカレーターの動きを観察し、楽しむための光、未だかつてエスカレーターが手に入れたことのなかった、「それ自体を楽しむための光」なのだった。感涙。だからここでは、紛れもなくエスカレーターが大主役で、上から下から真横から、ステップがゆっくり動いていくのをぼーっと延々と眺める、という私のような行為が、奇特でもなんでもない通常のことなのである。この世の中に、そんなふうにエスカレーターが本気で大好きな人が私以外にも(ベイカー氏を含めて少なくとも2人)いて、エスカレーターを楽しむための場所が存在している、ということが嬉しい。ロイズ・オブ・ロンドンは私にとって、そのような救いの場であり、紛れもない聖地なのである。

 

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ご興味を持たれた方は、同人誌のほうもよろしくお願いします。08は、新しいレンズで撮りに行った写真が我ながらびしーっと決まっていて素敵です。

 

大晦日は冬コミでお会いしましょう&新刊通販開始&東京JCT初詣開催のおしらせ

タイトルが長いですが一気におしらせいきます。

新刊ができたのでコミケでるよというお話と、通販でもう買えますよという話、1月2日に東京ジャンクション初詣と銘打ってお散歩しますよというお話の3本です。

 

 

12/31 コミックマーケット93 委託で参加します。東2ホール O-27a 

コミックマーケット93 出展いたします。申し込みを忘れていたので、テクノスケープレーベルさんに便乗させてもらいます。新刊はちゃんとでるのでよろしくお願いします。

出展概要

出展イベント:コミックマーケット93 3日目

日時:2017/12/31(日) 10時〜16時

場所:東京ビッグサイト

配置:東2ホール O-27a 「テクノスケープレーベル」

頒布物

新刊:

別冊東京エスカレーター 08 「光る」600円

 

以下既刊:

別冊東京エスカレーター 07 「上海」600円

別冊東京エスカレーター 06 「メーカー判別読本」 600円

 

以下バックナンバー:

別冊東京エスカレーター 05 「香港」 800円

別冊東京エスカレーター 04 「スパイラル」 700円

別冊東京エスカレーター 03 「名古屋」 700円

別冊東京エスカレーター 02 「地下鉄」 700円

別冊東京エスカレーター 01 「丸ボディ」 700円

 

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新刊、なかなかいい感じに出来上がりましたでしょ。

 

本体である「テクノスケープガイド」にも寄稿しています。「港湾の使徒っぽい構造物」について書きました。こういうやつのことです↓

 

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【先行販売中】直営ショップで通販スタートしました

BASE で直営ショップを開設し、別冊東京エスカレーターの通販をスタートいたしました。今までどおりマニマニさんでも購入できるようにする予定ですが、バックナンバーや電子版などいろんなところで買わなくてはいけなくて面倒だったのを統一しました。今なら1号〜8号までどれでも買える状態(それぞれ1〜3冊ぐらいとかすでに極端に在庫が少ないのでご注意ください)ですので、よろしければお好きなものをあわせてどうぞ。

 

1/2 東京ジャンクション初詣開催します

2018年のスタートは、素敵なジャンクションを観に行きましょう。

 

開催概要

日時:2018年1月2日 13時〜18時 (18時半〜21時 打ち上げ)

料金など:無料(別途交通費、自宅からの往復+1,000円程度)

参加方法:Facebookイベントの「参加する」をぽちっとしてください。

Facebookやっていない方は会長Twitter@tokyoesca)まで参加の意をおしらせください。FacebookもしくはTwitterで連絡取れる方のみとさせていただきます。

 

注意事項など


SuicaPASMOなど交通系ICカードを多めにチャージしておいてください。乗り換えで1,000円ほどかかると思います。

・合計7km歩きます。歩きやすく、あたたかい服、格好で。帽子、マフラー、手ぶくろ推奨。

・雨天決行、荒天中止です。中止の際は当日午前中にこのページで発表します。

・ゆるっとみんなで歩くだけで、解説とかはありません。

・途中参加、途中抜けOK。ドタキャン問題なし(連絡不要)。

箱崎ジャンクション付近で打ち上げ予定。

・初めての方歓迎です。

・一応20人ぐらいを限度と考えており、参加者殺到の場合は締め切らせていただきますのであしからず。

・途中参加の方、遅れてくる方は当日、会長のTwitter(@tokyoesca)などを見ながらうまく合流してください。

 

大山総裁が開催した際の参考記事です。楽しそう。

@nifty:デイリーポータルZ:いつのまにか川探し

 

いまのところの予定表

13:00 日暮里・舎人ライナー 扇大橋駅改札集合

江北ジャンクション

13:47 荒川土手(バス)→西新井駅小菅駅

小菅ジャンクション堀切ジャンクション

15:48 堀切駅押上駅→千歳三丁目(バス)

両国ジャンクション

17:23 東日本橋駅日本橋

江戸橋ジャンクション箱崎ジャンクション

18:00 箱崎ジャンクション解散予定

途中、駅のトイレ、コンビニで休憩をはさみます。

 

18時半〜21時 打ち上げ

打ち上げのみの参加可能とします。人数が多い場合は予約します。

 

詳細地図

 

年末年始、お暇な方はなにかしらお会いできるといいですね。

死ぬまでに一度は見るべきエスカレーターランキング(2017年版)

初めまして、エスカレーターマニアです。

と挨拶した場合、次に

「どこのエスカレーターが1番好きですか?」

と聞かれる確率98%なので(残りの2%は「僕/私、あそこのエスカレーター好きです」と言ってくださる。そういうの歓迎)、「こちらをご覧ください」とご紹介する用のまとめを作っておきます。

1番なんていうのは到底無理なので、最低10箇所ぐらいは紹介したい、という意味を込めて10位までのランキングにしてみました。どうぞ。

 

第10位 スパイラルエスカレーター巡礼

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三菱電機が世界に誇る、曲がるエスカレーターこと、スパイラルエスカレーターです。

え、スパイラルが10位なの!? と驚く方多数、とは思いますが、これ「スパイラルエスカレーター全部を見るべき」という意味でのおすすめです。スパイラルを含めちゃうと、10台全部スパイラルになってしまいますのでしょうがありません。

全部見る、という奇特なひとは少ないであろうことを考慮しての10位です。

私の攻略具合でいうと今のところ半分ぐらいです。

 

 

第9位 名鉄百貨店本店(名古屋)

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なんどもメディアでも紹介していますが、東芝エレベータの手すり垂直落下式エスカレーターです。この形のものは日本で3基。2基が名鉄百貨店本店のレストランフロア入り口にあります。

名古屋は時空がゆがんでいるためか、レアなエスカレーターの宝庫ですので、レア、レトロ系が好みの方はぜひ訪れてみてください。

 

 

第8位 梅田スカイビル(大阪)

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世界でもっとも美しい建築100選だったかなんだったかに選ばれてのりにのっている梅田スカイビルです。展望台は恋人たちの聖地になってしまいましたが、エスカレーターに乗るだけだとタダです(上った先がすぐチケット売り場なので、売り場のお姉さんと目が合って気まずい感じにはなります)。

ここは、下から撮ったり展望台から撮ったりのぼったりおりたり、昼きたり夜きたり、いろいろとすることがあるので死ぬまでに一度はというか3回ぐらいは訪れるべきかなぁと思います。

関西のエスカレーターも全体的にヤバめなので、3回ぐらい行っても余裕で楽しめると思います。

 

 

第7位 ランガム・プレイス(香港)

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東京ビッグサイト同様の逆流事故があり有名になってしまいましたが、ここのエスカレーター、本当にすごいです。4階から7階まで、7階から11階までロングエスカレーターがつながります。世界一長いエスカレーターとしてギネス登録されているミッド・レベル・エスカレーターよりも俄然こちらをおすすめします。

香港のエスカレーターはこのような無茶っぽいことをわりと平気でするので、定期的に訪れなくてはいけない、と思っております。

 

 

第6位 大潤発中崙店 RT-MART(台湾)

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台湾でやっと出会えた、カート専用エスカレーター。カートが1個ずつ順番におりてくるこの可愛らしさ。もう夢中。

台湾行ったばかりなのでちょっと順位付けが甘くなっている可能性ありなのですが、個人的に「こんなの初めて見た!」というエスカレーターを夢の中以外で久しぶりに見つけて大変嬉しかったです(夢の中で「こんなエスカレーター初めて〜」と思って起きた時もしばらく幸せ、ということがよくあります)。

 

第5位 福井県立恐竜博物館(福井)

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これも地元北陸なので、少し甘い気もしますが、池袋の東京芸術劇場のエスカレーターなきあと、日本国内のロングエスカレーター部門では、単に長さという意味ではなく、デザイン性という意味ではかなりいい線をいっている、いやエンターテイメント性も考慮するとナンバーワンかもしれないな、という意味合いでのランクインです。

一生に一度は裏日本を訪れるのも良いと思います。まだ新幹線の通ってない福井で、しかも勝山なので、めちゃくちゃ遠いですけど、展示も悪くないです。

 

 

第4位 日本橋三越本店(東京)

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日本橋三越は、大正博覧会に日本で初めてのエスカレーターが登場したのと同じ1914年*、商業施設として日本で初めてエスカレーターが置かれたデパートです。

戦前のエスカレーターは日本の場合、戦時中の金属供出で失われていますが、こちらは、戦後に三菱電機が開発した「全照明タイプ」が初めて置かれた場所でもあります。リニューアルの際にも、この「全照明タイプ」をそのまま使いたい、ということでその形をそのまま生かしたぴっかぴかのエスカレーターが元気に動いています(ふたつの初めてがあってやや複雑ですが、時代がぜんぜん違うので勘違いされないようにしてくださいね、今あるのは「戦後初」のほうをリニューアルしたもの)。

私、このタイプに「丸ボディ」と勝手に名付けて愛でています。丸ボディ、どんどん新しいもの(欄干が薄いタイプ)に入れ替わっていたり動かなくなっていたりしているのですが、ここは自信を持って丸ボディ巡礼の地としておすすめができ、ありがたいことです。

この形のエスカレーター、日本人にとっては馴染み深いですが、日本メーカー製以外ほとんど見かけません(オーチスに数台あり)。欧米からいらっしゃったお客様なんかを案内すると、もしかすると初めて見るとかで喜ばれるかもしれません(いやどうだろうか)。 

*間違えて書いてました。おぱんださんいつもありがとう。

 

第3位 メイシーズ・デパート(ニューヨーク)

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世界でほぼ唯一ぐらいになってきた、木製エスカレーターが元気に動いているデパートです(他にロンドン、ベルギー、オーストラリアで稼働情報あり)。

ニューヨークの街なかでかなり気軽に行けるデパートなのに、いきなりエスカレーターが木製です。びっくりします。

木製エスカレーターはできることならしかるべき博物館などに納めてほしいけど、でも可能な限りはこの気軽な感じが続いたらいいなぁと思います。

 

 

第2位 シャルル・ド・ゴール国際空港 Aérogare 1(パリ)

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シャルル・ド・ゴール空港ターミナル1につくと、夢のように動くスロープで運ばれて、中庭の縦横無尽に交差するゾーンを抜けて、いつのまにかロビーへと出ている、という体験をすることになるのですが、初めてパリを訪れたときに夢心地でそれを体験して以来、あの場所へたどりつけたことがなかったので、「あれは本当に夢だったんでは」と思っていましたが、ターミナル1につく航空会社を使えばいいだけでした。それ以来、ずっとスターアライアンス系です。海外で、かつ飛行機に乗る人でなくては入れないゾーンにある、という意味で一生に一度感が高まります。ヨーロッパに行く時は意味もなくぜひパリ経由にしてください。

 

 

第1位 ロイズ・オブ・ロンドン(ロンドン)

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私が「実際にもし会ったら絶対にものすごく話が合うに違いない建築家」としてマークしている、リチャード・ロジャースの代表作のひとつです。

年に1度、Open House London のときだけ一般人も中に入ることができる、ただし年によっては公開されないときもあり、など諸条件が厳しく、「一生に一度」感がはんぱないです。

今ちょうどオープンハウス終わったばっかりなんで、来年を楽しみにして今から計画しておいてください。

 

 

番外:まだ行ってないところ

まだ行っていないけれど、高い確率でこのランキングが塗り替えられる可能性ありと思っているエスカレーターです。

 

DuPont Circle Metro Station

ワシントン D.C. デュポンサークル駅のエスカレーター。だいぶ前から見に行きたいエスカレーターとしてマークしているけれどもワシントンに他に用事がない。

 

Inside CNN Tour Escalator

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アトランタ CNN centerのエスカレーター。乗り継ぎなしで世界一長いといわれるが本当かなぁ。香港あたりも結構長いぞ。

 


水中エスカレータ@八景島シーパラダイス

不覚にも、まだ水中エスカレーターの類を見てません(小さい頃に見た可能性はあり)。

 

portal.nifty.com

世界で一番深い地下鉄駅、キエフの Арсенальна駅のエスカレーター。

羨ましすぎてあまり読まないようにしている記事。あと、北朝鮮の地下鉄のエスカレーターも長いらしいです。

 

番外:よく聞かれるエスカレーター

よく聞かれるけれども、個人的にはそれほどでもないエスカレーターです。

 

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世界で一番短いエスカレーター。うん、短いですね。

短いエスカレーターは好きなんですけど、こういう露骨なのはそんなにそそられないです。

 


日本最長のエスカレーター(香川ニューレオマワールド)

日本一長いエスカレーター「マジックストロー」なんですが、途中に踊り場があるのでそこまで「長い」感を感じません。お聞きしたところによると、長すぎて怖いのであえて途中にワンクッション挟む形にしたんだそうです。

というわけなので、「先が見えないほど長い感」を楽しむなら、同じく四国のエスヒル鳴門か、ホテル浦島のスペースウォーカーをおすすめします。

 

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世界一長いエスカレーターとしてギネス登録されている香港のミッドレベル・エスカレーターは、世界一なのは「屋外で」の話であるうえに、乗り継ぎ式で1台1台はご覧の通り普通のエスカレーターです。このエスカレーターの見所は、『恋する惑星』ごっこができることと、途中に緩傾斜式のエスカレーターをはさむところ、などですが、長い感を楽しむなら同じく香港のランガム・プレイス(前述)のほうが俄然長いです。

 

最後に、へぇ〜と思った方は、エスカレーターの本を毎年2冊ずつ作っていますのでこちらを買っていただくとより理解が深まるのではないかなと思います。


blog.tokyo-esca.com

 

WEBサイトにもまとまっております(半分ぐらいまだあげられてないのがあるけど、これはと思ったエスカレーターはすべてここにあがります)。

www.tokyo-esca.com

9/23 九份と基隆、文湖線の素晴らしさ、桃園空港の快適探求

この日はもう、帰る日なんです。早いよー。

旅行計画の段階で、台湾、やりたいことありすぎると2泊3日にしたことをやや悔やんでた。ただ、台湾のサイズは九州とほぼ同じ、ということを聞き、今回は鹿児島とかは行かずに博多2泊3日の旅なのだ、と考えるとそんなもんかなと納得して。

 

ただし、今回はバニラエアの深夜便に挑戦してみよう、ということで乗るのは日付を超えた便です。そんな日に、博多から北九州に行ってまた帰ってくるみたいなことしても大丈夫か、時間足りるのか、ちゃんと帰ってこれるのか、うーんどうしよう(心配性)、とやや悩んだのですが、行ってきました。九份へ。

 

もうひとつ悩んだのは、九份のベストタイムは夕暮れ時ということと、ただし夕暮れ時に行くと大変混雑するので帰りのバスに乗るのが至難の技、という情報。どうしようどうしようと唸った結果、とりあえず今回は朝イチで行って、夕暮れも観たいなと思ったらまたいつか来たらいっか、という結論に。

 

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昨日ちらっと見た、忠孝復興駅のエスカレーター、乗りますよ。

 

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ここね、たぶん台北で一番長いんじゃないかな。台北の地下鉄はけっこう深いんだけど、そこから高架の文湖線まで直通の乗り換え専用エスカレーターです。

 

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九份行きのバスは駅すぐ近くのバス停から。並んでると声をかけてくるおじちゃんはタクシーの客引きです。

 

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暇なので高架の観察してた。

 

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バスはこんな感じで大変快適ですが、窓際に座ったらカーテンがなく、暑かったです。とても。でも窓際に座る以外の選択肢は私にはないので、持ってきたものの1度も着なかった上着で自作の日よけカーテンをつくるなどしてがんばりました。

 

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そのかいあって、2階建てのかっこいい橋などが見えました。

 

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郊外の街もいい感じに整備されてて、台湾、都会だな〜とおもう

 

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九份に近づいたところでいきなり給油します。???と思ったのですが、隣の日本人ツアーガイドさんが「これね、必ず寄るんですよ。なんの説明もないからびっくりするわよね〜」とツアーの皆さんに解説していて、なるほど〜。

 

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バスは最終的にめちゃくちゃ混んでた。午前中でも始発の忠孝復興駅から乗るのがおすすめです。山道揺れるのでつらいです。

 

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つきました。

 

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九份については行き方に関する情報がネットにあがりまくっており、こちらも事前に調べまくっていたので悩みません。あのセブンイレブンの脇のめっちゃ細い道から入るんですね。知ってます。

 

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午前中といえど、この混み具合です。これは夜は無理だったな、私は。

 

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食べ物のお店も朝からいろいろやってます。

 

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いろいろ調べてきたけど結局迷って、行き過ぎた。

 

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とにかくとんでもなく景色がよいです。九份、山の上だと思って油断した。めちゃくちゃに水辺充。なんかおっきな船が見えるな〜。

 

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そしてもどる。そうそう、途中でみんな曲がっていく、この細い道を降りていかなくてはいけないのでした。

 

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DSC03916.jpg そうそう、これこれー。

 

ここのお茶屋さんの前でほぼ確実に全員が記念写真を撮っているのですが、意外と入っていく人はいなくて空いています。よし、ここでお茶を飲もう。

 

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2階の席に案内してもらいました。わーい船見える〜。

 

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熱いお茶とお菓子のセット。お兄さんがいろいろ説明しながら1杯目を淹れてくれて、あとは自分で好きなように。足元にミニ囲炉裏が置かれていて熱いお湯が好きなだけ。なかなかいいシステムです。

いい景色だったのもあって、1時間ぐらいぼーっとしてました。なんだ、朝来てもぜんぜん楽しめるな、九份

 

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少し下ると、赤い提灯がインスタ映えな空間。

九份、とてもコンパクトな街で、どこにもお店に入らなければ15分ぐらいで1周できる距離感でした(ただ混んでるから少なくとも30分はかかるけど)。そして、1度回りきってしまうと、とんでもない上り坂になる or 大混雑のバスで登らなくちゃいけないので、戻れないシステム(いや戻ってもいいんですが)。

 

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さて、帰りはこちらのバス停から、台北行きではなく、基隆行きに乗ります。台北への帰り方の裏技として紹介されていた方法ですが、私は基隆に用があるのだ。

 

DSC03926.jpg帰りのバスはレトロな感じでテンションあがりました。

 

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船だー

 

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行きの台北からはほとんど高速道路でしたが、基隆行きは途中いくつもの街を通って行きます。これが、台北とはまた全然違って、地方都市感満載で楽しいんですね。興奮。

 

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そして基隆つきましたら、この景色。興奮。

 

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用があると言ったのは、このキリンさんに用があるのでした。あの港の近くに建ってる緑のビルにのぼったら、ものすごくいい景色が眺められるに違いないんだ……

 

なにはともあれ、ご覧の通りのめちゃくちゃに快晴な天気のため、本日の基隆はとんでもなく暑いです。このまま日向を歩いていたら干上がってしまう。ひとまずご飯だ。


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基隆はとても港湾都市らしい港湾都市で、物流の街という感じの雑多な雰囲気。暑い街特有のアーケード街は、なんだかよくわからない時計とか洋服とかガジェットとか、そういうものがとにかくごちゃっと連なっていて。ひときわごちゃっとしたところはなにかというと、有名な基隆の夜市でした。夜市という名前ですが、ふつうに昼間もやってます。いっぱい屋台が出ていて、見るからにおいしそー。

 

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基隆情報についても事前に調べまくってあります。この通り沿いにある、天一香というお店へ。

 

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どうやって頼んだらいいのかよくわからないまま、指差しで魯肉飯と油豆腐を頼む。うまい。そしてとんでもなく安い。台湾、洋服などの物価は日本と変わらない(ユニクロとかだとむしろ高かった)のに、ご飯はとにかくとんでもなく安いですよね。魅力的。

 

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一息ついたところで、お店にいるほぼ全員がスープを飲んでいることに気づき、あ、そうだ、ここ肉焿(肉団子入りスープ)のお店だった!と電撃的に思い出し、ただなんと読むのかわかんないので、親切なお店のお姉さんに、隣の人が席を立った隙に「このひとが食べてたやつ」と身振りのみで伝えると、深く頷いて30秒でスープを出してくれた。猛烈にうまい。台湾の人は、言葉ができない人にも最大に親切に対応しようとしてくれるところが信頼おけますよね、本当に。いま思い出してもまたすぐ食べたくなる味だったので、台湾中毒者が増える理由がよくわかります。

 

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基隆にはふつうの橋と盛り上がってる橋がある。べつに可動橋なわけでもないし、構造的に必要とも思われないので「ちょっと盛り上がってみたかっただけ」という感じである。誰も渡ってない。なんだろうこれ。

 

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あのレインボーな建物の一番上まで行ったらキリンさんがよく見えるのでは、と思って行ってみる。

 

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このあたりで、博多から北九州まで来たのは絶対に間違っていなかったな、と確信。だけどやっぱり、あの緑の建物を目指すべきであろう。

 

暑いので、また適宜おいしい台湾ドリンクを摂取しながら、目的の場所へ。じつは、緑の建物はホテルなんですけど、基隆行きたい!て思った理由のとあるブログでそこに泊まられた方がいて、「客室は反対側だったけど、ホテルの共用廊下からの眺めが最高」という情報を得ていましてですね……

 

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うん、最高だった。


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港の先のほうまでどこまでも歩いて行ったら、ひょっとしたらすごく素敵なのかもしれないんですけど。いかんせん今日は暑すぎて、外を歩くのに向いてなくてですね。後ろ髪ひかれつつも、駅を目指すことにします。また来よう。

 

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CUTE な基隆駅はもう使われていなくて

 

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いろいろまだ工事中の、新しくて立派な駅になってた。

 

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ですが、路線図見ても行き先表示見ても、どれが台北に行くのかもうさっぱりわかんない。今見ても、解読できない。終着駅が路線図に載ってないし、山線ってなんだよ……

 

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あ!? エスカレーターがまた見たことないメーカーだ!

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こちらも台湾の独立系メーカー。台湾にはフジテック的な企業が3社もあるってことで、それってすごくないですか。と思ったけど、あくまで私の観測範囲において、ということなので、世界には、まだまだ知らないエスカレーターメーカーが1000社ぐらいあるんじゃないかな。ぞくぞくしてきたぞ!

 

で、台北行きの電車はどうやって見つけたかというと、始発駅なのでとりあえずみんなが乗ってる電車に乗って、おじさんに「ダズディストレインゴートゥー台北?」と聞いてみたら、台北、を聞いた瞬間におじさん強く深く頷く。というわけでことなきを得ました。台湾のひとたち、親切にしてくれて本当にありがとう。

 

そういうわけで博多、ではなくて台北まで無事、というかかなり余裕で、戻ってきました。台北駅まで行ってもよかったんだけど、途中で文湖線の始発駅を通ることに気づいてそこで降りる。

 

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やや長いエスカレーター(と、いま気づいたけどまるちゃん)

 

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この駅のエスカレーターも超かっこよくってですね

 

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これ。うわー興奮する!なにかというとですね。

 

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真ん中だけ、地下鉄直結の長いエスカレーターなので、奈落にどんどん落ちてゆくみたいな感覚になるのですよ。かっこいいな!!

 

ところで足元についているブラシのようなものは、よく質問を受けますが「スカートガード」といって衣類の巻き込みを防ぐためのものです。

 

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さて、念願の文湖線です。

 


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わー楽しいな!

 

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大人げなく、最前列を陣取って、乗りたいところまで乗ろう、という計画だったのですが、もうね、文湖線、かなり街中を走っていくので、建物が近いんですよ。ゆりかもめでいうと、新橋〜汐留感のめくるめく感じが永遠に続くみたいな。かつ、昨日地上を歩いていたところの少し上空を、ゆっくりと追体験しているので、「空中浮遊感」が半端なくて。最高かよ!と。


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高速道路くぐーる

 

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駅〜。(右手は、昨日のカート用エスカレーターがあったショッピングモールです)

 

さて、この間にTwitterで教えてもらった有力エスカレーター情報を頼りに、地下鉄に乗り換えてまた別の駅へと向かいます。最終日にやたらと乗り物ばっかり乗りまくるの、よくやります(疲れてもう歩けないから)。

 

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象山駅の2番出口。

 

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踊り場つきエスカレーターです!オーチス社のもの。踊り場といえば三菱先生と思ってた。オーチスのに乗るのは初めてかも。いや、覚えてないだけかも。

 

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乗ってた時、うわ、オーチスの踊り場つきって、三菱と違ってこうなんだ!と思ったような気がするんだけどなんだったかな。思い出したら書きます。

 

そろそろ日も暮れてきました。街なかまで戻って、なんか食べよう。

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あとから右の店に入ろうと思っていたのが、左の店に入ってしまったことに気づいたけど(包んでるひとは共通っぽかったけど)、おいしかったー幸せだー。壁のメニューを見て、これ!とびしーっと指差したらまたお店のおばちゃんが深く頷いてすぐに出してくれたけど、私が指差していたのは「お持ち帰り冷凍餃子」だったことにも気づいた。台湾の人、親切です、ほんとに。

 

台湾いちのおしゃれタウンであるところの中山駅周辺まで戻ってきまして、PenとBrutusでチェックしていたおしゃれスポットはまだいろいろあったのですが、もう足が動かないです。そうだ、マッサージに行こう!と唐突に思い立って、便利なまっぷるのアプリで検索したら徒歩30秒のところにマッサージ屋さんがあり。

 

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まっぷるに載ってるだけあって、お姉さんは日本語完璧だし完全前払いシステムだしなかなか本格的な足裏マッサージ(ひざ下までがっつり)が受けられるしでとてもよかった。ありがとうまっぷる。まっぷるのアプリがすごく使いやすくて、時代は進化している……!と思ったけど、るるぶはそんなことにはなってなくて、主にまっぷるが進化していたようなので推薦しておきます。

 

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まだ飛行機の時間まで間があるし、中山駅周辺は夜も大変賑やかなところだし、まだまだ遊んでいてもよかったのだけど、マッサージの力をもってしてもとにかく数歩歩くだけで疲労感が。そんなわけで、ホテルで荷物をピックアップして早めに空港に行っちゃうことにしました。

 

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ここから、桃園空港での時間つぶし探求タイムがスタートします。

地下のフードコート横にあった、ちょっとだけお土産見ようかな〜と思っていたお店は22時でしまっちゃった。ここなら永遠にいられるなーと思ったフードコートも22時でお店が閉まり、清掃が始まってしまった。さてどうしよう。

 

というわけで1階の薄暗い感じのコーナーに移動。

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電源もあればWiFiもあって、永遠にいられそうな(そして照明がいい感じに落とされていて、寝てるひと多数)場所を発見。

快適な場所発見!とかあくせくツイートしてるうちに、すぐ搭乗90分前となってバニラエアのカウンタに並びます(バニラエアは国際線ではオンラインチェックインできないので必ずカウンタに並ぶ必要あり)。

 

チェックイン終わり、荷物検査、出国審査終わって、セキュリティエリア内の時間つぶしスポットはというと、やはりブログを調べまくって見つけた、無料なのにVIPラウンジみたいなスポットへと行ってみることに。 

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この「VIP lounge」と書いてあるほうに進みます。


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ここです。ここほんとに、無料なの!?

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みんな寝てる。

この、寝るのに最適な形をしている壁際のソファの下にも、USB給電システムが仕込まれていて。永遠にいられます。

 

有料でシャワーを借りることもできるようなのですが、その受付はやはり22時で閉まっていて。ただ「多機能トイレ内にあるシャワーが無料で使える」ということで、覗きに行ってみたら、どこで情報を聞きつけたのか、いろんな国のいろんなみなさんが長蛇の列。利用はしなかったんですけど、こんなのよく見つけたなー。ブロガーすげー。

 

あとから、ふつうのバニラエアの搭乗口前ロビーに行ってみたらすごく混んでて(ほかに居場所がないから)、深夜便を待つひとは絶対ここ、使ってみるべきと思いました。

 

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さて、帰りもバニラエア。

なんとなく、帰りは疲れているだろうから「ゆったりシート」でもとるかなと思ってとってみたんですけど、たしかに座席はゆったりしているものの、実際のところは非常口座席なので、座席まわりに原則として「なにもおいてはいけない」ことになっており、いろいろ手元に置いておきたい派の私はちょっとすったもんだしました(洋服のポケットをフルに活用することで対処)。すったもんだしたわりには、飲み物すら飲むことなく完全に熟睡して即着陸でした。深夜便、ホテル代が1日浮くことを思うと、わりと便利かもしれないです。

 

台湾、楽しかったし、もう一度食べたいもの、観たいものばかりだったし、しかもまだ食べてない、観てないものも大量にあるし……ああ、こうして台湾中毒者がまた1人誕生してしまったか、と思うばかりであります。

 

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9/22 台湾のベランダ、建築、エスカレーターを巡る1日

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素敵なダブルベッドのホテルで起床し、カーテンをあけると、ご覧の景色で、すでにベランダ鑑賞をスタートしている身としては大興奮です。

 

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ホテル周辺にも魅力的なベランダ物件があるというかありすぎるというか。こういうことになってくると、偏愛マニアとしては「あっちにも素敵なベランダが」「こっちにも素敵なベランダが」とお花を摘みながら森をさまよう赤ずきんちゃんのように(そんなシーンありませんでしたっけ)自動うろうろモードが発動されるので、どれだけ時間があっても暇を持て余すということがありません。便利です。

 

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自動うろうろモード発動中に発見した一番やばい物件。香港のごちゃっと具合は世界一と感じていたけど、台湾もなかなかだわ〜。

 

さて、そんなふうにうろうろしながらもひとまず午前中は迪化街を目指し、zaikabouさんごっこです。

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この大きな建物の1階に入っている、美味しい油飯のお店へ。

 

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とりあえず列に並んで、どうやって買えばいいのかとここでも迷っていたら、すっと日本語のメニューが出てきました。大変親切。一番下のセットのやつを頼んだのですが、軽く2人前以上ありました。数日にわけて食べましたけど(お腹の弱い人は注意)、単品でも頼めるのでひとりたびのひとは慌てず選ぶとよいです。そしてめちゃくちゃ安い。

 

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全部入りセットの中身はこんなふう。zaikabou先生が書いていた通りですが、ここの油飯(台湾風おこわ)、完全にほかと一線を画しています。うまい。うますぎる。

 

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迪化街は食品や台湾の竹細工なんかを扱う問屋街ですが、建物の意匠が立派なのでついつい集めちゃいますよね。ただ、今回はすでに身体がベランダ最優先モードになっているため、「立派だが、ベランダがないな」とそこまでのめりこまず。

 

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道端に唐突に積まれているにんにく。ソウルの市場はほとんどが屋内に展開していたので、こういう違いを見るとなんか嬉しい。竹細工のカゴなんかを購入し。

 

メインストリートからちょっと離れて裏通りに入ると、たちまちベランダ天国が出現するのです。

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たくさんごちゃごちゃついてるのに見慣れたところで遭遇した、モダニズムベランダに感動し、なめまわすように写真を撮るなどしました。

 

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ドアの奥にびっちり収納されているエスカレーターなども発見しました。

 

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zaikabou先生ごっこラストは、林華泰茶行(写真よく見ると、半裸のおじさんが接客してる……冬に見返すと信じがたい光景)。よくわからずにうろうろしてましたら、お店のお兄さんに「なにかほしいものありますか?(日本語)」と言われ、「東方美人茶を……(日本語)」というとお店の奥に案内されて「これです(日本語)」と言われ、それを買ってきました。いくらだったか忘れたけど、そんなに高くもないお値段で。あまくておいしい。

 

さて、地下鉄の駅まで歩いていこうと思いつつ、試しにGoogleMapで行き先を入れて調べてみましたら、なんと目的地まで直通のバスがお店の目の前からあるじゃないですか。ソウル同様、台湾、バス便利でした。

 

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降りたら斬新なタイプの #擬木 が。

 

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けっこう郊外っぽいところまできました。Penの台湾特集に載ってた、農禅寺というお寺を見に来ました。

 

 

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この水をたたえたお庭がインスタ映えするということで有名になったお寺だそうですが、ちょっと吉生感(谷口吉生先生っぽさを表す)があります。

 

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メインのお堂はお掃除中?のようで入れなかったんだけど、壁にお経がみっしり書かれていたりして前衛的なのです。

 

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今度はバスを乗り継ぐ。乗り換えのところにもかっこいい建物がありました。これはなんじゃろな。

 

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Google先生に教えられるがままにバス停を降りたら、小学校とか団地とかが建ち並ぶまごう事なき郊外住宅街だったので、本当にここに高島屋があるんですか……?イオンの間違いでは……?と不安になりつつ

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あ、高島屋だ。

 

なにしにきたかというと、もちろんスパイラルエスカレーター巡礼の旅であります。

 

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ハイ、ありました。

 

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シンメトリーの向きが逆のタイプ。なかなかいいんじゃないでしょうか!と思って、とりあえずもっと高いところから見下ろすぞーと、あの真ん中のエレベーターに乗ります。

 

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上の階、ぜんぜんテナント入ってないじゃん、大丈夫なの、とか思ってたんですけど。

 

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登ってみたらね、上の階は駐車場だったの!これすごくないですか!!興奮!!

 

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あまりにも楽しかったので何往復もしてしまった。

 

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帰りに正面から出たら、かなりちゃんと高島屋でした。なんでこんなに郊外にあるんだろう。地下鉄駅もなくて、バスでしかたどり着けませんが、物好きなひとは訪れてみてください。

 

もうバスに乗る事自体が楽しい。次の目的地も1回乗り換えで。

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これもPenに載ってた、なんかちょっと変わった建物(なんだったか忘れた)。

 

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疲れたので行列のできていた台湾ドリンクのお店に立ち寄る。タピオカとか、なんかわからないつぶつぶしたものがいっぱい入ったお茶だったり、ジュースだったりするものなんですが、台湾にはこれのチェーンがそこらじゅうにあります。うわーこんな美味しいものがなんで日本に進出してないんだーと思ったら、とっくにしてるみたいですね。私のお気に入りは「50嵐」です。台湾、日本よりもかなり気温が高く、香港みたいに冷房の設定温度15度ぐらいなんじゃないか(店舗の前まで冷気が溢れてる)みたいな文化でもないので、ふつうにとても暑いです。これがあると知ってからは、コンビニ寄ったりスタバ入ったりするのやめて、ドリンクショップを探してはちょくちょく買ってました。

 

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だいぶ台湾の街中に戻ってきまして、この真ん中の高架は高速道路かな?て思ってましたら、自動運転の電車でした!わー乗ったら絶対楽しいぞー(あとで乗ろう)。


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高島屋はめちゃくちゃ郊外にあったけど、今度はめちゃくちゃ街中に巨大なスーパーのようなショッピングモールのようなのがあります。

 

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カートがいっぱい。わくわく。

 

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あったー!カート用エスカレーター!!!

 

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おじさんが上から順番に降りてくるカートを整理してた。

 

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私もやってみます。わくわく。

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きゃー!かわいいー!

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きゃー!!!

 

大興奮して下りもやろうと思ったら、「上り専用」(下りは係りのひとだけ使える)でした。ということは私がやればやるほどおじさんの仕事を増やしてしまうことになるので自重しまして……他のひとが使ってるところを30分ぐらい観察してたかな。

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勘の言い方は御察しの通り、エスカレーターはシンドラーです。ほう、シンドラーがこんなものを!と思ってたんですけど

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真ん中だけメーカー別でした。しかも見た事ないメーカー。

ホームページ見てたら「世界最長のカート用エスカレーターは、ニューヨーククイーンズのKマートにある」という新たな情報を入手してしまった。行かないとな〜。

このタイプのカート用エスカレーター、目撃情報はだいぶ前からあったのですが、実物は台湾で初めて見る事ができました。幸せ。日本国内にもあるのかしら。意外と情報に疎いマニアなので知っている方はぜひご連絡ください。

 

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先ほどの高架のさらに上を、高速道路がまたぐ。

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その下にまっぷたつにされた岩、などがありました。なんか風水的なことなのかな。

で、このあたりももはや当然のようにベランダ密集地帯なんですけど。わーい、ベランダ、ベランダ、と1個ずつ追っていて、ふと視線の先にどこまでも永遠に続くベランダの大草原を目にすると、ちょっと途方にくれるわけです。

 

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うわー。

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これは……追いつかないわー。

 

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ただ、すでにルーティーン化しているので撮影はすごく早い。

 

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特に魅力的なものに絞って収集を続けます。

 

途中、Brutusの台湾特集に載ってたお店などにも立ち寄りつつ。

 

そのあと、昨日立ち寄るのを忘れた台北101すぐ近くの四四南村というところにも寄ってみたのですが。

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台湾の昔の街並みが保存されていて、カフェや雑貨ショップが併設されているということで、リノベおしゃれゾーンみたいな感じかなと想像してたらちょっと違って、本物なんだけどレプリカ的に見えるというか、ディズニーっぽいというか……。インスタ映えするポイントとしてたくさんの女子が自撮りしてました。すごい、これがインスタ映えなんだ、て思ったけど写真を見返すとたしかに素敵なんだよな。不思議。私はそこまで興味惹かれず。ベランダついてないし。

 

もうだいぶ慣れてきたし疲れてもいるので、ほんのちょっとの距離でもバスに乗っちゃうよ。国父記念館へ。

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どどーん。

 

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なんだか人がいっぱいいるな〜と思ったら、衛兵交代式というのをやってました。なかなか楽しかった。

 

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国父記念館のすぐ近くでなにやら建築中の大きな建物。

 

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ここでようやく地下鉄にも乗りまして。気になってた、この回廊構造の地下鉄駅も見る事ができてよかった。ちょっと素敵ですよね。大阪市営地下鉄に似てるかな。

 

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そごうが対角に建ち並ぶ忠孝復興駅で、ん、ちょっと待て、あのエスカレーターめちゃくちゃ長いぞ(あとで乗ろう)。

 

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川の野田監督におすすめとして聞いていた、阿宗麺線ですごく辛い麺を食べる。これもミニサイズと普通サイズ選べて、店内で食べる事ができてひとり旅にもってこいのお店。モツとパクチーモリモリ(ナシも選べる)の煮麺。すごく美味しい。見た目よりずっとボリューミーでミニサイズでも全然よかったのと、調子に乗ってもっと辛くする調味料を入れまくってたら口から火を吹く結果となったけどまた食べたい。

 

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そごうのエスカレーターをチェック。三菱先生です。この辺りで本日の活動限界を迎え、すぐ近くのスーパーでお土産を物色したのち、またバスでホテルに戻る。ホテルの目の前の広場では、夜な夜なダンスパーティーが行われている(中華民族は老若男女踊るのが好き)。

 

 

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9/21 台湾へ

2017年の海外旅行は、初めての台湾へ。

去年は真冬のソウルへ行ったのだけど、結構しょんぼりだったので、どこへ行ってもだいたい気候のよい9月に旅することに。

利用したのはバニラエア。もうすっかりおなじみとなった成田空港第三ターミナルへ。また東京駅からバスに乗って。

 

第三ターミナルから、国際線に乗るのは初めてだったのだけど、めちゃくちゃ空いてました。荷物検査を余裕でクリアして、出国審査で「自動化ゲートはあるかな」って探したかったんだけど、待ち構えている審査官の方に「こちらへどうぞー!」と呼ばれてものの数分ですべての手続き終了。

 

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国内線とはまた違って、ひとつひとつの搭乗口前に広大な空間がある。置いてあるのは無印のソファだけど、窓が大きくて、ソファが青くてなんだか素敵。ただ、日差しが強烈で暑かった。あと、国内線は荷物検査後も小さな売店がいくつかあるんだけど、国際線は免税店と小さなカフェしかなく、あとは自販機のみ。自販機も、Suicaが使えるものはあんまり品揃えが充実しておらず。日本円の現金をほとんど持ってきていなかったのでちょっと閉口しました。

 

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バニラエアは、狭いというけれどもともと足が短いのでさほど苦ではありません。ただ、下にものを落とすと拾うのが大変困難で、いつも腕をつります。

あとは、国際線だと上空でけっこう冷えるのだけど毛布の貸し出しとかはありません、と断られてる方がいました。上着を持っていくべきかと。

 

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台湾近い。綺麗な海が見えてきた〜!と思ったらもう着陸。

バニラエアの乗客はほとんど若い日本人の皆さんですが、飛行機から降りるなり口々に「暑!」と言ってた。南国へやってきたぞー。

 

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初めて見るメーカーをいきなり2社も発見しました!台湾、好きー。

どちらも台湾のエレベーター、エスカレーター専門の会社みたいですね。ヒュンダイとLGがすべてを支配していたソウルとはまた違う感じ。好きー。

 

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バニラエアが到着するのは郊外の桃園空港。開通したばかりのMRTに乗って台北駅へ向かいます。台北駅は終点。改札口で親切なお兄さんから悠遊カード(EASYCARD)を買ったら路線図が書いてあるかわいいやつで気分があがります。

 

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台北駅、かっこいー。

 

ホテルは、MRTの台北駅からすぐのところ。このホテルのスタッフの皆さんも全員とても親切でした。

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すでに15時近くになってめちゃくちゃお腹が減っているので、早速地下鉄に乗って、鼎泰豊の本店へ。

 

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こういう飲茶のお店とかは、ひとりで行っても食べきれないのではと心配になるのですが、「鼎泰豊 1人」で前もって検索していたら、小籠包のハーフメニュー(5個)というのがあるとのこと。しかも、メニューに書き込んでお店のひとに渡すシステムらしく、それなら安心だ〜!と出かけたところ、お店の人は英語、韓国語、日本語がそれぞれぺらぺらだし、メニューも全部写真付きで日本語だし、駄目押しで全員に大変わかりやすく丁寧かつシステマチックにお店のシステムや小籠包の食べ方まで教えてくれるし、初心者にとって非常にわかりやすく、さすが王道中の王道、と思いました。

15時近いこともあってそもそもそこまで並んでいませんでしたが、ひとりの場合は一番窓際の大きなテーブルでの相席となり、景色もよくてハッピーです。小籠包ハーフ2種類と酸辣湯を平らげる。

 

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鼎泰豊の外に出たらこんな風景が広がっていまして、すでにまとめたとおりのベランダ探索の旅がスタートしてしまいます。

 

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このあたりに点在するお土産屋さんなんかものぞきつつ周辺を小一時間ほどうろうろしたのち、このあたりにはもう1軒、鼎泰豊並に有名なかき氷ショップ思慕昔があるということで。1人前サイズもあるということで行ってみたんだけど、店頭のメニューから見つけられず。あと、ものすごく混んでる。まぁいいか、と普通サイズを選んだら出てきたのがこれです。

 

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器が1人前のラーメンぐらいのサイズあります。隣の日本人のグループのひとたちは4人で苦労していました。でも美味しかったからいいや。

 

さて、初日のめちゃくちゃベタな旅はまだ続きまして。バスに乗って台北101に登りに行きます。タワーに登りたい、というよりも、ご当地スノードームを収集している都合上、スノードームのありがちなタワーがあれば必ず登ることにしています。高いところは大好き。

 

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地下鉄の入り口がかっこいいなぁと思ったり

 

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バス専用レーンが完全に分けられていて、路面電車のように機能する仕組みに感心したり。Google Mapがあるので、番号さえ書いてあればバスに乗るのも非常に簡単です。ていうか日本のバスも今すぐ番号だけの仕組みにしたほうがいいとおもう。

 

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台北101はめちゃくちゃ混雑していて30分くらい並びました。函館ロープウェイも同様にものすごく混雑してたけど、中国人の団体観光客の皆さんが訪れる先として組み込まれているようです。しかも夕焼け〜夜景の時間を狙うみたい。たしかにちょっと完璧な夕日が見えました。

 

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謎のシアターみたいなところで建設の様子のムービーが流れており。この丸いでかいやつをじょじょにジャッキアップしていくのですが。

 

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帰り道に、いました。丸いでかいやつ。

Wikipedia先生によると、台風の多い台湾で風による揺れを防ぐためのチューンドマスダンパーさんだそうです。

 

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帰りにちょっと迷って違うほうに行ったら、下層のショッピングモールに出たんだけどここすごかった。なにこの柱。

 

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そのあと、歩いて近くの誠品書店へ。このあたりは、東京でいうとそうですね、丸ノ内みたいな感じなのかな。大きくて立派なデパートが密集していて。でも繁華街って雰囲気はなく、平日夜には人もまばらで。この日1日で、そんなに歩いたわけでもないのですがだいぶ疲れていて、ああエスカレーター……見たい、けど元気がない……と、本屋さんだけ見て、また地下鉄に乗って、ホテルへ。

 

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ホテルの部屋のベッドがダブルでちょっと嬉しい!ふかふか〜広い〜(予約した時点でダブルと書いてあったはずだが忘れてた)

 

 

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そもそもなぜエスカレーターですか? PingMagインタビュー全文ほか

約4年ほど前、PingMagという英文メディアに取材を受け、そのとき詳細にエスカレーター趣味について文章にしたのだけど、PingMag自体がなくなってしまったので、そのときのインタビュアー、ウイリアムさんへのメール返信文をそのまま収録しておこうと思います。毎日のようにエスカレーターについて考えてるので、毎日のように考えは変わっていくのですが、それを残しておきたいなと。最初から最後までかっこつけて答えてますが、「エスカレーターの写真は作品ですか?エスカレーター自体も作品ですか?」など、おもしろい質問をしていただけてノリノリです。

 
--
ウィリアム様
 
東京エスカレーターの田村です。
下記、ご回答させていただきます。
 
意図とちがう回答でしたら、お気軽に追加でご質問くださいませ。
 
> TOKYO ESCALATORを始めたきっかけは、何だったでしょうか。
エスカレーターのサイトを始めたのは、「誰もやっていないことをやりたかったから」です。
鉄道などのジャンルには、たくさんの個人サイトがありますが、エスカレーターを網羅的に収集しているサイトは他になかったので、始めました。
 
> そもそもなぜエスカレーターですか?何か魅力でしょうか?
エスカレーターは、エレベーターなどの単純な輸送機関と比べて、20世紀に入ってから発明された高度技術による乗り物です。
エレベーターのように、車いすなどに対応するバリアフリーの目的にもそぐわず、主に「大量のひとをなるべく速くスムーズに断続的に運ぶ必要がある」施設にのみ設置されます。
具体的には、デパートや、地下鉄駅が該当し、大都市部に集中して設置されるものです。
このように、エスカレーターはラグジュアリーで特別な乗り物ですが、そんな乗り物にほぼ日常的に乗る機会のある、東京という都市が、私には非常に新鮮に思え、「エスカレーターのある風景の収集」をしています。
 
> 普段、エスカレーターはあまり認められないと思いますね。でもたまにすごいデザインですね。しかも奇麗!
> たとえば、天満屋津山店のエスカレーター、ロイズ・オブ・ロンドンのエスカレーターなど。
> そう思いますか?
駅などに設置されている、「ごく普通」のエスカレーターは、私もサイトには掲載していません。
すごくよいデザインなのは、ロイズ・オブ・ロンドンの設計者、リチャード・ロジャースのように、エスカレーターの魅力をよくわかっていて、それを最大限生かすデザインがされている場合です。
それとはちょっと違いますが、「いろいろな事情があってこうなってしまった」というエスカレーターにも注目しています。
山手線の新橋駅にある、真ん中だけ細いエスカレーターなどです。
 
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天満屋津山店

 
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ロイズ・オブ・ロンドン
 
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山手線新橋駅
 
> でもときどき怖いでしょうか?
私はまったく高いところが怖くなく、むしろワクワクするのですが、池袋の東京芸術劇場にあった、超ロングエスカレーターは、「怖い」という理由でリニューアルしてしまいました。
 
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> 一番、「すごい」と思ったエスカレーターはありますか?
一番すごいのは、三菱電機謹製の、「スパイラルエスカレーター」です。
曲がっているエスカレーターは、エスカレーターが発明された最初期から構想されていたものですが、非常に難しく、いまも、製造できるのは世界で三菱電機だけです。
この、横浜のスパイラルエスカレーターに出会っていなかったら、ここまでエスカレーターに傾倒していなかったかもしれません。
 
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> 日本のエスカレーターは何か特徴がありますでしょうか?
まず、日本のエスカレーターには手すりがいろんな色な場合が多いですが、海外はほとんど黒です。レトロなエスカレーターは特に赤が多いのですが、これも日本だけのようです。
 
それと、日本のデパートからの要望によって生まれたといわれる、ガラスの湾曲したボディを持つタイプ(丸ボディ、と呼んでいます)も、海外メーカーはあまり製造していないので、ほぼ日本にのみあります。
 
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> 海外のエスカレーターと国内のエスカレーターは違うかもしれませんね。何か利用者の態度も違うでしょうか?
日本のエスカレーターは、特に東京や大阪の大都市では歩行のために片側を空けるのがマナー化しています。
しかし、最近お年寄りのエスカレーター事故が増えるにあたって、日本エレベーター協会エスカレーターの歩行を原則禁止としています。
これと逆に、ロンドンや、中国の地下鉄駅などには、「急ぐひとのために片側を空けよう」という啓蒙ポスターがあります。
 
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上海の地下鉄駅。真ん中に線がある(あまり誰も守ってない)
 
> おすすめのエスカレーターがありますか?
サイトに載っているものは全部おすすめですよ。
エスカレーター初心者の方には有楽町マリオンのここなどをおすすめしています。ほとんど人がいないし、堪能し放題です。
 
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> 田村さんのTOKYO ESCALATOR写真は作品と言えばよいでしょう?
> そして、エスカレーター自体も作品でしょうか?
まず、エスカレーターは、作品ではありません。作者がいないものだからです。
たとえば、階段には、有名な建築家の作品であることがあり得ます。エスカレーターは、建築の中で用いられますが、エスカレーターそれ自体には建築家の意匠が存在しえません。
そういう意味で、私は「作品でないものたち」に惹かれる、という傾向があると思います。
(たとえば、他には高速道路の高架などの橋脚を収集しています。
 
私の写真は、作品というよりも、「データ」とか、「コレクション」と呼んでもらったほうがしっくりきます。私は「写真による表現」に興味がなく、「写真作品として優れているかどうか」を問題にしていないからです。エスカレーターがそこにある状態を保存するにあたって、最もよく全貌がわかり、そのエスカレーターの魅力がわかる写真を選んで、サイトに載せています。
 
エスカレーターの写真を撮り続けて、コレクションにする、という行為自体までを含めて「作品」と呼ばれることは、ありうると思いますが、それはアート市場における市場価値に依存すると思うので、それほど価値があるとも思いませんし、やはりあまり興味はないです。
それよりも、音楽とエスカレーターとのコラボレーションとか、小説とエスカレーターとのコラボレーションとか、カルチャーとしての展開には少し興味があります。
ちなみに、「エスカレーター・ディスコ」という曲を、友人が作ってくれています。
 
> 毎年、何カ所のエスカレーターを観に行っていますか?
まったくわからないのですが100はくだらないと思います。たまたま出先で出会ったエスカレーター(そういう出会いをむしろ大切にしています)も含めます。
 
> 今までの活動の中、展示のようなイベントをやりましたか?
展示はやっていませんが、写真+エスカレーター小説、という、ちょっと変わった冊子を発行しました。
ウェブからもご購入いただけます。
 
--
最後のほうただの宣伝だな。
これを受けてさらにつっこんだ質問をくださった英語メディアの方がいて、ついでに掲載。こちらも、「なんで鉄道とちがってエスカレーターに関心を持つ人は少ないんだろう?」みたいなワクワクする質問をいただきました。
 
メール回答時のめちゃ拙い英文のままお届けしますがこちらは記事にもしてもらってます。
 
 
> 1. You told PingMag that you started Tokyo Escalator because there are
> no website for escalators. But you must find something about them
> interesting or appealing to devote so much time to them?
 
Escalators are special, unusual, luxurious vehicles for me.
Escalators are only in department stores in Kanazawa, my hometown.
In Tokyo, I ride them almost every day at subway stations, pedestrian overpasses, supermarkets, post offices, shopping buildings, etc.
This is because there is little land so the multi-layer construction is needed, and there are so many peolple in Tokyo.
It is very fresh to me.
 
By the way, it is important for me that
the more I know about escalators the more I get interested, rather than what is interesting for me at the first time.
 
> 2. Why do you think people pay less attention to escalators than to
> other forms of transport technology, such as trains?
 
First, I think most people do not know the difference between all escalators.
Each trains have apparent characters, so people say that he/she likes "this" train or do not like "that" train.
I know each escalator's character well, so I am excited to see it.
 
Second, most people like non-ordinary experiences or spectacles.
City people like to go to countryside by train, and they like scenery in countryside from the train window.
But for me, no matter how much time passes, urban spectacles do not become ordinary. I love them, and I love to ride escalators in the city.
 
> 3. You told PingMag you don't publish pictures of "average"
> escalators. What makes you decide that an escalator is special? Do you
> have a certain criteria?
 
I think there is two patterns.
First, escalator itself is very special.
For example, this one is very special because there are only three of them in the world at the moment.
The handrails go underground vertically!

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TOHO TWIN TOWER BUILDING

 
In this pattern, it is included very long escalators, wooden escalators, spiral escalators, so on.
 
Second, escalators are used in a special manner in whole building's design, by famous architect, Richard Rodgers, Tadao Ando, or someone who understand the appeal of escalators.
 
For example, I do not know who designed this building, but I felt someone's intent to bring out the charm of escalators.

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Harumi Island Triton Square

 
> 4. You called Mitsubishi Electric escalator your favorite. What do you
> think makes it so amazing?
 
I call especially Spiral Escalator made by Mitsubishi Electric my favorite.
Mitsubishi Electric is the first escalator company in Japan, and it is the first largest shareholder in the japanese escalator's market.
They have very sophisticated technology for escalators and the only company which make Spiral Escalator in the world.
 
 
> 5. How do you decide what angle to photograph an escalator? Do you
> ride it a lot before taking a picture?
 
Sometimes I do, sometimes I don't.
Instantaneous speed is more important.
I always care about not bothering passers-by who use escalators because escalators are always moving and their mission is carrying many people.
 
> 6. You said you aren't trying to express anything artistic through
> your photographs. But what do you think viewers take away from your
> website?
 
I hope that viewers of my website would know characters of each escalators,
and would pay attention to escalators in their cities.
 
> 7. You also take pictures of elevated highways. What do you find so
> interesting about elevated transportation?
 
I am interested in the multi-layer construction of the city.
Shapes of bridge supports for elevated highway are very unique in Tokyo because very firm structure is needed for beeing proof ageinst earthquakes and they must be constructed on the small area.
 
Like that:

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Hakozaki JCT, Tokyo

 

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Hokko JCT, Osaka

 

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Tokyo Monorail

 

5/14 札幌へ

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8時に宿を出て、小樽港のほうをウロウロする。観光地化している倉庫群と地続きで本気の港湾施設が稼働しているのが実に良い。

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押しボタンが押しボタンではなくて「触れボタン」だった。寒いから?

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お土産物屋さんが集う堺町通りへ。この日、飛行機の時間までに北海道で3食食べるぞ、がテーマだったので、開店めがけてルタオ本店で生ドゥーブルフロマージュ

堺町通りは修学旅行で訪れた京都の清水寺周辺にも似ためっちゃベタな土産物屋さんが並び、海外からの団体観光客がずらっと歩いている感じなので油断していたのだが、どの建物を見てもだいたいすごくてぐぬぬ、となる。お土産物やさんなのでタダで全部中に入れる感じもいい。

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北海道最初の鉄道、旧国鉄手宮線は、線路までが残されてるんだな、と感動してたが駅舎も残ってた。

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韓国で見た、「建物の内側に向かって広がる市場」がここにあって、やっぱり寒いところ特有なんだ!と勝手に嬉しくなったりする。

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お昼ご飯は観光客向けの駅すぐ横の市場で。10:30とかであったが満席だった。

小樽から札幌へは、私が思っていたよりずいぶん近くて、バスが10分おきに出ていて610円とかの近さである。東京から鎌倉ぐらいと思ってたのが、東京から横浜ぐらいだった感じ。

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エスカレーターを見る以外に特にすることもないのでひとまずテレビ塔にのぼる。

うむ、大通公園であるな、と見ていたら、係の方が「あの、正面のずっと奥の山、ちょっと斜面が白くなってるのわかります?大倉山ジャンプ競技場ですよ」と教えてくれたので、ああ!(大泉)洋ちゃんが縄でくくりつけられてひどいめにあったところですね!(探偵はBARにいる)と思ったが、「原田選手とか高梨沙羅ちゃんが活躍したところ」とのことであった。

当然、地下街にあるHTBコーナーにもテレビ塔の前に寄っている(洋ちゃん好きすぎてついにファンクラブに入ってしまいました)。

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北海道のエスカレーターはじつは事前情報がひとつもなかった。なので、仙台同様、めぼしい建物を全アタックでめぐることになる。最初の2つが丸ボディだったので幸先良いぞ、と思っていたけど、そのあとは準丸ボディなど。あと、土地が広いのでデパートの中も広いなーって感じがする。

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雨が降っていて徐々に辛くなってきたので、辛くなった時によくやる、「普通の交通機関にひたすら乗る」を市電で。碁盤の目上にできている札幌の街をぐるっとまわるので、カーブがすべて直角でおもしろい。

そのあと、豚丼屋さんに15時半ぐらいに入って本日3食目。お店のひとがめっちゃ暇そう(12時から夜までずっとあいているお店なのだ)でお客さん私1人だったため、「どこか見てきたの? カメラ持って」と訪ねられ、「小樽行ってきたんです〜」とひとしきり旅トークをしたが、よく考えたら「どこでこのお店を見てきたの?」という意味だったな……。お店のひとにも「札幌は食べる以外なにもすることないからね……」と言われ、うんそんな感じだね、と思いつつ、そろそろ飛行機の時間でもあるので、ススキノをちらっと観光して、やはりバスで新千歳空港へ。

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ススキノというのもすごく不思議なところで、私が想像してたのは歌舞伎町のイメージなんだけど、なにせ街路が整然としていて広いので、悪びれたムードが一切ない明るい中に風俗店などが整然と営業しているのである。不思議。

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新千歳空港エスカレーターは赤のスケルトンでかっこいい。空港に温泉もあれば映画館もあって、札幌で暇を持て余すより空港にさっさと来ちゃえばいいのかも、と思うなどした。LCCでの北海道旅行にかなり味をしめてしまったので、また来る気満々である。

3/11 銀座と丸の内で、美術館と、ソニービル、東急プラザ

両親が金沢からやってくるというので、丸の内で待ち合わせ。

母の買い物のあいだ、父と二人で銀座デートである。

KITTEに入っている、東京大学総合研究博物館の驚異の小部屋へ。そのあとレストラン街で中華を食べて、もうすぐ建て壊しのソニービルへ。

 

本屋B&Bの出張店舗、EDIT TOKYOで、桑原茂一さんの蔵書放出コーナーにあった、よくわからないけれどとても古いたぶんニューヨークの工場写真集を買うなどした。300円。桑原茂一さんをよく存じ上げないのだけれど、いい本でした、ありがとうございます。

Industry and the Photographic Image: 153 Great Prints from 1850 to the Present

Industry and the Photographic Image: 153 Great Prints from 1850 to the Present

 

 阪急モザイク(あの貴重なオーチス丸ボディがあったところ……)跡地の東急プラザへ。三菱電機の方に、「ショールームに最新のエスカレーターが入ってますよ、ショッピングフロアはフジテックさんですが……」と聞いていたので観に行く。

 

 

ソニービル全体もそうなんだけれども、なんかこう、わたしたち、新しいことやっています、常に!東京2020全力応援!という感じのとてもふわっとした広報宣伝活動を見ると、お金持ちだなぁ……と思うわけです、ずっと数字命のWebマーケティング畑にいるので……。

 

また丸の内のほうまでもどって、三菱一号間美術館のナビ派展へ。

ナビ派というのがなんだかよくわからなかったのだが、要するにほぼオルセー美術館展だった。オルセー行きたいなぁ……。あと、肖像画コレクションの中でダントツ自分をイケメンに描くひとがいた。

オルセーのナビ派展:美の預言者たち ―ささやきとざわめき|三菱一号館美術館(東京・丸の内)

 

そろそろ美術館割引になるんじゃないの?65歳以上のあれで。と父に言うと、失礼な!!とプンプンしてたのだが、じゃ何歳なのときいたら今年で64歳だという。年齢に細かくこだわるとか、アラサー女子のようである。

 

 

この日はサルマン国王来日でも盛り上がっていたな。

 

1/15 JFE蘇我工場見学と中山競馬場のスパイラル

社会科見学マスターのhoukoさんに誘ってもらって、JFE蘇我の見学へ。

いつも、製鉄所見学に行くと、熱延工場で延べ棒みたいな鉄の真っ赤な塊が薄く薄くのばされていくところにオオォォォォウとなるのだが、この日は、転炉の工程も見学ができてウオオオオオオオオオオオとなっていた。

以下は日清製鋼さんの動画ですがこんな感じです。

 

このページより:

【2】転炉 | NISSHIN STEEL 2018 RECRUITING

 

 

そのあと、中山競馬場の開催日だったので、有志をつのって移動。

工場見学は撮影禁止なので写真は中山競馬場に向かう長い長い地下道から始まります。

 

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なんで地下。と思うけれども、おそらくこの辺一帯静かな住宅街なので、それっぽい感じの人々を隔離するためなのではないかと思います。

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というわけで長い動く歩道

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動く歩道のみで見られるSumitomo(住友重工業)のランディングプレート!

 

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入り口の、自動券売機っぽいところに行くと四角い穴が空いていて有人で発券するシステムだったので、皆が口々に「人がいた・・・!」と反応して帰ってくる、ということが起きた。

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フロアマップ。小さいですが、B1Fにすごくカーブしてるものがあるのが見えますでしょうか。これですね。

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こちらそのB1F広場。

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ありました。

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これです。

 

スパイラルの内側ではなく外側に柱がある設計のものを初めて見た気がする。圧倒的、ハレじゃない感。競馬場って初めて来ましたけれど非常におもしろい。一種、病院のような、事務的で機能的な構造なのに、スパイラルのような浮かれ設備が備わっている。

 

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JRAのCMっぽい写真、を撮るなどして遊んでいました。

10/8 「中川翔子のマニアまにある」収録日記

BS日テレの「中川翔子のマニアまにある」世界一狭い趣味 ニッチマニアスペシャル第2弾に出演いたしました。

ちょっと急なことだったので、安定のランドマークプラザ様のほかはディレクターさんがサイトに載っているエスカレーターを全機みて(なにげにすごい。そんなディレクターさんめったにいない)これは、と思ったエスカレーターをピックアップしてくださり、ロケとなったのですが。

江戸東京博物館の広報担当さんが「エスカレーターに注目されたのは初めてです」(でしょうね)と少し嬉しそうだったのがよかったです。お世話になりました。 

 

何度も変なロケで来てすみません。ランドマークプラザ

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 ニュー新橋ビル。

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 江戸東京博物館はエスカレーターに乗りながら写真を撮れたことがなかったので嬉しかった!

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そして、そのうち同人誌にまとめようとしている「エスカレーターの付け根」コレクション。

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江戸東京博物館の付け根は付け根がというか、いろいろすごい。

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エスカレーター載動画も久々に撮りました。(音が出ます)

 

www.bs4.jp

東京エスカレーター発行書籍&参考書籍のご案内

東京エスカレーターでは、同人誌の発行・販売を行っております。
主にコミック・マーケットでの販売を行うほか、各種インターネット通販もしております。
ご購入は以下リンク先よりどうぞ。

 

 

別冊 東京エスカレーター08 「特集 光る」

エスカレーター専門サイト、「東京エスカレーター」の別冊として創刊する本誌は、ディアゴスティーニのように毎号そろえるといつしか立派なエスカレーターマニアが誕生する仕掛けとなっております。

第8号は、「光る」。 夜のエスカレーターツアーと題して、東京の夜にあやしく輝くエスカレーターたちを収録。表紙は、満を持してエスカレーターファンにとっての聖地、ロイズ・オブ・ロンドンを採用。ロイズ・オブ・ロンドンのなにがすごいかを解説するコラムも書いてみました。

別冊 東京エスカレーター07 「特集 上海」

第7号は、「上海」。 スパイラルエスカレーターが12台も設置されていたり、巨大な吹き抜けのホールが3つもあったり、ちょっとクラクラするようなスケールの上海のショッピングモールを巡ってきました。 第二特集は「有楽町・丸の内」。著者がエスカレーターファン活動をスタートした記念の場所を再訪しています。

別冊東京エスカレーター06 「メーカー判別読本」

第6号は、「メーカー判別読本」。
エスカレーターメーカー、日本国内で確認できる主要6社について語りつくしました。
便利な判別一覧表つき。人気につき、二版まで出ています。

別冊東京エスカレーター05 特集「香港」

第5号の特集は、「香港」。ご存知、超高層ビルが所狭しとそびえる国。

自動は正義、速いは正義。エスカレーターの楽園ともいえる香港の素敵なエスカレーターたちを余すところなくご紹介します。

そのほかはすべて同じ人による、エスカレーターにまつわるコラムです。
エスカレーターにまつわらないコラムもちょっと載ってます。

別冊東京エスカレーター04 特集「スパイラル」

 第4号の特集は、待望の「スパイラル」。 世界で三菱電機しか作ることができないといわれている、曲がるエスカレーター。 人類の叡智の結晶ですが、愛するあまり思いあまって、現在おかれている姿をありのままに伝えすぎています。 こんなスパイラルエスカレーター特集、ここでしか読めません。

そのほかはすべて同じ人による、エスカレーターにまつわるコラムです。 ちゃっかり三菱電機稲沢製作所の工場見学にも行っているのが見どころです。

別冊東京エスカレーター03 特集「名古屋」

第3号の特集は「名古屋」。 

世界に3基しかないといわれる垂直落下手すりエスカレーターや、OTIS ESCAL-AIREなど、激レアエスカレーターの集結する地、名古屋。 エスカレーター界の秘境を徹底特集します。 

そのほかはすべて同じ人による、エスカレーターにまつわるコラムです。 次号予告も見どころです。

別冊東京エスカレーター02 特集「地下鉄」

第2号の特集は「地下鉄」。

エスカレーターの表の産みの親はデパート、裏の産みの親は地下鉄といわれておりますが、その歴史を紐解きながら、世界各都市の地下鉄「のエスカレーターだけ」に注目して比較します。

今回は特別寄稿として、漫画家の座二郎さんによるスペシャルな書き下ろしモノクロ漫画を掲載しています。 これはマジでスペシャルです! これのためだけにも買う価値あり。

そのほかはすべてまたも同じ人による、エスカレーターにまつわるコラムが続きます。

別冊東京エスカレーター01 特集「丸ボディ」

第1号の特集は、「丸ボディ」あの懐かしくてかわいいあいつ。 日本のデパートが依頼し、日本のメーカーによって作られた輝かしいエスカレーターボディを、B5サイズ、全ページカラーの美麗フォトにてお楽しみいただけます。

他にも、エスカレーターにまつわるコラムを多数掲載。 ちなみに書いているのはすべて同じひとです。 

東京エスカレーターガール※デジタルのみ

前代未聞のエスカレーター+小説ブック『東京エスカレーターガール』

"女の子がエスカレーターをのぼっていくところで終わるオリジナルの小説を募集します。" そんな呼びかけに集まった、ひとりひとりの心の中で動き続けるエスカレーターたち。 優勝作品を含む計7作品の短編と、48基のエスカレーターを掲載する、前代未聞のエスカレーター×小説BOOKができました。

それぞれの版に関するご説明

初版(オフセット印刷

  • オフセット印刷の初版は、コミケで新刊150部、旧刊30部、残りネット通販20部というペースで販売しています。初版とバックナンバーの内容にあまり違いはありません。
  • ネットからは、直営ショップと、マニアックス・マニファクチュアリングで購入できます。

バックナンバー(オンデマンド印刷)

  • バックナンバーのご購入希望が多かったため、製本直送.com を利用してのオンデマンド印刷に対応いたしました。すべてのバックナンバーが直営ショップでご購入いただけます。
  • 初版で気づいた誤字・脱字などの間違いを修正し、印刷・紙質も若干異なりますが、ほとんど気づかないレベルです。

デジタル版

  • デジタル版はPDFのみ対応しています。
  • 縦書き・右綴じで見開きページを含むため、「右開き」対応のリーダーでないと閲覧が難しいですのでご注意ください。それぞれデモ版がありますので、お手持ちの端末での見え方を確認のうえご購入いただけると安心です。
    推奨リーダー(動作確認済み):
    PCの場合=Acrobat Reader
    iPhone, iPadの場合=i文庫S、i文庫HD、SideBooks(無料)
    Kindle, iBooksは右綴じPDFに対応していません

 

ご購入された書籍に不具合(誤字脱字等はたくさんあると思われます、すみません)などあった場合、もしくは内容についてのご質問、ご感想などは下記までお寄せください。

  • 東京エスカレーター編集部
    info*tokyo-esca.com (*を@に変えてください)

そのほかのエスカレーターファン必携書籍

以下は、東京エスカレーター発行ではありませんが、エスカレーターファンの皆様はいずれも必携の書籍です。まだお持ちでない方はこの機会にぜひどうぞ。

中二階 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)

Elevator Girls

RAPID COMMUTER UNDERGROUND (ビッグコミックススペシャル)

新東京地下鉄全駅ガイド

エスカレーターいかがですかレーター

かがくのとも 2016年 03 月号 [雑誌]

Up Down Across: Elevators, Escalators and Moving Sidewalks

 

エスカレーターファン必読リンク

エスカレーター情報に詳しいサイトとして当サイトをご覧いただける機会が増え、嬉しいかぎりなのですが、正直、もっと詳しい情報を公開されているところがありますので、ご紹介します。

  • 流通の記憶〜"あの頃"のスーパーを探して〜
    http://syouwasuper.web.fc2.com/
    全国の昭和なスーパーやデパートを精力的に探訪されているサイト。
    正直、丸ボディ情報はこちらのほうが俄然詳しいです。
  • エスカレーター技術発展の系統化調査(PDF)
    http://sts.kahaku.go.jp/diversity/document/system/pdf/055.pdf
    元三菱電気稲沢製作所研究員でいらっしゃった後藤先生による調査資料。
    とりあえずこの資料を読めばほとんど現在のエスカレーター知識の全てを知ることができます。
    エスカレーター大好きなキッズの親御さんたちからご連絡をいただいた際にご紹介することが多いのですが、あまりにも全てが書いてあるので、どうか与える時期については注意してください。
  • Escalator - Wikipedia, the free encyclopedia
    https://en.wikipedia.org/wiki/Escalator
    英語のwikiの「Escalator」の項も侮りがたし。
    まだ私も見に行けてないエスカレーター情報がいっぱいです。

2/12 大阪、アートと、エスカレーターと、湾岸と

 

翌朝、思った通り朝食バイキング会場は最高の眺め。朝からゆったりとした大川の流れを眼下に食べる朝食、清々しいことこの上ない。

 

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2/11 豊橋、伊勢を経由して大阪へ

代休をとってなんとなく3連休にしたので、よし、大阪に行こう、と思い立ち、ただ行くのもなんなので、また変な経路で行くことにした。

 

spottizmoでログとると、ゆっくり移動したところと高速移動したところがわかるのが好き。

 

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ロンドンの地下鉄が「the Tube(チューブ)」と呼ばれる理由

1853年に運用が開始された、世界で初めての地下鉄。

ロンドンの地下鉄はその愛称「the Tube」の名の通り、駅、通路、エスカレーターに至るまでほとんどすべてがトンネルの形状を持つ。その徹底ぶりは「ちょっとその名の通り過ぎやしないか」とさえ思われるほど、地下通路とはトンネルでなくてはいけないという信念に則って一貫している。入り乱れた地下街のしっちゃかめっちゃか具合に慣れ親しんだ東京都民から見ると、几帳面な別の種がつくりあげた宇宙都市に来たかのようだ。

ここに現地で収集したその証左を記録したい。

 

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